桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | 橋本愛, 大後寿々花, 神木隆之介, 吉田大八 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 43 分 |
ディスク枚数 | 2 |
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メーカーによる説明
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray] | 桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組) | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.9
563
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価格 | ¥3,500¥3,500 | ¥2,780¥2,780 |
製品仕様 | Blu-ray | DVD |
発売日 | 2013/2/15 | 2013/2/15 |
商品の説明
観客の熱が生んだ、奇跡のロングラン!
平成生まれ初の直木賞作家・朝井リョウのデビュー小説を映画化。
国内映画賞上位を独占した、誰もが語りたくなる問題作!
全員「桐島」に振り回される103分に加え、180分を超す濃厚な特典映像が満載!
“桐島"の表と裏を全て詰め込んだ充実アイテム!
「桐島、部活やめるってよ」
2013年2月15日DVD & Blu-ray発売
[商品概要]
【DVD】2枚組(本編ディスク+特典ディスク)
VPBT-13731(POS:7) \3,675 (税込)
本編103分+特典映像/片面2層/ドルビーデジタル2.0ch&5.1ch/16:9シネスコサイズ(本編のみ)/日本語字幕(本編のみ)
★音声特典:オーディオコメンタリー(監督・吉田大八×原作・朝井リョウ×脚本・喜安浩平×プロデューサー・佐藤貴博)
★映像特典:ビジュアルコメンタリー「キャストが語る衝撃の“火曜日"」
メイキング「桐島、部活やめるってよ もうひとつの青春」
イベント映像集(完成披露試写会、早稲田大学特別試写会、初日舞台挨拶)
スピンオフ短編「宮部実果」+短編エチュード「帰宅部」「女子部」
キャスト・スタッフインタビュー集「桐島現象」とは何だったのか
「桐島」撮影対談(監督・吉田大八×撮影・近藤龍人)
松籟高校フェイクインタビュー集
予告&TVスポット集
★封入特典:28P解説ブックレット
【Blu-ray】2枚組(本編BD+特典DVD)
VPXT-71240(POS:8) \5,040 (税込)
本編103分+特典映像/片面2層/リニアPCM&ドルビーTrueHD5.1ch/16:9シネスコサイズ<1080p High Definition>(本編のみ)/日本語字幕(本編のみ)
★音声特典、映像特典、封入特典はDVD版と同内容
[キャスト・スタッフ]
神木隆之介、橋本愛、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大
前野朋哉、高橋周平、鈴木伸之、榎本功、藤井武美、岩井秀人、奥村知史、太賀、大後寿々花
監督:吉田大八
原作:「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ(集英社文庫刊)
脚本:喜安浩平、吉田大八
主題歌:「陽はまた昇る」高橋優(ワーナーミュージック・ジャパン unBORDE)
企画製作:日本テレビ放送網制作プロダクション:日テレ アックスオン
製作:映画「桐島、部活やめるってよ」製作委員会
(c)2012「桐島」映画部 (c)朝井リョウ/集英社
[イントロダクション] 観客に想像の余白を残す ― 近年のヒットの法則に逆らう「語りたくなる」魅力が、まさにSNS時代の話題を増幅し、
まったく新しいヒットの形で驚異のロングラン。
映画興行の可能性を広げる驚異の口コミヒット作!
原作は早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した、朝井リョウのデビュー小説「桐島、部活やめるってよ」(集英社文庫刊)。
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で数々の映画賞を受賞し、人間のダークな部分を暴きだしながらも、愛しいまでにユーモアあるキャラクターを描く吉田大八監督が、
初めて10代の物語を描いた。キャストは、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花ほか、100倍を越えるオーディション倍率を勝ち抜いたフレッシュな俳優陣が集結し、
輝きと刺激を放つジクソーパズルが完成した。
2012年8月11日より新宿バルト9はじめ全国132館で公開され、マスコミの前評判も極めて高かった本作だが、それ以上に映画を見た観客の口コミが
ツイッターを中心としたSNSで火がつき、週を追うごとにネット上での話題が増幅、公開劇場では7週目、8週目でも満席続出。
最近の映画界では珍しい息の長い右肩上がりの興行となり、12月現在もなお全国ロングラン中。これまでの映画界の常識から外れたこのヒットは、
新聞でも“『桐島、部活やめるってよ』の興行収入の推移は『常識外れ』"と報じられている。
また、国内賞レースの先陣をきる「第4回TAMA映画賞」で、見事に最優秀作品賞、最優秀新進男優賞(神木隆之介)、最優秀新進女優賞(橋本愛)の主要3冠を受賞。
第37回報知映画賞では、作品賞・監督賞・主演男優賞(神木)・新人賞(東出昌大)の4部門にノミネートされ、見事、監督賞を受賞。
今後も数々の映画賞が期待されている。
[ストーリー] ありふれた時間が校舎に流れる「金曜日」の放課後。
1つだけ昨日までと違ったのは、学校内の誰もが認める“スター"桐島の退部のニュースが校内を駆け巡ったこと。
彼女さえも連絡がとれずその理由を知らされぬまま、退部に大きな影響を受けるバレーボール部の部員たちはもちろんのこと、
桐島と同様に学校内ヒエラルキーの“上"に属する生徒たち、そして直接的には桐島と関係のない“下"に属する生徒まで、 あらゆる部活、クラスの人間関係が静かに変化していく。
校内の人間関係に緊張感が張りつめる中、桐島に一番遠い存在だった“下"に属する映画部前田が動きだし、物語は思わぬ方向へ展開していく。
(2012年8月11日 全国ロードショー)
【2012年日本国内映画賞受賞】
■第36回 日本アカデミー賞 六冠獲得! (3月8日受賞式)
☆優秀作品賞:桐島、部活やめるってよ
☆優秀監督賞:吉田大八
☆優秀脚本賞:喜安浩平・吉田大八
☆優秀編集賞:日下部元孝
☆新人俳優賞優秀賞:橋本愛
☆新人俳優賞優秀賞:東出昌大
■第86回キネマ旬報 ベスト・テン
日本映画ベスト・テン 第2位
新人女優賞:橋本愛
■第67回毎日映画コンクール 三冠獲得! (2月7日受賞式)
☆日本映画優秀賞:桐島、部活やめるってよ
☆最優秀監督賞:吉田大八
☆スポニチグランプリ新人賞:東出昌大
■第34回ヨコハマ映画祭 四冠獲得! (2月3日受賞式)
☆最優秀作品賞:桐島、部活やめるってよ
☆最優秀監督賞:吉田大八
☆最優秀撮影賞:近藤龍人
☆最優秀新人賞:橋本愛
■第37回報知映画賞
☆監督賞:吉田大八
■第4回TAMA映画賞 三冠獲得!
☆最優秀作品賞 『桐島、部活やめるってよ』
☆最優秀新進男優賞:神木隆之介
☆最優秀新進女優賞:橋本愛
■ATPテレビグランプリ
☆新人賞(枝見洋子【アックスオン】) 「桐島、部活やめるってよ」で受賞
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 0.28 g
- EAN : 4988021137317
- 監督 : 吉田大八
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 1 時間 43 分
- 発売日 : 2013/2/15
- 出演 : 神木隆之介, 橋本愛, 大後寿々花
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : バップ
- ASIN : B00ANE9JGY
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 33,551位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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観た後ジワジワ苦しくなってきました。
学校という閉鎖的な環境で、人気者のスキャンダル一つをきっかけにざわついていく空気感と緊張感がダレることなく描かれている。
キャラクターたち一人ひとりの心理がとりこぼされることなく描かれていく。まさにキャラクターを大切にしている作品。
セリフにならない各キャラの複雑な感情が仕草と表情で表現されている。
今まで漠然とさせていた自分の本心と向き合わざるをえなくなっっていく者、本性が露になっていく者、かと思えば人気者のスキャンダルなんざそっちのけで、やりたいことをやりきろうとする者たち。
周囲の目を気にして好きなものを好きと堂々といえない者、叶うことはない恋に不器用ながらメッセージを送り続ける者、勝ち目のない戦いを続ける者。
正直、あまりに膨大であまりに濃くて深すぎる作品。たぶんこのレビューだけでは語り尽くせない。観れば観るほど心打たれます。
個人的にはラスト近くの神木と東出の会話がこの作品の主旨を表していると思います。
悠長に、意味のないようなものを見せられる展開は日本映画の汚点であるがこの作品においてはそれすら味付けのよう。
スクールカーストや心情表現の展開とそれらがマッチしている。
「この映画自体存在しなくても良くね?」と感じる作品はよくあるが、最後の前田の台詞を吐かれたらこちらも受け入れざるを得ないだろう。
そしてかすみさん、善良なオタクの脳破壊してくるのはやめなさい。
作中のセリフに
「女優と結婚ですか?」「アカデミー賞ですか?」と、あるが
本当に女優と(男優と)結婚した者がいる(不倫して離婚した人もいるけど)
神木隆之介氏は本当にアカデミー賞を取ったのも感慨深い。
とにかく役者の揃いが秀逸。
そのおかげで『桐島のスペックの高さ』が、浮彫りになる。
群を抜いて美しい山本美月さんを彼女にできる男として説得力が出たり、
それぞれの『学校という社会のなかでの立ち位置』の濃さがあるので
終盤の屋上のカオスさもうなづける。
個人的に好きなのは吹奏楽部の女の子。
端からみればイライラするだろうが、ああいう感情表現しかできない子って
けっこういるもんだよ。
誰もが『自分はこの子のような学生だった』と、あてはまるんじゃないかな。
桐島とは時計の針の軸のようなものである。
その軸が抜けたことにより、長針も短針も『学校内での時間』が破綻する。
それが部活関係や友情関係の決壊となってしまうというか
元から脆いものだったことが明るみになっていく。
その様が観ていて面白いし、とても深い。
全体的にはB級だとは感じるけれど
この役者陣を揃えて青春群像劇が創れたことが良い記念になっていると思う。
で、その後レビューを見ながら、「ああ、そういうことだったのか」と趣旨を理解した途端、じわじわと面白さが込み上げてきた不思議な映画。
一周目も意味が分からないなりに見ていて退屈じゃなかったし、意味が分かった二周目は二周目なのに退屈じゃなかった。
特に終わり方がいい。
オススメの見方としては、好きなタイプの生徒を見つけて、そこに肩入れしてみる。
そして騒動になった彼の退部の理由も明かされることはない。
同じ日を主要登場人物たちの視点で何度もリフレインさせて、彼らの立ち位置や心境などを立体的に描き出している。
一見仲良しのように見える女子たちのグループ。
男子との付き合いや片思い。
付き合っているけど、公表しない理由。
些細な恋の芽生えと失恋。
全国大会で優勝を狙える男子バレー部の主要メンバー桐島。
数日姿を見せない。彼女は次第に不安になる。
桐島は最優秀選手に選ばれるほどで、おそらく容姿も端麗だろう。
人気選手と付き合っている校内一の美女リサ。
リサを取り巻くようにしてつるむ女子。
日常に空いた小さな不安が、彼女たちの間に亀裂を発生させる。
バレー部で桐島と同じポジションにいるのは小泉。
ひそかに彼を慕うミカ。桐島がいなくなれば小泉が活躍する。女子の亀裂。
日常生活で桐島の代わりにいるのがヒロキだろうか。サナと付き合っている。ヒロキに片思いのアヤ。
ヒロキはスポーツセンス抜群だが、特定の部活に入らず野球部などの試合に時折出ているが、最近は誘われても行こうとはしない。
毎回誘ってくる野球部キャプテンがずっと夜まで練習している姿を見て隠れるあたりは、物事に真剣に取り組む気になれない自分自身への背徳感のようなものがあるのだろう。
屋上にいた映画部の撮影の中に入ってしまってごたごたになるが、その後ヒロキは前田にカメラの部品を拾って返す。
カメラを持ちながら前田に質問する。人はカメラを向けられると素になるのだろうか? ヒロキの質問にまじめに考え答え始めた前田。自分自身の気持ちを改めて気づいたように話す。
そして今度は前田がカメラを持ってヒロキに話しかける。
「おれはいいよ」と言って一筋の涙を流すヒロキ。
彼はなぜ泣いたのだろうか?
これは多義的だ。見る人それぞれの青春時代の思い出に沿った解釈があるだろう。
できるのに本気で取り組もうとしないヒロキ。本気で取り組んでいたのに辞めた桐島。
友人として本気で心配しているが、結局まだ会うこともできない歯がゆさ。桐島の本音が知りたい。
3年の夏が終わっても、引っ掛かることのないドラフト会議を待つキャプテンの一途さ。おしゃれして遊ぶのも若者の特権。周囲からは馬鹿にされている映画部にも、彼らのポリシーがあることを知った。少し斜に見ていた映画部も「本気」で活動していたのだ。
ヒロキは、本気になれない自分に気づいたのかもしれない。何かに根を詰めるほど夢中になってみたい。今しかできないことに集中してみたい。
全国大会優勝を掲げるバレー部にとって、霧島の退部は致命的だ。彼の行動によってさまざまなものが撹拌されるように彼らの立ち位置や考え方などがうまく描写されている。
アヤはサナにわざとらしくヒロキとのキスを見せつける。
動揺しながら合奏練習に戻ってくる。彼女の動揺で合奏にならないのかと思いきや、見事に音が合ったのは、アヤの心の響きと音楽とが一致したからだろうか? 最後にアヤは満足そうに微笑む。彼女にとって一つの青春に区切りをつけることができたのだろう。
本気だから。
本気だから本気で傷つくのだ。
桐島もおそらく、本気だったから、挫折したのだ。
そしてヒロキは、本気になれなかったことに気づいたことで涙を流した。
もしかしたらそれで、みんなそれでよかったのかもしれない。
各々が各々悩み苦しみ、それがどんな形であれ、ダメなことは何もない。
もしかしたらこの作品はそれが言いたかったのかもしれないと思った。
かなり難解だけどいい作品だと思う。
良い映画です。
個人的にエンディング曲も気に入ってます。
焦燥感を感じながらも前を向いていく…そんな風に解釈しました。
私の感想は、イケているグループもオタクっぽい文化系のグループも体育会系のグループも登場しないけどカリスマな桐島も男子も女子も、全ての登場人物が実は大したことのない人たちと言うことです。
小さい世界で上とか下とか言っているだけ。そういう悲しみがありますね。