ムール貝「足糸」まね水中接着剤 低温で簡単剥離、東北大が開発

東北大のチームが開発した温度によって性質が変化する接着剤。低温下(左)で軟らかくなり接着強度が弱まる(同大提供)
東北大のチームが開発した温度によって性質が変化する接着剤。低温下(左)で軟らかくなり接着強度が弱まる(同大提供)
  • 東北大のチームが開発した温度によって性質が変化する接着剤。低温下(左)で軟らかくなり接着強度が弱まる(同大提供)
2024年12月25日 16時24分

 海中で岩にへばり付いて離れないムール貝をヒントに、東北大のチームが水中でも使える接着剤を開発した。体温ぐらいの温度では強くくっつき、下回ると簡単にはがせるため、貼る場所を傷つけずに使うことができる。止血や体への医療機器取り付けに活用できそうだ。

 ムール貝は「足糸」と呼ばれる糸状のタンパク質で岩に体を固定しているが、外部からの刺激を察知すると素早く離れる。チームは、足糸と同じ化学構造を持つ接着剤を、温度によって硬さが変化するゲルで作った。

 開発したゲルは温度によって性質が変化し、約35度以上では水分を出して硬くなり、水中で1平方センチ当たり1キロ以上の力に耐えられる。

    共同通信のニュース・速報一覧
    共同通信共同通信

    国内外約100の拠点を軸に、世界情勢から地域の話題まで、旬のニュースを的確に、いち早くお届けします。

    https://www.kyodonews.jp/
    • 学力テスト2024
    • フィギュアスケート専門情報サイト Deep Edge Plus
    • 47数独チャレンジ
    • 2024年度 全国若手落語家選手権
    • 脳トレクイズ
    • 共同通信Podcast
    • ふるさと発信
    • 地域再生大賞
    • 47PR 知っトク!情報発信!
    • 大学入学共通テスト
    • 学力テスト2024
    • フィギュアスケート専門情報サイト Deep Edge Plus