ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】

荒廃した土地を蘇らせ美しい世界を取り戻そう。

連載・特集 プレイレポート
ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】
  • ワクワク感が止まらない!最大4人プレイ可能な美麗オープンワールドADV『Towers of Aghasba』は建築、クラフト、滑空移動に“コンテンツ山盛り”の大冒険が待っている【プレイレポ】

今回はDreamlitが手がけ、2024年11月20日に早期アクセスを開始した新作ゲーム『Towers of Aghasba(タワーズ オブ アガスバ)』のプレイレポートをお届けします。

マルチプレイ対応の壮大なオープンワールドADV

本作は、三人称視点のオープンワールドアクションアドベンチャー。ソロプレイ及び最大4人での協力プレイに対応しています。プレイヤーは、美しく広大な島「アガスバ」を舞台に、闇の力「ホロビ」に侵食され荒廃した土地の生態系を蘇らせ、かつては栄えた「シム文明」を再興すべく奮闘します。

執筆時点でのSteamレビューは、1,181件中65%がポジティブな「賛否両論」となっています。壮大で美麗なオープンワールドや個性的なキャラクターなど、本作独自の世界観が好評を得ています。

一方で早期アクセスゆえのバグの多さや分かりにくいUI、使用頻度の高いアイテムの回収が面倒だったり、持ち運べるアイテムが少なく不便だったりと、ゲームシステムに関する不満点も指摘されています。

特徴的なのは、建築、クラフト、料理、魚獲り、クエスト、戦闘など多岐にわたるアクティビティが用意されていること。そのコンテンツ量は早期アクセスながら“山盛り”と言っても良いくらい満足感がありました。

また、バラエティ豊かな地形を持つオープンワールドは美しくも幻想的で、多種多様な生物や環境が息づいています。その広大な世界で、高い山に登って滑空したり動物に乗って駆け抜けたりと、非常にワクワク感あふれる大冒険を味えました。

なお筆者はSteamのフレンドが全くいないので、今回はソロプレイとなります。


日本語に対応もシステム周りに難あり

言語は日本語字幕/インターフェースに対応。翻訳については特に問題ないものの、未翻訳のセリフやアイテム名などがあって没入感を阻害していたところが残念

操作は、キーボードまたはコントローラーに対応。しかし、これもシステム周りの最適化不足なのか一部動作がコントローラー入力に反応しないことがありました。

その他のオプションは、オーデイオやアクセシビリティ、簡素なマルチプレイに関する設定など。特に画質については、解像度やDLSSなど細かく設定できますが、ハイエンドなPC環境でも高画質設定だとかなり処理が重くなるのでご注意ください。

荒廃した世界を再び生命あふれる地へ

まずは、ストーリーの大まかな流れと舞台となる世界をご紹介。物語は、座礁した難破船がたどり着いた岸辺から始まります。主人公は船に乗っていた「シム族」の少年で、部族のお面を身につけた独特な風貌です。

どうやら部族の故郷「アガスバ」を目指す航行中、運悪く津波に襲われてしまったようです。そんな最悪の状況下で、主人公はシム族に古くから伝わる「アミティ・クリスタル」を取ってくるよう頼まれます。

帆先にぶら下がっていたピカピカと光るクリスタルを発見。これはストーリーに絡む欠かせない重要アイテムで、実際のゲームプレイにもギミックとして使用されます。

長老コルにクリスタルを渡します。このアミティの力を使い、偉大なる都「ミッドヘイブン」を見つけてシム族の文明を再建するのが最優先事項であるとのこと。再び繁栄を築くには、小屋、農場、村などの建設が不可欠なようです。

そこで、現地のアマニ島で活動する建築家・アジットへ弟子入りすることに。志願を快諾してくれたアジットからさっそく「農村のマーカー」というアイテムを受け取り、同じく建築家のカルキンと共に再興の第一歩を踏み出します。

島の大部分はご覧のように、生命が枯れ果てとても荒廃している状態。周辺地域に動植物がわずかに生き延びているだけです。いったい何が原因なのでしょうか。

なぜなら、アガスバの至るところを「ホロビ」と呼ばれる暗黒の力が侵食し、触れるものすべてから生命エネルギーを吸い上げているからです。この謎の厄災によって、シム族たちは長い間故郷を追われる羽目に……。

とはいえ、かつては豊穣な楽園だったアガスバの世界には、今だにその痕跡が残されています。川の流れが雄大な渓谷、透明感あふれる海岸線、巨大な峰が連なる山々など、プレイヤーは息を呑むほど美しく幻想的な景色が広がるオープンワールドを探索していきます。

クライミングでの移動は、スタミナが尽きない限りどんな険しい岩壁も登ることが可能。頂上から見渡すアガスバの世界は絶景で、探索のダイナミズムをとてつもなく感じられます。

もうひとつ注目したいのが、パラシュートを使った「滑空移動」。高い山頂から一気にダイブし降下していくのは、景色の素晴らしさもあって爽快感マックスでした。

さて、無事拠点となる村を建設し、ひと息ついたシム族の一行。今度は、島の北西に位置する「ルトロ橋」を再建しに行くことに。

そしてルトロ橋をなんとか復活させ、通行できるようになりました。その先に待ち受けるのは……

そこには、かつての面影がほとんど失われてしまった首都「ミッドヘイブン」の残骸が。果たして、シム族の人々は故郷を再び復興させることはできるのでしょうか……。

建築、クラフト、戦闘、魚獲り……さまざまなアクティビティを楽しもう

本作はボリューム満点の多様なアクティビティがあるのも魅力。村の建設は、バイオームの環境ごとに異なるタイプを設置することができます。ゲーム序盤では、ストーリークエストとして最初の村を建設することになります。

建物は他のサバイバルクラフト系の作品と同様に、自由に移動して設置できます。機能的には回転や高さなどを変えることが可能ですが、一度設置するとやり直しができないのが非常に残念。

外側の敷地を作ったら、次は中身の建築を始めます。人々を定住させるために「農場の塔」や家具を生産する作業台、そしてプレイヤーの寝床となるテントなどが必要です。

もちろんタダで作れるわけではなく、色々な素材の納品をしなければなりません。例えば、農場の塔を建築するには木材、草葺き、樹脂といったアイテムを集めていきます。

木材や草葺きなどはそのまま回収できますが、中にはさまざまなツールを使用しないと取得できないアイテムもあります。そこで、石斧やツルハシといった道具をクラフトしていきます。クラフトは作成メニューから選択し、各レシピが表示されていて分かりやすい。

作成した道具は武器としても使用可能です。戦闘システムは、攻撃アクションと任意方向へのドッジ(回避)アクションを組み合わせたオーソドックスな作り。敵も硬くなく簡単に倒せますが、その代わり爽快感はあまり感じませんでした。

もちろん専用の武器も作成可能で、とくには使い勝手も良く重宝します。弓を使えば、泳いでいる魚を仕留めて魚肉をゲットできます。単純に魚釣りもアクティビティとして用意されているようですが、筆者は体験できませんでした……。

他にも焚き火を作成して料理をしたり、菜園でレシピの材料となる野菜を作ったりと、やるべきことはいっぱい。豊富なアクティビティに大満足でしたが、ひとつひとつの内容が薄く、やりごたえをあまり感じれなかった点が気になりました。

巨木を育成し、豊かな生態系を取り戻そう

本作最大の見どころは「生態系の再構築と循環」です。これをやり遂げ、荒廃したアガスバを再び豊かな土地へと変えなければなりません。

村の少年パウェルからの依頼で「巨木の種」をバイオームに植えることに。アガスバには、温帯や湿地帯など環境ごとにさまざまなバイオームがあります。

そして、さっそく種を不毛の大地に植えてみると……

なんと巨大な木が生えてきて、周りには色とりどりの花や植物がたくさん実りました。見違えるほど変貌した光景に驚きを隠せません。

絶妙に可愛くない……

すると突然、奇妙な姿の妖精が現れます。どうやら、枯れた地にようやく芽吹いた生命に反応したようです。妖精曰く、巨木は周囲の生態系が繁栄している時だけ成長するとのこと。

ということで、キングツリーの成長を促すためにいくつかのミッションに挑みます。

例えば、動物にエサをあげてみたり、巨木に実った温帯の種を植えてみたり、豊かな生態系を構築していきます。

アップグレードに成功すると巨木はさらに成長し、だんだんと動植物が増えていきます。その好循環によって周辺にはかつての豊潤な土地が蘇ってくるのです。

少し残念だったのは、野生の動物たちを手懐けて乗れたり飼育したりはできなかったこと。

ですがご安心を。ある程度ゲームを進めれば「チコビー」という可愛らしい相棒が手に入り、思う存分世界を駆け回ることができるようになります。さあ、冒険はまだまだ始まったばかり。この先の物語はプレイヤー自身で体験してみてください。


本作は、美麗なグラフィックで描かれる幻想的なオープンワールドを自由に駆け回れるのが醍醐味。アクティビティも豊富に用意してあり十分満足できるものでした。一方で、早期アクセスらしいバグの多さや重さが目立っていたのが惜しいところ。ですが、ストーリーも世界観も魅力的なのでぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

  • タイトル:『Towers of Aghasba』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)/PS5

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年11月20日

  • 著者プレイ時間:8時間

  • 価格:3,400円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパ君のひとこと



リアルで美しい世界を駆け回るのが楽しいスパ!冒険のワクワク感を存分に味わえたスパ




ライター:DOOMKID,編集:キーボード打海

ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

+ 続きを読む

編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top