途上国発「緩慢な」債務危機 中国引き揚げで利払い膨脹
途上国発「緩慢な」債務危機 中国引き揚げで利払い膨脹
低中所得国の債務問題が深刻さを増している。インフラ開発などで融資を拡大してきた中国や民間投資家が資金を引き揚げ、高金利での借り換えもあって、対外債務の利払いが膨張している。世界銀行チーフエコノミストのインダーミット・ギル氏は「最貧国から始まる緩慢な(slow-burning)危機が進行している」と警告する。
低中所得国の公的債務残高は8.6兆〜8.9兆ドル(約1330兆〜1380兆円)で高止まり…