ハリセン3000枚で大盛り上がり! 自転車レースに学生考案グッズ【 スポゼミ】
マイナビ ツール・ド・九州2024
西スポWEB OTTO!主宰の学生スポーツゼミ(ゼミ長・市川圭之介日本経済大学准教授)を受講する大学生6人が、国際自転車ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2024」の福岡ステージを盛り上げた。事前に地元チーム「VC FUKUOKA」の佐藤信哉監督から「大会をもっと盛り上げてほしい!」と協力依頼があり、若者視点からさまざまなアイデアを提案。選手やチーム情報が掲載された「応援ハリセン」や「応援フラッグ」が採用された。学生たちは大会最終日の10月14日に現地観戦し、ファンたちと共にレースを盛り上げた。
イベント当日に参加したゼミ生に、今回の挑戦や体験の感想などを語ってもらった。
【船越翔太】
レースを見てまず感じたのは「選手の駆け抜けるスピードは想像の何倍も速い!」ということでした。先導の車は一般道を走る車とスピードは変わらないのに、それと同じ速度で走っている自転車に圧倒されました。
今回、ゼミで考案したハリセンを配布しました。本体には「VC FUKUOKA」の選手の紹介が記載されています。チームをあまり知らない人にとっては選手を知ってもらえるし、知っている人にはそのまま応援アイテムとして活用してもらえます。まさに狙い通り、どのような人でも喜んで使ってもらっているなと思いました。私にとっても、初のレース観戦ということもあり、ハリセンからの情報で楽しさが増しました。
また、レースを開催することによって、地域の活性化にもつながっていることが伝わりました。福岡県観光連盟によると、道路整備、ガイド、バスの確保、休憩所、選手のサポートなどを徹底して行おうと尽力したそうです。大会への気持ちが大変伝わりました。
近年では台湾、韓国などからのお客さんが増えているそうで、次回からはオーストラリアの観客も増やしたいとのこと。実際に会場には多くの外国の方がおり、コスプレをして楽しんでいる観光客も見られました。
【吉田真生】
初めて自転車レースを観戦してスポーツツーリズムという取り組みを実感することができました。観戦には徒歩や自転車で訪れている人もいて、ツール・ド・九州を通じた健康増進効果を感じました。
スプリントポイント周辺やゴール地点の宗像大社ではさまざまな出店や観光地が並んでいて、経済的効果もあるのではないかと感じました。
【長佳葉子】
初めてサイクルロードレースを現地で観戦し、想像以上の疾走感に驚きました。レース前に自分たちで配布したハリセンを使って応援している方々が多く、より一体感を抱くことができました。
スポーツを観戦して自分が楽しむだけでなく、自分が企画や運営をする側になり「多くの人に楽しんでもらうためにはどうすればよいか」を考える良い機会になったと思います。またこのような機会があれば進んで参加し、さまざまなスポーツに触れていきたいです。
【ハルク】
「ツール・ド・九州」応援ツアーに参加できてとても良かったです。初めて自転車競技に関わりましたが、想像していたよりも楽しかったです。観戦に来られていた方には家族連れが多く、作ったハリセンなども反応よく受け取っていただけてうれしかったです。
前回の大会の様子と比べても「VC FUKUOKA」のチームカラーが目立つようになって、活動したかいがありました。次回はプライベートでも大会に足を運んでみたいです。
【りほ】
自転車競技を見るのは初めてだったので、そのスピードに驚きました。自治体やスポンサー企業、ボランティアなどさまざまな団体が協力して大会をつくり上げているのだと改めて感じました。福岡県観光連盟の方からお話を聞く機会をいただき、自転車を活用した観光事業であるサイクルツーリズムについて「あらゆることを徹底的にやらないと続かない」という言葉が印象的でした。
フィニッシュ地点ではフードトラックや高校、特産品やハンドメード作品の販売などのブースも多くあり、にぎわいを生み出す機会になっていました。
ゼミで考案したのぼりも目立っていたし、ハリセンも観客がたたく音が周りからよく聞こえて、応援を盛り上げるのにとても良いアイデアだったなと思いました。一方、有料席には空席もありました。どうしたらこの席を埋められるのか。スポーツビジネスをもっと深く学びたいというきっかけにもなりました。
【さと】
初めて現地で自転車競技を見て、自転車の速度に衝撃を受けました。また、レースの解説を聞きながら、たくさんの作戦や駆け引きがあることを知り、とても面白いスポーツだなと感じました。
ゼミで考案したハリセンを観戦している人に配ったり、一緒に応援したりすることで、自転車競技への熱量の高さや「VC FUKUOKA」がどれだけ愛されているチームなのかを感じることができました。
現地でしか味わえない気持ちを実感できたことは、私にとってとても貴重な体験でした。次回は現地に来てもらい、この気持ちをより多くの人に感じてほしいと思います。
▶学生のミカタLINE公式アカウント
「ガクミカでガクチカを」友だち登録お願いします!