カスタマーレビュー

  • 2006年1月30日に日本でレビュー済み
     ユーモアもたっぷりあって、国粋主義者的な著書名とは裏腹に恐ろしい感じはしない。論理は必ず破綻することや、美的感覚を大切にするべしという考え方は、数学者だからいえるということも大変に面白い。日本は普通の国になんかなる必要がないという主張は、まさにその通りだろう。皮肉でなくストレートに主張していて気持ちがいい。冗談もここまで来ると一流だが、外国をよく知った人だからこういう論調を張れるんじゃないかとも、行間で考えた。考え方そのものは合理的であるし、非常にわかりやすい。不思議と元気になるので読んでみるといいと思う。この本の元は講演であるという。恐らく聞いていた人は笑いながら、感心したのではないか。もちろん、読んでもそういう感じはよくつかめると思うので、しばし日本のことを考えて楽しんではどうだろうか。
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