追い詰められた女性「救われた」 DVや育児、悩んでも駆け込める宿

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高木文子
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 家庭内暴力や育児、介護の疲れ、親との不和といった様々な悩みで追い詰められた女性や若者らが住まいを離れ、1泊千円で駆け込める宿が長野県上田市にある。「やどかりハウス」。心身を休め、人とのつながりをつくれる場だ。

 上田駅から10分ほど歩くと、商店街の一角にしゃれた外装の小劇場「犀(さい)の角(つの)」が見えてくる。今月初め、劇場の1階にカレーやサツマイモの炒め物、柿の白あえ、フルーツの皿が並んだ。月1回、有志が食材を持ち寄り無料で食事をふるまう「のきしたむすびの日」だ。

 訪れた50人ほどが食事やおしゃべりを楽しんだ。やどかりハウスの利用者の姿もあった。

小劇場の隣のゲストハウスが「居場所」に

 キノコ料理を味わった20代…

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    小松理虔
    (地域活動家)
    2024年11月27日17時0分 投稿
    【視点】

    こうした記事を読むと、公助はどこへ行ったのだろうと頭を抱えたくなりますが、行政にも余裕がないのは事実だろうし、なにからなにまで公助でというわけにもいきませんし、制度やサービスから漏れてしまう人たちは現実にいますから、民間でもできるだけやらな

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