美容整形マニアのウィルデンシュタインさん死去 「キャットウーマン」の異名
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【1月2日 AFP】美容整形手術を繰り返して「キャットウーマン」と呼ばれていたスイスの社交界の名士、ジョセリン・ウィルデンシュタインさんが昨年12月31日に死去したことが分かった。79歳。パートナーでファッションデザイナーのロイド・クライン氏が1日、公表した。
クライン氏はAFPへの声明でウィルデンシュタインさんについて、「2024年12月31日午後、パリで就寝中に安らかに亡くなった。私たちは2024年8月からパリに滞在していた」と説明。うたた寝していたウィルデンシュタインさんを起こし、大みそかのディナーの準備をしようとしたところ、反応しなかったと明らかにした。
「連絡を受けてやって来た医師の初期診断によると、眠っている間に心不全を起こし、安らかに亡くなった」という。
ジョセリン・ペリセットさんは1945年にスイスで生まれ、アートディーラーのアレック・ウィルデンシュタインさんと結婚し、ニューヨークの社交界にデビュー。2人の子どもをもうけた。1990年代後半に泥沼の離婚劇を繰り広げたが、その後もウィルデンシュタインの姓を名乗り続けた。
一部のメディアには、1940年生まれと報じられていたが、最近のインタビューでは元夫の生年と勘違いされていたためで、実際は1945年生まれだと説明していた。
美容整形マニアで、インスタグラムで100万人以上のフォロワーを持つウィルデンシュタインさんは、猫のような目の形をしていたことからタブロイド紙から「キャットウーマン」と呼ばれるようになった。
昨年秋には仏テレビC8の番組で、「自分の顔を変えたいと思ったことは一度もない」と主張する一方で、唇を少し厚くしたいと思ったことはあるかもしれないと語った。
元夫の気持ちをつなぎ留めるために美容整形を始めたとの臆測を否定した。
ウィルデンシュタインさんは昨年12月23日には、パリの高級ホテル「リッツ・パリ」の外でクライン氏と一緒に撮影した動画を投稿していた。
クライン氏は、自身との出会いは2001年のニューヨーク・ファッションウィークだったと振り返り、「ジョセリンは私の親友でパートナー、そして婚約者だった。彼女は人生への情熱を持ち、茶目っ気のあるユーモアのセンスを持っていた」と評している。(c)AFP