いりぴぃさんが投稿したMORI YOSHIDA 東京店(東京/中野)の口コミ詳細

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MORI YOSHIDA 東京店中野、新井薬師前/洋菓子

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

ときめきを感じる香りや風味食感★自然な甘さ『MORI YOSHIDA 東京店』

中野区新井にあるパティスリーです。

今回の東京遠征の最大の目的、それは「MORI YOSHIDA 東京店」です。吉田シェフのXにより、11月下旬オープンと知りましたが、日程が定まらないと遠征しにくいこともあったり、しばらく混雑するだろうと考え、12月に日程をずらしました。

平日の開店1時間前に訪問。5人程度の並びです。開店時間には30人強となっていました。
中野駅北口から徒歩10分強でしょうか。住宅街にあるお店はまるで美術館のような雰囲気です。コンクリート打ちっぱなしの洗練された造り。飾られたお花はポインセチアに統一されています。建物やユニフォームがグレーで統一されており、赤いポインセチアが映えていました。

私たちは一巡目に入店。左奥の棚に焼き菓子、中央のショーケースにケーキが10種類あるようです。ちなみに、店内写真撮影禁止です。

購入したもの
ケーキ
■フラン ヴァニーユ(850円)
■ベージュ(920円)
■ルリジューズ ポム(880円)
■ババ トロピック(920円)
■モンブラン(970円)
■フォレノワール(880円)
焼き菓子
■カヌレ(480円)②
■ギフトボックス(小)(4300円)

※ギフトボックスは自宅に持ち帰り。

・・・・・・・・・・・・・・・

■モンブラン:
まるでクリスマスツリーのようなビジュアルです。粉糖が粉雪のようです。そして土台も特徴があります。パリパリ食感の極薄のパートフィロ(中は硬めのダマンド)。マロンクリームの中にはたっぷりシャンティクリーム。中にマロングラッセが入っています。
和栗のモンブランとは方向性が異なり、洋酒が香るオトナ向けな味わい。マロンクリームはなめらか、口溶けが良い。穏やかな甘さです。マロンクリームに包まれたシャンティクリームも意外と軽い印象。シャンティクリームは生クリームのみではない気がします。たっぷりなのに重たくないです。ただ、個人的な好みとは少し…。パートフィロの部分の塩味が効いており、この部分が好み。

■ベージュ:
スペシャリテです。丸い平たいムースタルト。土台はチョコレートのタルト。ザクザク食感。塩味が効いています。その上に爽やかなオレンジ風味のチョコレートガナッシュ。そしてライチと紅茶のムースです。何となくミルクティーのような雰囲気?装飾にはホワイトチョコレートの花びら。
食べるアロマのような、もちろんバランスが程よく上品な香り。アールグレイとライムの香りがふんわり広がる。ムースの口溶け、タルト部分はザクザク食感、その中にあるガナッシュはパリパリしていて、食感の変化が楽しい。フォレノワールでももちろんのこと、チョコレートが美味しい。

■ババトロピック:
ラム酒は使わずに、ブリオッシュにマンゴーとパッションフルーツを染みこませたもの。トップにシャンティクリームがあり、その下にはカットマンゴーとマンゴークリーム(カスタード)が隠れています。
まずは華やかな香りが広がります。パッションフルーツを染みこませたブリオッシュをお口に運ぶと、じゅわ~っと広がるトロピカル感。染みこませると生地が柔らかくなる場合もあると思うのですが、それがありません。生地がなめらかであり、舌触りも良い。そして弾ける感覚。
フランスの伝統菓子〝ババ・オ・ラム”をアレンジしたもの。個人的に1番のお気に入りです。

■フォレノワール:
フランスの伝統菓子。フランス語で「黒い森」という意味。ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルド地方にある、針葉樹にちなんで名付けられたもの。シュヴァルツヴァルド地方はさくらんぼの産地としても有名。
艶やかなグラサージュと断面が美しい。三層のチョコレートビスキュイの間にバニラクリームと、チョコレートクリーム。グリオットチェリーがキラリ輝く。
シロップを染みこませたビスキュイがお口の中でじんわり広がり、とろける感覚があります。クリームの層が2種類あるので、ひと口ずつ食べ進めるのが楽しくなります。洋酒の香りがふんわり。バニラクリームはグリオットチェリーの甘酸っぱさを引き立てる。バニラクリームは仄かな酸味もある?そしてグリオットチェリーの甘酸っぱさがチョコレートクリームのビター感を引き立てる。グリオットチェリーが柔らかい。チョコレート自体も仄かに酸味を感じるもの。だからチェリーとの一体感が映える味わいです。
〝ビターなカカオ感、チェリーの甘酸っぱさ、ラム酒のオトナ感”。私のメモ帳に書いてありました。これもお気に入りです。

■ルリジューズ ポム:
〝ルリジューズ”はフランス語で「修道女」。フランスで定番の伝統菓子。
下の大きなシュー生地の中にはりんごのコンポートとカスタード。修道女の襟の部分はキャラメルクリーム。上のプチシューは飴がけされている。シュー生地の食感が新鮮?飴がけした部分のパリッと感。角切りりんごのシャキシャキ感。食感がその部分で変わる。
この商品と〝シューアラクレーム”は東京店限定だと教わりました。

■フラン ヴァニーユ:
パイ生地のようなサクサクした食感のあるタルト生地に、ぷるぷる震えるアパレイユ。バニラが贅沢に使用されており、優しいバニラの香りが広がる。バニラビーンズの黒い粒粒がいっぱいですよね。お口の中でとろけると、卵感と乳のクリーミー感がじんわり広がる。
今回購入した商品はオトナ向けのものが多い印象がありますが、こちらは家族揃って楽しめるものでしょう。甘さが優しい。カットが大きく、食べ応えがあります。大きめだけど、ペロッと食べられちゃう美味しさです。
タルト生地の食感や風味、アパレイユの焼きめの香ばしさがあり、味わいの上に香りや食感のアクセントがあります。

■カヌレ:
大きめです。ほろ苦さのあるガリガリの層。中はもっちりしている。噛みしめると、オレンジの爽やかな柑橘香りとバニラの風味がふんわり広がる。ラム酒感はない。

■ギフトボックス(小):
ケーク オ フリュイ、パンドジェンヌ ポム、ケーク オ ショコラ、マドレーヌ シトロン、マドレーヌ 黒糖、フィナンシェ アマンド、フィナンシェ ノワゼット、紅茶のクッキー。
ケーク オ フリュイ:フルーティー。フルーツやナッツが沢山入っている。原材料を見ると、納得してしまう。単調ではない香りと風味。オレンジピールだけではなく、レモン果皮やグレープフルーツ果皮等も。お酒もラム酒にブランデー、清酒を使用している。お酒が弱い方は控えた方がよいかも?清酒の香りが新鮮だった。
パンドジェンヌ ポム:この商品は口の中でとろける。表面が滑らかでしっとりしている。ジューシー。頬張るごとにじゅわ~っと広がるりんご感。コナン好きな私は原材料を見て、にんまり。りんごを原材料としたアップルブランデーを使用。りんごの香り、そしてりんごの風味が楽しめます。〝パンドジェンヌ”はイタリア・ジェノヴァに伝わる伝統菓子。
ケーク オ ショコラ:ほぼチョコレートのようです。軽い食感。チョコレートの塊のようです。エアリー感がある。優しい甘さ。
マドレーヌ シトロン:酸味は優しめ。爽やかな柑橘香が広がります。購入した商品の中では甘さがしっかりめ。でもレモンの風味があり、すっきりしている。ふんわりしっとりしている。
マドレーヌ 黒糖:黒糖の香り、味がしっかり広がる。深みのある甘み、コクが楽しめる。
フィナンシェ アマンド:アーモンドの香ばしさとバターの風味がじんわり広がる。購入した商品の中では甘め。〝ジョブチューン”を拝見して、フィナンシェを食べてみたかったです。
フィナンシェはバターがじゅわっと広がるもののイメージがあったが、上品なバター感でした。味・香り・食感のバランスがよい。
フィナンシェ ノワゼット:ノワゼットの方がパリッと感がある。ヘーゼルナッツの塊があり、塩味が効いている。甘さが優しい。
紅茶のクッキー:ざっくり食感。噛みしめると、アールグレイがしっかり香る。

・・・・・・・・・・・・・・・

本当は自宅に持ち帰りたかったです。以前、キルフェボンのタルトを持ち帰ったことがあります。タルトが湿気ったり、崩れたことがありました。
今回はシェアして、ランチ代わりにケーキをいただきました。せっかくだから2人で6種類。普通なら食べられない気がしますが、食べられちゃうんです笑。どの商品も〝味・香り・食感”のバランスがよく、飽きないというのか、新鮮さがあります。

訪問をする上で、スペシャリテだったり、食べるべき商品をチェックしました。2人の感想は、1番の目的ではないものにあり。ついでに購入したものが意外とお気に入り。
どれも新鮮な味わいがあります。食べる人によって嗜好があると思う。経験値を広げる意味で、色々なスイーツを食べてみると面白いです。吉田さんのケーキのビジュアルはクラッシックな雰囲気ですが、ときめきを感じる香りや風味、食感があります。
食べログに投稿をする以前はフランス菓子をあまり知りませんでした。フランス菓子は甘さがしっかりめのイメージでしたが、甘さが自然とでもいうのでしょうか、上品な優しさがあります。

価格に関してはケーキが800円~1000円。わりと大きさがあるので、CPは悪くはないと感じます。最近、訪問をしたお店と比較をしてみると、サイズ感があると思う。
焼き菓子に関して、地方でもカヌレが400円台のお店もあり、わりと大きさがあり、悪くはないと思う。
焼菓子は種類を食べ比べると、面白い。それぞれ生地が違う気がする。原材料を見ても小麦粉の表示順が異なり、ベーシックな生地を使いまわしているのではなく、それぞれの商品にこだわりがあるのを感じます。微妙な食感の違いがあったり、洋酒の使い分けだったり。焼菓子でも〝発酵バター”と〝バター”の使い分けがあったり。原材料名を見ながら食べると、面白かったです。一般人の私にはわかりにくいけれど、そのひと口に新鮮さがあり、好みでした。

焼菓子の賞味期限が、一般的なパティスリーの同じものよりも短めです。
これは〝味・香り・食感”を楽しめることを前提とした期間なのかも知れないです。大量に作り、商品を切らさないためとも考えられるけれど、食べてみると前者だと思う。賞味期限ギリギリにも食べてみたので、そう感じます。

元中野区民としては久しぶりに楽しみました♪
美味しかったです。ご馳走様でした。

  • フラン ヴァニーユ

  • フラン ヴァニーユ

  • フラン ヴァニーユ

  • フォレノワール

  • フォレノワール

  • ベージュ

  • ベージュ

  • ルリジューズ ポム

  • ルリジューズ ポム

  • ババ トロピック

  • ババ トロピック

  • モンブラン

  • モンブラン

  • モンブラン(カット)

  • カヌレ

  • カヌレ

  • ギフトボックス(小)

  • ギフトボックス(小)

  • ケーク オ フリュイ

  • パンドジェンヌ ポム

  • ケーク オ ショコラ

  • マドレーヌ シトロン

  • マドレーヌ 黒糖

  • フィナンシェ アマンド

  • フィナンシェ ノワゼット

2024/12/20 更新

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