デザイン / Design
GADGET
空想と退屈さを求めたのはなぜ?:『WIRED』日本版が振り返る2024年(ガジェット編)
2024年もたくさんのガジェットが登場し、WIRED.jpでも多くのレビューやレポート記事が掲載された。その大半はワイヤレスイヤフォンにスマートフォン、スマートウォッチなど。いずれも間違いなく性能は進化はしているし、デザインだって洗練され続けている。が、よく読まれた記事を振り返ってみると、気になることがあった。『WIRED』日本版が振り返る2024年(ガジェット編)。
By Satoshi Taguchi
Business
1000年の都のインスピレーションで進化する「カーム・テクノロジー」
人間がより人間らしくいられるための「カーム・テクノロジー」というデザインアプローチ。その支持が、静かながら確実に世界に広まっている。11月、Calm Tech Instituite創始者、アンバー・ケースが京都を訪問。同地に同団体初の海外拠点を開設したことと、新たな認証プログラムがスタートしたことを報告した。
By Nobi Hayashi
CO-CREATION
万博は未来を選び取るための「目次」:齋藤精一 ──特集「THE WORLD IN 2025」
国威発揚型の万博から、多元的な未来への道筋を選ぶための万博へ。そのためには、より多くの人々が共創するための「かかわりしろ」をいかに拡げられるかが問われている。
By Michiaki Matsushima、Takuya Wada
Culture
ゴールドウインと中里唯馬が手がける大阪・関西万博パビリオンの制服が問うていること
ゴールドウインとファッションデザイナー中里唯馬が、2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」のアテンダントスタッフユニフォームを制作した。慶應義塾大学教授の宮田裕章がプロデュースした屋根も壁もないパビリオンのための服は、夏が年々過酷になっていくいま、未来の装いのあり方を問うている。
By WIRED STAFF
ENERGIZED DESIGN
2025年、注目の電気自動車(EV)の美しき未来のデザイン──特集「THE WORLD IN 2025」
2025年の電気自動車(EV)は、スタイルと実用性を兼ね備えたデザインで注目されることだろう。街の中、自然の中、さらには水の中でも存在感を発揮する未来のモビリティを紹介する。
By Jeremy White
EXPO 2025
EXPO2025: “未来を実験する場”のカウントダウン──特集「THE WORLD IN 2025」
2025年4月、大阪・関西万博は開幕しているはずだ。「未来社会の実験場」のコンセプトのもと、世界から人や技術やアイデアが集まるだろう。『WIRED』日本版はひと足早く会場の夢洲へ。正円に切り取るかのような大阪湾の空の下、パビリオンは姿を現しつつあった。
By WIRED STAFF
Culture
開催が迫る渋谷慶一郎のピアノソロコンサート、妹島和世によるステージデザインが初公開!
12月19日(木)に紀尾井ホールにて開催される渋谷慶一郎のピアノソロコンサート。そのステージデザインがこのたび公開となった。デザインを手がけたのは建築家の妹島和世。どのような狙いのもと、いかなる意匠が込められているのだろうか?
By Tomonari Cotani
Event
12年ぶりに開催する「DESIGNTIDE TOKYO 2024」の詳細が明らかに
11月27日(水)〜12月1日(日)に東京・日本橋で開催される「DESIGNTIDE TOKYO 2024」。その内容や出展作品がついに公開された。メインの展示には国内外32組が参加し、次世代の作家8名による企画展や、テクノロジー、アート、ビジネスなど領域を横断するトークプログラム、出展作家のマーケットなどと多彩。気鋭の建築家が手がける会場構成も面白そうだ。
By Satoshi Taguchi
WWL
WIRED WHITE LIST:ファイブ(またはシックス)センスを刺激するニュース:WWL vol.03
イノベーションとアイデアのタネはどこにある? もちろんフィジカルな世界にある。バーチャル空間でアーカイブされてしまう前に、五感、あるいは6つの感覚を総動員して体感しよう。『WIRED』がキャッチした、テクノロジーとカルチャーとライフにまつわるグッドニュース。【2024年10月】
By Satoshi Taguchi、Asuka Kawanabe
FASHION
植木鉢のような家と建築家と衣服:AS A TOOL──CASE STUDY
人だけでなく他生物を受け入れる家がある。屋上、バルコニー、そして柱の中にも土を敷き詰め、雨水は地下まで染み入り、周辺の環境とゆるやかな生態系を育んでいる。「鶴岡邸」。設計者の建築家・武田清明のアトリエでもある循環の空間は、いかなる衣服と響き合うのか。
By Satoshi Taguchi
ARCHITECTURE
生態系を引き受ける建築「鶴岡邸」。建築家・武田清明へのインタビュー:AS A TOOL_CASE STUDY 01より
人だけでなく他生物を受け入れる家がある。屋上、バルコニー、そして柱の中にも土を敷き詰め、雨水は地下まで染み入り、周辺の環境とゆるやかな生態系を育んでいる。鶴岡邸。建築家・武田清明は自身のアトリエでもある循環の空間について、改めて語る。
By Asuka Kawanabe
Gear
ロレックスが値上がりすると、もっと欲しくなる理由は? 100年前の理論で説明
なぜ人は、高級ブランドの価格が高騰するとそれをさらに欲しがるのか。ソーシャルメディアや偽ブランド品が状況に拍車をかける現代、19世紀末の経済理論がその理由を説明してくれる。
By Chris Hall
Gear
ジョナサン・アイブがOpenAIと手がける「AI版iPhone」とは何なのか?
アップルのデザインを牽引し、iPhoneを世に送り出したジョナサン・アイブ。彼の新会社LoveFromがOpenAIと組み、画期的なAIデバイスの開発に乗り出している。それは「iPhoneほど社会生活の邪魔にならない」ことを目指した製品だという。いまわかっていることをまとめた。
By Sophie Charara
Gear
ダイソンがオーディオ分野に“本気”の投資へ。ジェイク・ダイソンが語る新型ヘッドフォン「Dyson OnTrac」に込めたメッセージ
ダイソン初のオーディオ専用デバイスとして発表されたワイヤレスヘッドフォン「Dyson OnTrac」。空気清浄機との一体型モデルを経てのオーディオ市場への本格参入になるが、激戦区でいかに戦っていくのか。ダイソンのチーフエンジニアであるジェイク・ダイソンが、『WIRED』の単独インタビューに応じた。
By Daisuke Takimoto
FASHION
「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」のひとつの衣装について、いま語ること
宇多田ヒカルの6年振りとなるツアー「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」が閉幕した。国内外で9カ所18公演、集ったファンは25万8,000人。デビューから25周年目を記念するビッグなステージで、彼女がまとったひとつの衣装について、わたしたちはもう少し知るべきなのだと思う。そう、あの虹のような色をした曲線のドレスについてだ。SpiberとA-POC ABLE ISSEY MIYAKE。当事者たちが、いま語ること。
By Satoshi Taguchi
Culture
海洋生物多様性の保全に自宅から貢献できる仕組みのデザイン: 「CREATIVE HACK AWARD 2023」グランプリ受賞者インタビュー
海洋生物の約25%の生存を支える一方、地球温暖化等の影響で白化現象が問題視されるサンゴ。「CREATIVE HACK AWARD 2023」でグランプリを受賞した「Coral Rescue」は、誰もがサンゴの保全に加担できる可能性を示すプロジェクトだ。同プロジェクトを主導するエクスペリエンス・デザイン・ディレクターの左右田智美に、プロジェクトの現在地やアワードに挑戦することの意義、そして、24年度の応募者に期待することを訊いた。
By Erina Anscomb
Gear
3Dプリントのランプを自在にカスタマイズ。Gantriが描く製造業の未来
Gantriの新システムを使うと、ランプシェードから電源コードに至るまで、4,000通りにもなるという色の組み合わせから選んで自分だけのランプを発注できる。3Dプリント技術を駆使するこの照明器具メーカーは、色の選択肢を増やすだけでなく、製造業全体の進化を見据えている。
By Boone Ashworth
Culture
最も美しいアンビルト建築7選
ザハ・ハディド、ダニエル・リベスキンド、トム・メインといったスター建築家たちが思い描いた、そして実現することのなかったクリエイティビティの結晶を振り返る。
By Katherine McLaughlin
FASHION
空間コンピューティング × ファッションの扉を開いたのも、やはりBALENCIAGAだった
この夏、バレンシアガは突如アプリのリリースをアナウンスした。「Balenciaga | Apple Vision Pro」だ。プレスリリースによれば、まったくユニークなランウェイショーの体験をもたらすことになるという。当然だ。誰もやったことがないのだから。
By Satoshi Taguchi
SZ MEMBERSHIP
コンピューターをヒッピー的理想へと回帰させるDaylightタブレット
コンピューターとハイテク産業は企業色が強くなりすぎて息苦しい──そう語るアンジャン・カッタは、屋外でも充分に機能する軽快なモノクロ画面のタブレットをつくり出した。『WIRED』エディター・アット・ラージのスティーブン・レヴィーによるレビュー。
By Steven Levy