ミーガン・フォックスが、3人の子どもたちには「なりたい自分になってほしい」けれど「そこに至る過程で傷つかないように守るのは難しい」と語った。

ミーガンはUK版『Glamour』のインタビューで、9歳の息子ノアが女の子のドレスを着るのが好きだと明かしている。彼女には、元夫で俳優のブライアン・オースティン・グリーンとの間に、5歳のジャーニー・リバー、8歳のボディ・ランサム、9歳のノア・シャノンという3人の子どもがいる。

子どもたちは「私たちと同じような考え方を持つ親の子どもが行く」学校に通っていて、他の子どもたちほどはインターネットを利用していない。両親が有名人だと知ってはいるけれど「ごく限られた知識しかない」という。

「私は子どもたちがとても幼い頃から、どんなことをしてでも彼らを守りたいと思っていた。特にインターネットにあまり触れさせないようにとね。

今までかなりうまくやってきたので、子どもたちはいろいろな意味で純粋さを保ってきた。でも、一人、苦しんでいる子どもがいるのだけれど、彼を永遠に守ることはできないわ」と彼女。

「だから、とても心配している。人間とはこういうものじゃなければよかったのにと思う。あの子はとても勇気があるし、それなりの理由があってこういう人生を送るように選ばれたのだと思う。でも、母親としては辛いわ」と続けた。

ノアは「2歳の頃からドレスを着るようになった」という。彼女は、息子が今後どのような経験をすることになるのか、あらゆることを勉強して、彼が自分の決断に満足するようにしてあげたかったが、優しい人ばかりではなかった。

ノアは「オンラインで、意地悪で恐ろしい人々や、残酷な人々の標的になっている」と、昨年『InStyle』誌に語っている。「彼にそんなくだらないことを読んでほしくない。だって彼は学校で他の子どもたちから『男の子はドレスなんて着ないよ』と言われているのだから」

UK版『Glamour』のインタビューで彼女は、どうすればノアにとって良い親であり支持者になれるかが書かれた本をたくさん買ったという。「中には、トランスジェンダーの子どもが書いた本もあったし、どうすれば男の子でもドレスを着ることができるか、服でなりたい自分を表現するという本もあった。性別とは何の関係もないことなのよ」と彼女。

「だから、誰も子どもたちを奇妙ともおかしいとも、変わっているとも思わないように、幼い時から日常生活の中にそういうことを取り入れてきた。でも、他人が子どもたちにどういう反応をするかを、私はコントロールできない。

同じ学校に通っている他の子どもたちがどういうことを教えられて、うちの子どもたちに言っているかもコントロールすることはできない。それも、私が子どもたちをインスタグラムやソーシャルメディアに触れさせたくない理由」と続けた。

自身のインスタグラムには子どもたちを載せないようにしているけれど、彼らをとても誇りに思っている。「自分の子どもを誇りに思うわ。ノアはとても才能あるピアニスト。モーツァルトの協奏曲を1時間でマスターするの。

彼のそういう面を見て欲しいけど、同時に、世間の人に優しい魂を持つ彼に近づいてほしくないとも思う。だって、その人たちがどういうことを言うか、わかるから」と語っている。

Translation: Mitsuko Kanno From Harpers Bazaar.com