進学を諦めない! ふるさと納税『入学応援給付金』プロジェクト2024

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 1,067,766

35.5%

目標金額:3,000,000

達成率
35.5%
支援人数
30
終了まで
59
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年12月23日~2025年3月22日(90日間)

佐賀県NPO支援×佐賀未来創造基金

プロジェクトオーナー

「制服はお譲りでなんとかなります。でも、新しいカバンが買えないのです」
これは私たちが、高校入学を控えた子どもたちがいる、とある現場でうかがった悲痛な声です。
この声をきっかけに、私たちは現場の声を集め、「入学応援給付金プロジェクト」を立ち上げました。
現状での公的な奨学金制度は「貸与型」が主流です。
ひとり親家庭をはじめ、家庭の事情により学校に行きたくても行かせることができない保護者の方の悔しさ、「学校に行きたい!」という子どもの切実な思いを諦めないでよい地域社会が作りたい!
そんな想いを胸に、2019年度より事業を実施しております。この取り組みに共感し、ご支援くださった寄附者の皆さまのお力添えにより、この5年間に205名の皆さんに給付金をお繋ぎいたしました。
今年度も、進学を希望し支援をもとめる声とお問合せが既にたくさん届いております。
一人でも多くの子どもの「学校に行きたい!」という切実な思いを叶えるために、今年度もご支援を募ってまいります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

「子どもの進学を素直に喜べないんです。」

私たちが、この入学応援給付金プロジェクトを立ち上げるきっかけとなったのは、
「制服はお譲りでなんとかなります。でも、新しいカバンが買えないのです」
という悲痛な声でした。高校進学にかかる費用は、少なくても10万~20万はかかります。

この声で、私たちは「あと5万円足りない…」と入学をあきらめる子どもが佐賀県内にいることに気づかされたのです。

多重な困難を抱える子どもを取り巻く家庭環境などの問題はますます深刻化してきています。
困難をもたらす要因は実に様々です。そのため公的支援をすみずみまで行き渡らせるには難しい現実がそこにはあります。

まずは義務教育がなくなり、進学の壁となるといわれる「中学卒業時から高校入学時」にかけて最大20万円を届けます。

「地域全体で誰一人取り残さないような支え合える地域社会をつくりたい」
少しの支えで、子どもの夢が叶い、将来の可能性が開けるこの「入学応援給付金」を届ける取り組みを応援してください。

進学を目指す中学生からの叫び

~未来を奪われそうな子供たちの現状~

【もっと詳しく勉強してみたい。けれど・・・(Aさんの今)】

理科が大好きで電気の授業がとても面白く、もっと詳しく勉強してみたいと思いました。
8年前に両親が離婚し、現在大学生の兄と3人で暮らしており、頼れる親族もなく、父からの援助も受けていないので母一人の収入で生活しています。
兄は来週卒業予定ですが、自分の奨学金返済が始まる為、頼る事ができません。工業高校へ行きたいけれど、入学時だけでなく資格を取る為の試験代など、普通科よりもお金がかかると聞き、言い出せずにいます。
できる事なら小学校からやっているサッカーも続けて肉体的、精神的にも強い大人になりたいです。

【生活に負担をかけたくありませんが、進学を諦めたくない(Bさんの今)】

母1人、6人兄弟で生活しています。将来看護師になっていろんな人たちの命を救ったり笑顔が見たいです。心を癒せる仕事に携わりたいと思っています。
しかし、看護師になる為には私立高校で専門の勉強をするしかないのですが、進学するためにはたくさんのお金が必要です。
母一人で生活を支えてくれています。生活に負担をかけたくありませんが、高校進学を諦めたくありません。
将来は家族が安心して暮らせるように資格を取得して恩返しできたらと思っていますが、その前に進学していいものか迷っています。

事業と子どもたちを繋いでくださる方の思い

負の連鎖を笑顔の連鎖に!!

武雄市「こどもの笑顔コーディネーター」中野さんの思い

写真

普段は武雄小学校に机を置き、教員OBとしての経験を活かし、小学校から高校進学まで 伴走型支援として子ども達や保護者に寄り添いながら、子どもの貧困対策に取り組む活動を続けています。

貧困が原因で引きおこる不登校の割合は決して少なくありません。
例えば、兄弟姉妹が多いご家庭などで学習環境が十分に整っていなことから、自信を失い、学校へ行けなくなってしまう子ども達。また、親御さんも孤立してしまい、情報が入ってこないことから、夢を諦めてしまう。そうするとそれがまた次の貧困という負の連鎖を引き起こしてしまうのです。

「そがんお金のかかるなら、俺は高校には行けんかもしれん」と、諦めてしまいそうな子供たちに対し、昨年度の入学応援給付金の存在は子ども達の目に希望の光を取り戻すきっかけになりました。
子ども達が希望を取り戻し、進学したり、夢にむかって元気に過ごしたりする姿は、親御さんや兄弟姉妹のみならず、たくさんの関わる方々にも勇気を与えています。笑顔の連鎖がうまれている様子に、この給付金の意義を改めて感じています。

後に続く子ども達の為にも、この「入学応援給付金」事業の継続を心より願っています。

全国の皆様のあたたかなご支援をお届けしました!!

高校進学を叶えた受給生からのお手紙をご紹介します。

他にも沢山のお手紙が届きました。

「高校から、新しく部活をはじめて、へたくそだけど頑張ってます!」
「僕も辛いことがあるように、他の人にも辛い時があります。そんな時に寄り添ってあげられる人になりたい」
「パティシエになるべく専門教科、課題などたくさんの事を学んでいます。教科の数が多くて大変だけど頑張ります!」
「悩んでいた中学生だった自分に大丈夫だよと声をかけてあげたいです」

「私のように進学費用のことで悩んでいる後輩がいます。この給付金をずっと続けてください。お願いします。」という声も寄せられました。
この取り組みを継続するには、あなたのご支援が必要です。
どうぞよろしくお願いします。

■受給者様に対する給付金の使い道についてのアンケート結果

回答によせられた保護者様の声

・給付金(皆様)のおかげで諦めかけた全日制に入学する事が出来ました。何となく自分のやりたい事が見えて来た様です。本当にありがとうございます。
 
・母子家庭です。学校に通わせる為に、本当にお金がかかります。経済的に困難な中、入学応援給付金を頂けて、本当に、助かりました。ありがとうございました。
 
・受験、入学にあたり、短期間に沢山のお金が必要になったので、本当に助かりました。ありがとうございました。
 
・かなりのお金がかかって不安な毎日でしたが、給付金を頂いたお陰で救われました。本当にありがとうございました。
 
・制服一式購入できました。助かりました。感謝しています。本当に有り難うございました。

子どもの居場所とつながる入学応援給付金

困難な状況に悩む子どもたちのなかには「関係性の貧困の解消」によって救われる子どももいるのではないかと、私たちは考えています。
地域の方々とつながりをつくり「情報」を得ることで、将来につながるヒントを得られるかもしれない、と。
私たちは、給付金を受けた子どもたちの高校生活が少しでもよいものになるように、この給付金事業について「子どもの居場所とつながる入学応援給付金」と名付け、「ぜひ、近くのこどもの居場所に足を運んで、地域の皆さんとのつながりづくりをしてください」と子どもたちにお願いをしています。
受給した子どもたちは、新型コロナウイルス感染症の影響もあるなか、無理のない範囲で「子どもの居場所」へ足を運び、地域の活動に触れてもらっています。

今年度も2025年度進学用 入学応援給付金の募集を開始しました

少しでも早く安心を届けます!

■事業実施スケジュール

今年度も、佐賀県内の中学三年生を対象とした「2025年度進学用 入学応援給付金」の募集を開始しました。
「少しでも早く給付金が出ることを知っていれば、『進学する』という子どもの選択を安心して受け入れることができる」
これは、とある保護者の方から聞いた言葉です。
子どもたちにとっては、毎年のその一瞬が「ラストチャンス」です。
進学したいと願う子どもたちと進学をさせてやりたいと思う保護者の皆さんの「今」に寄り添い、入学を応援していきます。
【2024年】
11月 募集開始・募集締め切り
12月 選考・採択決定・通知
【2025年】
2月 給付
4月以降 修学相談等を実施

寄附者の皆さまへ

この度はご寄附いただき、誠にありがとうございます。
皆さまのご寄附で佐賀県の子どもたちの高校進学を叶えることができます。
ささやかなお礼の品をお贈りさせていただきます。

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

私たちは、行政や企業とNPO・地域の方々をつなぎ、地域・社会課題解決に取り組む「市民コミュニティ財団」です。

SDGsにもある「誰一人取り残さない」社会の実現を目指す、佐賀県発「子ども救済システム」構築の取組み「さが・こども未来応援プロジェクト」。
私たちは、すべての子どもたちが自分の未来を諦めることのない社会の実現を目指して「入学応援給付金」プロジェクトを実施し、昨年度は全国の皆様から300万円を超えるご支援を賜り、高校入学を控えた24名の佐賀県内の子どもたちに届けることができました。
ありがとうございました!
それでも、今年度は、さらに一人でも多くの子どもたちに、全国の皆様のあたたかな想いのこもった給付金を届け、佐賀県から全国へ、この給付金モデルを拡大する基礎を創っていきます!
ご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。