静岡の中小企業景況、12月改善 ITなどサービス業好調
静岡県中小企業家同友会(静岡市)が県内企業を対象に実施した2024年12月期の景況調査によると、景況感を示す業況判断DIはマイナス7だった。前回24年6月期に比べて2ポイント改善した。
業種別にみるとサービス業は1ポイント上昇の6だった。同友会によると原材料高の影響を受けにくいIT(情報技術)関連業種が好調だという。製造は12ポイント改善したがマイナス26、建設は1ポイント上昇のマイナス3、流通・卸小売は横ばいのマイナス16だった。
売上高DIは3ポイント上昇の20。サービス業が9ポイント上昇の37と調査開始以来で最も高くなった。経常利益DIは2ポイント上昇の8だった。
地域別では西部が18ポイント上昇のマイナス3と大幅に改善した。中部は3ポイント低下のマイナス10、東部も5ポイント下がりマイナス7となった。
DIは業況などについて「良い」「やや良い」と答えた割合から「悪い」「やや悪い」を引いた値。24年11〜12月、会員1102社に調査し330社の回答を得た。