週末に大量のつくり置きをしたり、今月のカレーを大きな鍋につくるのは賢いやり方ですが、それなりの手間もあります。

材料がたくさん必要だったり、調理時間も数時間とか1日がかりということもあります。

しかし、そのおかげで、愛情と時間をかけた風味豊かなおいしいソースが10〜20人分できるのです。

そんなソースは1滴残らず食べたいですから、テクニックを駆使してソースを冷凍しましょう。

今回は、大量のソースをあとで簡単に夕食で使えるように冷凍する方法をご紹介します。

自分の「1回分」のサイズで冷凍する

ソースや出汁、肉でも大量のものを冷凍して一番大変なのは、少しだけ解凍することです。

全部を解凍してから、また冷凍しなおすと、味や質が落ちるというマイナスの影響があるだけでなく、食べ物が悪くなるという意味で危険なこともあります。

ですから、最初にソースを冷凍する前に量を調節しましょう

ソースの量を調節するのに、製氷器を使うというやり方は聞いたことがあるかもしれません。

この方法が自分に合っているかどうかを確認するのが重要ですが、私の場合は製氷器を使うやり方はダメでした。

まず、サイズが小さすぎます。

私の持っている製氷器は、1つの凹みに大さじ1杯ほどの水しか入りません。パスタ1皿に対して、少なくとも製氷器半分以上が必要になります。

また、製氷器にトマト、ニンニク、バジルなどの匂いが残るので、そのあとに氷をつくるのに使うことができないし、私は家にソース用の製氷器を別に持つようなタイプの人間ではありません。

製氷器を使うのではなく、もっと現実的なサイズで冷凍できる方法にしましょう。

製氷器を使う方法は、レモン汁やオリーブを漬ける用の塩水など、少しだけ使うタイプの強い味の液体の冷凍に向いています。

ソースなど容量の多いものの場合、プラスチックの再利用する容器やバッグが「1回分」に必要な量に合うはずです。

5人家族の場合であれば、2人家族よりも多くの量を冷凍するでしょうから、自分に合った冷凍の容器やバッグを使ってください

迷ったら平らに冷凍

家の冷凍庫を整理しようとすると、パズルみたいに難解なことがあります。

どこにでも通用する万能な方法もあるかもしれませんが、冷凍庫には不規則な形のものがあまりにも多すぎます。

液体は、塊ではなく平らに冷凍することで、保存するのがはるかに楽になります

平らにしたトマトソース
Credit: Allie Chanthorn Reinmann

さらに大事なのは、薄く平らに保存しておくと、ソースを分けるのが楽になり、あとで使うときに量の調節がしやすくなります。

その日の夕食でどれくらいの量が必要になるかはっきりとわからない場合があるなら、この方法は完璧です。

この方法なら、ソースが素早く冷凍できるだけでなく、解凍と調理もはるかに早くなります。

大量のソースを冷凍する方法

また、まとめて大量のソースをつくり置きしたい場合もあるでしょう。

そんなときは、あらかじめ決まった量のソースを保存用バッグに入れるか、トレイにシートを敷く方法がオススメです。

冷凍保存用バッグに決まった量を入れる

単純に自分の「1回分」の量(1〜4カップ)を冷凍保存用のバッグに入れます。そのバッグをトレーの上に平らに置き、固まるまで冷凍庫に入れておきます。

必要に応じて2〜3個のバッグを平らに置いてもOK。冷凍したソースのバッグはきれいに積み重ねられます。

お箸やペンで量を分ける

人前ずつ冷凍したいのに、大きな冷凍保存用のバッグしか無い場合は、冷凍中にソースの量を分ける、冷凍しても大丈夫な道具を使いましょう。

トマトソースを半分に分けたい場合、私はお箸で分け目をつくります。お箸は冷凍保存用のバッグと同じくらいのサイズが望ましいです。

ソースが固まったら、お箸や分けるのに使った道具は外します。ソースを分けて冷凍すると、そこから簡単に分割することができます。

分割した半分を出して、残りはまた冷凍庫で保存しましょう。ソースの量(厚み)にもよりますが、分けるのにはペン、鉛筆、金属のスプーンなども使えます。

お箸で分けて冷凍中のトマトソース
Credit: Allie Chanthorn Reinmann

トレイにシートを敷く方法

もっと多くの量を冷凍する場合は、トレイの使い方が少し変わります。

トレイに、少し横からはみ出るようにクッキングシートやラップを敷き、そこに直接ソースを1cmほどの厚みで広げます。

こぼれないように気をつけながら、トレイを冷凍庫に入れます。ソースの種類や濃度にもよりますが、2時間〜1晩ほどで固まります。

固まったら冷凍庫からトレイを取り出し、敷いていたシートを持ち上げてソースを小分けにし、冷凍保存用のバッグや容器に入れます。


製氷器のサイズが合っている人でも、ソースが固まったら冷凍保存用のバッグや容器に入れておけば、冷凍庫内が整理しやすいです。

平日の夜にまったく何もしたくないようなときは、冷凍ご飯と一緒にソースの塊を1つか2つ鍋に入れて、(焦げ付かないように)大さじ2杯ほどの水も足して温めましょう。

ソースが溶けたら弱火にして、疲れた体を癒やしながら20分ほど温めれば完成です。

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