圧強めのママ友、涙を飲んだ受験生にはどう返信する? お受験シーズンはLINE界隈もてんやわんや

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コクハク

そこまでする!? ママ友から届いたお受験に関するLINE

 今年も受験シーズンが到来。自分の子供の人生を少しでも良くしようと必死の「お受験ママ」がいる一方で、不合格で落ち込む受験生も…。

(コクハク編集部では多数お寄せいただいたLINEにまつわるエピソードをご紹介してきました。そのなかから『受験』に関するものをピックアップしてお届けします。)

1.「いかにカルシウムを摂らせるか」

 こちらの女性は、年中になったばかりの娘さんがいますが、同じ幼稚園に“お受験ママ友”がいて「受験に向けてどんなことをしてるの?」と相談した時のやり取りです。

 返信には「え!? 今から対策!? うちは幼稚園に入園した時点で勉強系はやり尽くしてるからなぁ」と、ただただ不安になる内容が…。

 さらに「最近は、勉強をやり尽くして、いかにカルシウムを摂らせるかを考えてる! 脳の活動や記憶力にも関わってるから」と、まさかの返答。

 具体的な対策情報は、カルシウムを摂らせるといいというものだけ…。参考になる情報どころか、ただのマウンティングを受ける結果に。

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2.「胎内にいる時から始まってるの」

 年長になったばかりの息子のお受験について、どんなタイミングで何を始めたらいいのか迷っているこちらの女性

 ママ友に何気なく「受験って考えてる?」とLINEを送りました。すると、ママ友が意外にも熱心なお受験ママだと発覚して…。

 返信には、「ごめん、今から準備しようとしてるの? お受験ってね、胎内にいる時からもう始まっていると思うの」と、衝撃発言。さらに「賢い子を育てたいなら、そこまで意識してあげないと! 意識低すぎるんじゃない?」とお叱りまで受けてしまいました。

 受験は家庭ごとにいろいろな考えがあるからいいと思うのですが…。

3.「今、今、今!」

 お受験とはいえ、何をしていいかわからず、仲の良いママ友にLINEをしたこちらの女性。

 すると返ってきた内容が「日常生活が勉強の場だよ! 生活習慣や言葉遣い、挨拶、発想力などがメインで、日々体に染み込ませるものなの」と…。

 最後には「今、今、今! 受験を意識して!」と、スパルタな指導が。まくし立てられるほど、引いてしまう気がします…。

ナイーブな受験生へ送る! 励ましの言葉名言LINE3選

 続けては不合格になってしまった「受験生に送る励ましの言葉」名言集を3つ、ご紹介します。相手の状態に合わせて参考にしてみてくださいね!

1.「結果が出ない時にどんな自分でいるか」

 ある家庭教師は、教えていた生徒から不合格の報告LINEが届いたので、励ましの言葉を送ることに…。

「受験お疲れ様! 不合格は残念だったね」と気遣いの一言のあと、「この経験が強くしてくれるから」との言葉を添えました。

 さらに「結果が出ない時に、どういう自分でいるかが大切。本当の勝負はそこから」と返信すると、後日、不合格への捉え方が変わったと前向きなLINEが届きました。

 人によっては、気持ちを切り替えるきっかけの言葉になるのかもしれませんね。

2.「今の『結果』は成功への『過程』になる」

 こちらは、塾の生徒から届いたLINE。

 一年前、受験に失敗してしまった生徒へ「今は不合格が『結果』だと感じるかもしれないけれど、この後合格すればこの結果は『過程』に変わります。信じていますよ」と送ったといいます。

 先生からのLINEに奮起した生徒は翌年、見事第一志望校に合格し、「不合格の結果」を成功への「過程」に変えたそうです。不合格にとらわれていた生徒の心を、次のゴールに向けて背中を押した素敵な名言ですね!

3.「ゆっくり帰っておいで」

 こちらのLINEは、受験に失敗した子供の母親が送ったLINEです。一番近くで頑張る姿を見てきた母親だからこそ送れる励ましの言葉は、とても短い文章でした。

「まずは、お疲れ様! 本当によく頑張っていたよ!」と、結果ではなく過程をしっかり認めています。さらに「心からすごい子だなと尊敬して見ていたよ」と励ましの言葉を入れたあと、「ゆっくり帰っておいで」と一言。

 何も言わなくても、この一言が子供の心を大きな安心感で包んで癒してくれたでしょうね。やはり、母親はすごいです。

センシティブな受験にまつわるLINEは慎重に

 受験はとてもセンシティブな問題。言葉でも人によっては嫌味に聞こえたり、傷ついたり、励まされたりもします。

 子供の気持ちや意見、行動を見守りながら、サポートできる範囲でしてあげるのも一つの方法といえるでしょう。

(※LINEのやりとりの画像は、エピソードをもとに編集部で作成したものです。2023年3月、2023年5月の初出をもとに記事を再構成)

(コクハク編集部)

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