新千歳空港の24年旅客8%増、半導体関連で輸入額3.2倍
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北海道エアポート(HAP、北海道千歳市)によると、新千歳空港の国内線と国際線を合わせた2024年の年間旅客数は2396万人で、前年から8%増えた。過去最高を記録した新型コロナウイルス禍前の19年比では3%減だが、過去2番目に多かった。最先端半導体の量産を目指すラピダス進出の影響で、輸入額は3.2倍に増加した。
国内線旅客数は前年比4%増の2044万人、国際線は38%多い352万人だった。国際線の路線別では韓国が最も多く、29%増の162万人だった。台湾は21%増の78万人で、中国は36万人と8.5倍に増えた。
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函館税関千歳税関支署の発表によると、新千歳での24年輸出入額は85%増の573億円となった。輸入ではオランダや台湾からの一般機械が5.4倍の254億円、ドイツなどからの電気機器は2.1倍の44億円に増えた。半導体関連に加えデータセンター向け機器なども増えた。
HAPが運営する道内7空港の24年旅客数は国内・国際の合計で約2920万人になる見通し。前年比で1割弱増えたものの、19年の水準には届かなかった。
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