【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は24日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第24シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)は6-4、6-1で第3シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を下し、優勝した2013年大会以来となる4強入りを決めた。

 2012年大会でもタイトルを獲得したアザレンカは、64分に及んだ長丁場の第1セットを制すと第2セットは逃げ切り、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)女王エレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が待つ準決勝に駒を進めた。

 近しい友人でもあるペグラ戦を終えてアザレンカは、「彼女にはよくやってほしいから、勝つのはつらい。でもそれと同時に、自分の最高のテニスをしなければいけない。彼女は素晴らしいプレーをしていて、安定している。自分は最初のポイントから力を発揮しなければいけなかった」とコメントした。

 ペグラにとっては自身3度目となる全豪の準々決勝だったが、過去4度あった四大大会(グランドスラム)での準々決勝はいずれも勝ち上がれず、1セットも奪えていなかった。この日もロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)の屋根の下で、その残念な記録は更新されることになった。

 それでもペグラは3年連続での全豪8強入りをポジティブにとらえようとし、「3年で3回準々決勝に進めたことを、一歩引いてみる必要があると思う」と述べた。(c)AFP