kelly kotowariさんが投稿したおかもと鮮魚店 (山口/下関)の口コミ詳細

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おかもと鮮魚店 下関/居酒屋、海鮮、食堂

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

幻のふく料理

とうとうこの度も長州藩
いや山口県の下関までやってきてしまった

俺は普段一人きりで高級な海鮮などは行かないたちではあるが
さすがにこの土地までくるとまずはふくを食べなければならないと思い立ってみた

ホテルにチェックインをしてまもなく
こちらのお店に来てみることにしたのだ

まるで港町の魚屋さんのようなところを通り
漁師食堂のようなラフな場所に通される

とりあえずは関娘という日本酒ととらふくの刺身
そしてクジラの竜田揚げを頂く
下関に来て早々まずは課題をクリアしてしまおうという算段である

関娘はオーソドックスな辛口のボディがあるお酒で美味しい
地のものにあうのか、クジラの竜田揚げと良い相性を見せる
クジラの竜田揚げは少し血の味がありながらも他では食べられない独特の旨さの上にしっかりとした下味がついて揚げられており、なかなかに美味しかったな

そしてとらふくの刺身である
淡白なのに噛めば噛むほど
深い味わいが染み出す、身を中心においしすぎるといったところだ
皮などはプリッとしていてこれはこれで美味しいのだが
身の淡白さと旨みの強さという相反を持ち合わせた味わいの凄さがあまりにも素晴らしく
思わず獺祭の45で合わせる
日本酒の水を差したら花が咲いてしまったという比喩が良いほどにどこまでマリアージュをしてしまい
美味しさは広がるばかりであった

ここまでとらふくが美味しいものだとは
意外と高級寿司などに行っていたり、たまに何かの折にふぐを食べたりすることはあったが、知らなかった

それではと注文をしてみたのが
幻と言われるとらふくの白子である
通説によると1月から3月までしか取れないと言われているこちら
あまりに美味いといったところだ
強すぎる旨みはもはや日本酒でしか中和できないほど
それでいてロイヤルな味わいであり
最後の昆布締めが効いている残り滓までマジで美味しい最強の白子であった
今まで鱈だったりの白子も美味しく楽しんできたが、今流行りの言葉でレベチと言ったところで
こんなに美味しいものがこの世にあるのだろうか?
そういえるほどの圧倒的なものを感じる
柔らかすぎて俺の箸では上手にいけなかったので、恥ずかしながらスプーンですくい
旨みを口中に広げながら日本酒で中和するという流れをずっとずっと繰り返していた

下関、、
そしてこちらのお店
とんでもないところである
現実に帰って来れるかわからないほどの美味しさ
街に来て、ただいま3時間ほど、果たして何が起きるのであろうか
もう既に帰っても良いくらい素晴らしい経験はこちらでしたのだけど

2023/03/09 更新

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