香川丸亀国際ハーフマラソンの見どころをシリーズでお伝えします。2回目は記録更新が期待される注目の大学生ランナーを紹介します。
(駒沢大学4年 篠原倖太朗選手)
「1年間、丸亀のレースを考えながら競技をしてきた。4年間の最後に日本記録を出して終われるように頑張りたい」
日本記録更新に自信を見せるのは駅伝の名門、駒澤大学4年の篠原倖太朗(22)。香川丸亀国際ハーフマラソンには3年連続の出場で、2023年、日本人歴代4位の記録(1時間00分11秒)を叩き出しました。
(篠原倖太朗選手)
「(丸亀は)走れば走るほど タイムが出るようなコース。しっかりと分析し対策をすれば記録が狙える。今回3回目で一番調子が良い。しっかりと準備はできている」
正月の箱根駅伝以降、鹿児島県の徳之島で合宿を行い、丸亀に向け調子を上げている篠原。意識している選手はパリオリンピック1万メートル日本代表、トヨタ自動車の太田智樹(27)です。2025年の丸亀にも出場します。篠原は大学卒業後、1万メートルなど、トラックを主戦場とする予定で、丸亀では、篠原と太田のデッドヒートに注目です。
(篠原倖太朗選手)
「世界と今の自分との差を確認できるレースになると思うので、自分がどの位置にいるのか、フラットな目線で確かめたい」
一方、そうした篠原の背中を追いかけるのが3年の山川拓馬(21)。2025年に初めて、合わせて開催される日本学生ハーフマラソン選手権にエントリーしています。ドイツで行われる学生ハーフの国際大会の代表選考レースとなっていて、先輩・篠原とともに丸亀から世界を目指します。
(駒沢大学3年 山川拓馬選手)
「(篠原選手は)日本人学生記録を 持っているので、そこにどれだけ粘って付いていけるかが課題。60分半から60分を切ることを目標に、自信を持って最後まで戦いたい。」
陸上長距離界の未来を担う、若きランナーが集う香川丸亀国際ハーフマラソンは2月2日午前10時35分スタートです。