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東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅より徒歩7分。
7番出口より地上に出て、明治通りを渋谷方面へ。途中の信号で左側に渡り300m程先の歩道橋の手前の路地を左に。150m程進むと左手にTRUNK HOTELがあるので、その先の路地を左折。ホテル沿いに緩い坂を上ると左手に隠田神社があるので、その前を右に曲がるとすぐ左側に店がある。
一見洒落た一軒家にしか見えないし、店名の表示は見当たらない。建物中央にある竹の手摺の階段を昇っていくと左奥にひっそりとのれんが掛かっている。
こちらは、2013年から連続してミシュラン東京で一つ星を獲得している蕎麦の店。食べログアワードでも4年連続でBRONZEを獲得している。
六本木ヒルズへ移転した「竹やぶ恵比寿店」を引き継いだ形で2003年に恵比寿でオープン。2008年に一旦閉店して2011年に現在の場所へ移転。
自家栽培した常陸秋蕎麦を石臼粗挽きにして打つ拘りの蕎麦と丁寧な仕事の蕎麦前が評判。ミシュラン効果でインバウンド系のお客さんも多く常に混雑しているため、予約をしての訪問が無難と思われる。
とはいえ、アルコールと蕎麦前を嗜まない1人客になので予約をするのも気が引ける。ランチタイムに数回チャレンジしたことがあるが、いずれも不発。臨時休業だったり、待ち客多数で断念したり。
で、今回は夜の予約が一巡するであろう19:30〜20:00ぐらいの時間に予約なしで飛び込んでみることに。それで入れて貰えたらラッキーぐらいの気持ちで店へ向かう。
19:30頃訪問。
暖簾の後ろにある引き戸を開けると若い女性店員さんが対応してくれた。「予約されていますか?」と訊かれたので「いいえ」と答えると、「本日は予約の方で満席です」と言われる。まあ仕方ないので「また来ます」と店の前の階段を降りて駅に向かって歩き出した。
すると、別の女性店員さんがかなりの勢いで階段を駆け下りて追いかけてくる。「申し訳ありません!不慣れな店員が対応してしまって…」と詫びられた。いや、全然怒っていないんだけど…。
2、30分待てば席が空くとのことなので、快諾して入口右手にある待合室へ案内される。
待合室は6〜7人でいっぱいになるぐらいのスペース。中に予約の待ち合わせらしい男性客が1人。少し後にフリーの女性客が1人入ってきた。右隣に厨房があるらしく、かなり慌ただしい雰囲気の音や声が聞こえてくる。
10分程で待合室に女性店員さんがやって来て、店内に案内される。
入口を入って右手に厨房、左手に客席。壁沿いのカウンター席に案内される。
店内は2人掛けのテーブルが四つに壁に沿ったL字型のカウンターに6席。ただしカウンター席はコロナ禍対策で1つ間を空けて使用している模様。
内装はシックな雰囲気で、調度品などのセンスも落ち着いている。「竹やぶ」出身の方の店はあの独特の雰囲気の内装を踏襲していることが多いが、こちらにはその欠片もない。
メニューをさっと見て、女性店員さんに粗挽きせいろと熱もりせいろをオーダーする。どちらを先に出すかと訊かれたので、お任せしますと返答。
5分程で蕎麦徳利と猪口、薬味が用意され、程なくで粗挽きせいろが提供される。
四角い笊の上に細切りの蕎麦。表面は瑞々しいが蕎麦粉の粒が目で見て分かる程の粗挽き。黒い甘皮も見える。
1本手繰ってそのまま口に運ぶ。十割特有の硬さがあり、滑らかさが皆無の舌触り。これを噛みしめると口の中で蕎麦の野趣豊かな香りがフワッと拡がる。いや、これは美味しい。ここまで蕎麦自体の味を感じることはこれまで経験がないかも。
もり汁は鰹節や鯖節などが良く効いていて、割下は角がなく少し控えめ。これで強い蕎麦と合うのかしら?と思ったりもしたが、実際に蕎麦を浸けて啜るとこれがとてもしっくり来る。汁はあくまで蕎麦の風味を引き立たせる役割なのだなと理解した。
途中で薬味の青ねぎと生山葵を入れて食べ続ける。蕎麦の名店にありがちな少量の盛り付けなので、あっという間になくなってしまう。
そのタイミングを見計らって、女性店員さんが蕎麦湯を運んできてくれる。蕎麦湯は蕎麦粉が添加されていないと思われるすっきりとしたタイプ。これでもり汁を割って飲みながら熱もりせいろを待つ。
すぐに盆の上の笊をと薬味皿を片付けられ、熱もりせいろの準備が始まる。
まずは、生玉子のはいった大きめの猪口と薬味皿と錫製だろうか?金属の片口に温かいもり汁が用意される。そして、店員さんから食べ方の説明書きが渡される。生玉子に薬味を入れて溶きながら蕎麦の到着を待てと書いてある。
その通りに作業を始めようとする直前に、熱もりせいろが提供される。
四角い木の箱に平打太切りの蕎麦が盛られている。箱からふんわりと蕎麦の香りが立ち昇る。おそらく箱にはお湯が入っていて、下から温めているようだ。
そう、こちらを訪問したのは、この熱もりせいろを試してみたかったから。
大阪・堺で多く見られる熱もり蕎麦というのがあって、蒸篭に入ったほかほかの蕎麦を甘口のもり汁を生玉子で割ったものを浸けて食べるという、東京の蕎麦好きからすると信じられないような代物なのだが、おそらくこちらの熱もりせいろはそのインスパイア系と思われる。
堺では「ちく満」が有名でそれ以外にも数軒。東京だと京都で熱もりせいろを扱っている「竹邑庵太郎敦盛」という店の支店が新橋にあり何度か通ったのだが、そちらも2010年に閉店してしまい、それからこの手の蕎麦を見かけることはなくなった。
生玉子を溶き解しつつ片口に入っているもり汁を少しだけ舐めてみる。粗挽きせいろの汁とは全く異なる、甘口で割り下が強く感じられる濃いめのもの。これを玉子液の中に少し入れて掻き混ぜる。
そして、次に蕎麦の味見を。1本手繰って口に運ぶともごわっとした口当たりでもちっとした食感、そして野趣味溢れる蕎麦の味が口に拡がる。粗挽きせいろの味も濃かったが、こちらの方が全然強い。蕎麦の香りや味ってここまで強く出来るのか、と感心する。
そして、この蕎麦をもり汁を足した玉子液に浸けて食べる。口当たりが滑らかになる。香りは多少弱まるが、割り下の甘さが蕎麦の味をより強調させている気がする。うん、これは物凄く美味しい。
こちらも盛り付けは少量なので、あっという間に食べ終わる。
そのタイミングに合わせて蕎麦湯が提供される。今回は蕎麦粉を添加したのかしらと思うぐらい重めの蕎麦湯。蕎麦の種類によって異なる蕎麦湯を用意しているのだろうか?それとも偶々?
玉子液に蕎麦湯の熱が入り、ふわっと花のように拡がる。そして玉子の甘みが増してとても美味しくなる。飲み終わった後に残ったもり汁を蕎麦湯で割って飲んでみたが、これはちょっと甘さが立ち過ぎて、飲み続けるのは若干辛いそう。
粗挽きせいろと熱もりせいろ、蕎麦を2杯頂いて腹八分目ぐらい。私としてはちょうど良い量。
こちらの蕎麦は、どこまで蕎麦の香りと味を極められるかに注力しているが故、万人受けする味とは言い難い。特に熱もりせいろなどは「こんな食べ方粋じゃない!」という蕎麦好きの方も多いかもしれない。ただ、この味が気に入った人には堪らなく美味しい。そんな人を選ぶ感じの店だと思う。
ただ、そんな店にも関わらず、これだけ繁盛するというのは、ひとえに丁寧な調理の蕎麦前や実直な接客、居心地の良い雰囲気を作ろうとする店側の努力なのだろう。
また機会を見て、フリーでふらっと訪問して、運が良ければ食べられるみたいなことをしてみよう。予約するのは憚れるので。
その時は温かい納豆そばを試してみたいと追う。おそらく熱もりせいろの延長線状にあるような気がしているので、これを是非試してみたい。