「臨時国会の早期召集を」 主要野党が要求 自民「政府に伝える」
立憲民主党や日本維新の会など野党の国会対策委員長らが27日、国会内で会談し、政府・与党に対し早急に臨時国会を召集するよう求めることで一致した。これを受け、立憲の安住淳国対委員長が自民党の高木毅国対委員長と会談し、早期の国会召集を申し入れた。
会談後、高木氏は記者団に「政府に伝える」と語ったものの、具体的な召集時期には触れなかった。
安住氏は記者団に対し、物価高対策▽マイナンバーカードをめぐるトラブルの総点検▽世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求▽受託収賄容疑で逮捕された秋本真利衆院議員=自民党を離党=の問題の4点を挙げ、「一日も早く議論をしたい」と語った。
野党の会談には、立憲、維新、国民民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、衆院会派「有志の会」が出席した。立憲、維新の両党幹部によると、会談に先立ち、立憲側から憲法53条に基づく臨時国会の召集を要求すべきだとの提案があったが、維新と国民民主が反対したという。
- 【視点】
永田町では、国会召集時期をめぐるさや当てが行われています。経済対策づくりを表明した岸田首相が、財源の裏付けとなる補正予算案の提出時期を明言しなかったことが背景にあります。補正の扱い次第で、「解散」が取り沙汰されるからです。 今のところ
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