「バイデン氏停戦案」の実現を ハマスが要請
このニュースをシェア
【8月12日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は11日、ガザ紛争の仲介国に対し、新たに停戦協議を行うのではなく、ジョー・バイデン米大統領(Joe Biden)が5月に示した停戦案の実現を目指すよう求めた。
仲介国の米国、カタール、エジプトはこのほど、新たな協議を15日に行うことを提案。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はこれを受け入れていた。
それに対しハマスは、「さらに交渉したり、新たな提案を出したりするよりも」 5月31日にバイデン氏が提示し、その後、国連安全保障理事会(UN Security Council)が支持決議を採択していた停戦案の実施を望んでいると表明した。
ハマスは「バイデン氏の構想および安保理決議に基づいて仲介国が実施計画を提示し、占領者(イスラエル)にもそれを順守させるよう求める」としている。
バイデン氏は停戦案を公表した際、イスラエルの案だと説明していた。(c)AFP