日銀量的緩和、金融危機対応で「効果」 デフレ止められず
日銀量的緩和、金融危機対応で「効果」 デフレ止められず
日銀は2001年、国債などの金融資産を大量に買い入れて資金供給する「量的緩和政策」を世界の中央銀行に先駆けて導入した。日銀は19日に公表した多角的レビューで「名目金利の押し下げと潤沢な資金供給による金融システムの安定確保で効果を発揮した」と評価する一方、デフレ克服への効果には限界があったとも指摘した。
ゼロ金利政策とともに時間軸政策を導入し、将来の金融緩和の「前借り」でデフレ懸念の払拭を試みた日…