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【クラフトサバイバル名鑑】ゾンビサバイバルの金字塔『DayZ』過酷な世界を生き抜くための探索や戦闘、交流すべてが“生き延びる知識”となる

「オープンワールド&サバイバル」紹介の第4弾は、ゾンビサバイバルの金字塔『DayZ』です。

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【クラフトサバイバル名鑑】ゾンビサバイバルの金字塔『DayZ』過酷な世界を生き抜くための探索や戦闘、交流すべてが“生き延びる知識”となる
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Inflexion Gamesによる異世界サバイバル『Nightingale』の早期アクセスがスタート、Endnight Gamesの食人島サバイバル『Sons Of The Forest』の正式版リリースなど、Steamでのサバイバルジャンルのゲームが大きく盛り上がっています。

Game*Sparkで、筆者はこれまで「オープンワールド&サバイバル」の特集として『7 Days to Die』『Project Zomboid』『SCUM』という3つの作品を紹介しました。今回は第4弾として、サバイバルジャンルの金字塔とも言える『DayZ』を紹介していきます。




元々は『Arma II』のModとして登場

今や定番ジャンルとも言えるゾンビサバイバルの筆頭作品とも言える『DayZ』は、元々Bohemia Interactiveのミリタリーシミュレーター『Arma II』のModとして2012年にリリースされた作品です。『Arma II』の舞台となる架空の国「チェルナルース」で発生したゾンビアポカリプスの中で、アイテムを集めながらサバイバルするのが目的です。

本Modは、Mod公開サイト「Mod DB」による2012年のMod of the Yearにて第2位に輝く(1位は「Black Mesa」)など大きな注目を集めました。このModを開発したDean Hall氏は後にBohemia Interactiveに参加してスタンドアロン版の『DayZ』の開発に着手して2013年にSteam早期アクセスで配信されました。

スタンドアロン版『DayZ』は、早期アクセスリリースから約一ヶ月で100万本のセールスを達成するなど順調にスタートしていました。しかし、早期アクセス当初は「アルファ版」であり、2014年後半にベータ版、2015年にフルリリースの計画を立てていましたが、大きく予定が変更されてきました。

ベータ版となる「Experimental」アップデート(0.63)が配信されたのは2018年6月、正式バージョン(1.0)は2018年12月14日のこと。この間も定期的なアップデートは続けられてきましたが、2014年にDean Hall氏が同社を退社するなどの開発環境の変化も起こっています。

その後はPS4/Xbox One版のリリースやDLC「DayZ Livonia」の配信開始など、さまざまな更新・追加が行われてきました。現在PC版では安定版とベータ版の2つのビルドが用意され、2024年秋には大型アップデートも登場予定です。


生き残るためにくまなく探索せよ!

ここからはスタンドアロン版『DayZ』の魅力を紹介していきます(PC安定版をプレイ)。本作はオンラインのマルチプレイヤー作品。プレイヤーは広大なエリアを探索して食料や水、衣料品や衣服、武器などを集めながらサバイバルしていかなくてはなりません。

プレイヤーはゲーム開始時にケミカルライト、食料、包帯という最低限のアイテムしか所有していません。しかもスタート時点から飢えと渇きのゲージがMAXではないため、早々に手持ちの食料も消費してしまいます。つまり、すぐに生存に必要な物資を集めなければならないのです。

チェルナルースには大小さまざまな集落や街、拠点などが点在し、施設の中には衣料品・医薬品・武器・食料・ツールなどのアイテムが残されています。特に元々が『Arma II』のModであるためか、武器の種類やアタッチメントの種類も多く、必要な弾薬なども多岐にわたっています。

とにかく最初は水と食料の確保が必須です。運が良ければジュースや缶詰といったアイテムが拾えますが、他にも果物の木を見つけたり、ニワトリなどの生物を殺したり、さまざまな方法で生きるための糧を得られます。もちろん生肉は危険なので調理が必須ですし、腐った食べ物による食中毒などのリスクも存在します。

また、架空の東欧国であるチェルナルースは基本的に気温が低いため、暖かい服を調達したり焚き火で体を温めることも重要です。これらの飢え、渇き、体温、血液量、体力といったパラメータを管理していくことが『DayZ』でのサバイバルの重要な部分なのです。

悪意に備えてサバイバルしよう!

本作はゾンビアポカリプスによって荒廃した世界が舞台のため、チェルナルースの各地にはさまざまなゾンビたちが存在しています。彼らはプレイヤーを発見すると猛烈な勢いで走り出し、殴りかかってきます。感知範囲はそれなりに広いため、なるべく見つからないような姿勢で探索することが重要です。

幸い本作のゾンビは決して強いものではなく、素手で倒すことは難しくありません。もちろんバットやハンマーといった武器があればより楽に戦えるでしょう。とはいえ、相手に殴られることで出血や気絶などの状態異常を引き起こし、体調が悪化すれば感染症などになるリスクもあります。

やばいときは隠れましょう。

安全に倒すためには飛び道具が便利なのですが、ゾンビは聴覚が優れているため銃声に反応して周囲から集まってしまう危険性も。倒すことでアイテムや身につけている衣服などを入手できる可能性もあるため、状況に応じて戦うことで得られるものもあります。

しかし、プレイヤーの脅威となるのはゾンビだけではありません。オンラインゲームであり、システムとして存在している以上「他のプレイヤー」にも気をつけなければなりません。サバイバルのためには探索せねばならないため、いずれ必ず出会いはやってくるでしょう。

問答無用で襲いかかってくるもの、悪意がないとアピールするもの、一目見るなり逃げ出すものなど、他のプレイヤーの反応はさまざまです。筆者は基本的にリーン(傾き)を繰り返して無害アピールをしていますが、それなりに安全に過ごすことができます。もちろん殴られたり撃たれたりすることも珍しくありませんが……。

リーンは万国共通の挨拶だと思っています。
急に殴ってきた!このあと無抵抗でリーンしていたら相手も落ち着きました。

生き残るためにゾンビやプレイヤーとの戦いはなるべく避けるのが『DayZ』のコツです。しかし、それだけでは決して生き残れないのも事実。何度も殺され、怪我やピンチの対処を学ぶのも大切なのです。

世界が白い……。
死亡した

アポカリプス世界でもエンジョイしたい!

ここまでサバイバルと戦闘について紹介してきましたが、本作の楽しみ方はそれだけではありません。ゲーム内には色々なサバイバルアクションが用意されているので、それを通じて自分だけのサバイバルを楽しむ事もできるのです。

代表的なものとしては建築があり、素材の調達は大変ですが自分だけの(それなりに)安全な拠点を作り、(それなりに)安全に資源を保管することも可能です。また、ゲーム内では「テント」を入手できることがあるのですが、こちらもアイテムを保管するためにとても便利な施設です。

また、生き残るために最も重要な食料の確保には、探索や狩りだけでなく「農業」「釣り」などの方法も用意されています。どちらも材料があれば安定して食料を得られる方法でもあり、特に農業で育てた野菜を食べる喜びはひとしおです。なお、本作にはPvPだからこその食料もありますが、重大なリスクを伴うので注意が必要ですね。

そのほか、マップ内に置かれた車を修理して乗り回したりすることも可能です。死んでしまうことのリスクが大きい作品ではありますが、それでも入念な準備がすべて無駄になるわけではありません。絶望的なサバイバルを楽しみながら生き方を学び、己の糧とすることでチェルナルース生活をエンジョイできるのです。

風景を楽しむのもオススメです。もちろん安全な場所で。

ゾンビサバイバルの金字塔とも言える『DayZ』は、今でも数万人の同時接続プレイヤー数を誇っています。公式サーバーやコミュニティサーバーの数も多く、日本からでもPINGの低いサーバーがあるため、遊ぶためのハードルはそれなりに低いゲームでもあるといえるでしょう。輸血などマルチプレイで活かせるシステムがあるのも大きな魅力です。

着の身着のままの状態から始まるサバイバルは、絶対的に探索することが必要となります。最初はアイテムの有用性やシステムの内容も分からず、ゾンビにすぐ取り囲まれて殺されてしまうことも珍しくないでしょう。それでも少しずつ生き方を学び、やがて長くサバイバルできるようになるのです。探索の緊張感と雰囲気は唯一無二のものではないかと思います。

また、公式サーバーでのチーターによる悪意ある行動もフォーラムやレビューで報告されているなど、いくつか問題点はあります。遊びやすいコミュニティサーバーなども多数用意されているため、本格的に遊ぶのであればそういった情報を調べるのもおすすめです。

火はいいですね。温かいし落ち着くし肉だって焼ける。
《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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