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○太の主として寿司屋ガイド
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○太
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1回
夜の点数:4.5
2011/01 訪問
魚料理がメチャ旨の驚くべきバー
K6やサンボアには何度か行ったけれど,バーの食事で感動したことは今まで一度もなかった。いわゆるダイニングバーもしかりである。しかしこの店の料理には驚嘆した。下手な寿司屋のつまみより美味い皿が次々に出てくるのである。まず店内の空気がやわらかい。これはマスターとスタッフの気さくで穏やかな人柄が反映されたものである。マスターの八木さんがこの店を開いて3年目。魚好きで毎日市場に買い出しに行き,“かつぎ”業者のネットワークも広げつつあるという。まずはハートランドの生で喉をうるおす。私はビールの中ではこれが好きである。麦芽100%で優しい甘みが心地よい。さて,カウンターの背後に掲げられた黒板には,珍しい魚の名が並ぶ。ヒゲダラ? ウメイロ? どんな魚で,どういった食べ方があるかをマスターに聞きながら,好きな調理法を注文できる。マスターも嬉しそうに教えてくれる。私はカウンターの店(寿司屋やバー)では,メニュー表に見入ることはあまりない。せっかく目の前にマスターや大将がいるのだから,やりとりを楽しまなければ「もったいない」ではないか。ここのマスターはまったく客を緊張させない。とても居心地が良く,話しやすい。以下にご紹介する料理はマスターやシェフとのやりとりの結果,私が適当に注文したもので,常時あるとは限らないし,メニュー表に載っているかどうかも知らないので,ご了解いただきたい。ヒラスズキのカルパッチョと,その白子をポン酢で頼む。身は溶ける舌触りでほのかに甘く,白子は鱈のよりもこってり濃厚で,これまた舌に溶けていく。魚料理を味わうために日本酒に切り替える。種類は多くないが,山形の辛口純米酒が大変美味だった。マスターも普段は日本酒をよく飲むという。私としては,カウンターバーで日本酒をいただくのは初めてのような気もする。金目鯛があるというので,ストゥブ鍋でアクアパッツァにしてもらう。ブロッコリーとカリフラワーの中間のような野菜(名は聞いたけど忘れた)が添えられている。身がほくほくとほぐれ,滋味あふれるあじわいである。シマアジの南蛮漬けはふつうに美味しいが,シマアジと言われなければ分からない。シェフの名を冠した井上君のだし巻きを頼む。普通の卵焼きだが,日本酒のあてには良い。日本酒はあっという間に飲んでしまい,節操なくウィスキーに切り替える。ハイランドパークやグレンモーレンジなど,メジャーどころを中心に置いてある。しかも値段は一般のバーより安い。ここは奇をてらわずにフェイマスグラウスをいただく。トリッパを食べたいと言ったら,牛モツの赤ワイン煮を勧められた。こってりとした旨味で,どんどん酒が進む。ソーセージやべーコンも自家製だというので,それを入れたピザを焼いてもらう。自家製だと言われれば旨い気がするが,正直あまり違いは分からない。調子に乗ってワインを頼む。完全にチャンポンで明日の仕事が思いやられる(苦笑)。ワインの種類も多くはないが,チリの若いカベルネがバールの皿には合う。マスターも気取らずに多めに注いでくれるのが嬉しい。ワインのつまみに白カビチーズを頼む。厨房からシェフの井上さんが出てきて話をする。下鴨茶寮で6年間和食を修行された方で,マスターが適当?に仕入れてくる魚を,あれこれメニューを考えるのが楽しいという。シメに茶漬けを所望した。塩辛はどうですかと言われたが,平凡で面白くないので,黒板に目がとまった赤ムツでお願いする。これが何とも絶品の出汁茶漬けであった。鯛茶漬けでは味わえない妖艶な旨味で,祇園の芸妓さんの色気を連想させ,あまりの美味しさに言葉を失う。井上さんも初めて作ったということだが,バーのカウンターでこれほどの料理をいただけると思わなかった。この店なら一晩にあちこちはしごをする必要はない。料金もきわめて良心的である。いわゆる「教えたくない店」の部類に入るのだろうが,どんどん繁昌して,魚料理のバリエーションも増やして欲しいと願うので投稿した。さっそく今週末,再訪しますよ。まかない風の海鮮丼をいただきに。
2011/01/19 更新
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ペット可
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家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
K6やサンボアには何度か行ったけれど,バーの食事で感動したことは今まで一度もなかった。いわゆるダイニングバーもしかりである。しかしこの店の料理には驚嘆した。下手な寿司屋のつまみより美味い皿が次々に出てくるのである。
まず店内の空気がやわらかい。これはマスターとスタッフの気さくで穏やかな人柄が反映されたものである。
マスターの八木さんがこの店を開いて3年目。魚好きで毎日市場に買い出しに行き,“かつぎ”業者のネットワークも広げつつあるという。
まずはハートランドの生で喉をうるおす。私はビールの中ではこれが好きである。麦芽100%で優しい甘みが心地よい。
さて,カウンターの背後に掲げられた黒板には,珍しい魚の名が並ぶ。
ヒゲダラ? ウメイロ? どんな魚で,どういった食べ方があるかをマスターに聞きながら,好きな調理法を注文できる。マスターも嬉しそうに教えてくれる。
私はカウンターの店(寿司屋やバー)では,メニュー表に見入ることはあまりない。せっかく目の前にマスターや大将がいるのだから,やりとりを楽しまなければ「もったいない」ではないか。
ここのマスターはまったく客を緊張させない。とても居心地が良く,話しやすい。以下にご紹介する料理はマスターやシェフとのやりとりの結果,私が適当に注文したもので,常時あるとは限らないし,メニュー表に載っているかどうかも知らないので,ご了解いただきたい。
ヒラスズキのカルパッチョと,その白子をポン酢で頼む。身は溶ける舌触りでほのかに甘く,白子は鱈のよりもこってり濃厚で,これまた舌に溶けていく。
魚料理を味わうために日本酒に切り替える。種類は多くないが,山形の辛口純米酒が大変美味だった。マスターも普段は日本酒をよく飲むという。私としては,カウンターバーで日本酒をいただくのは初めてのような気もする。
金目鯛があるというので,ストゥブ鍋でアクアパッツァにしてもらう。ブロッコリーとカリフラワーの中間のような野菜(名は聞いたけど忘れた)が添えられている。身がほくほくとほぐれ,滋味あふれるあじわいである。
シマアジの南蛮漬けはふつうに美味しいが,シマアジと言われなければ分からない。シェフの名を冠した井上君のだし巻きを頼む。普通の卵焼きだが,日本酒のあてには良い。
日本酒はあっという間に飲んでしまい,節操なくウィスキーに切り替える。ハイランドパークやグレンモーレンジなど,メジャーどころを中心に置いてある。しかも値段は一般のバーより安い。ここは奇をてらわずにフェイマスグラウスをいただく。
トリッパを食べたいと言ったら,牛モツの赤ワイン煮を勧められた。こってりとした旨味で,どんどん酒が進む。ソーセージやべーコンも自家製だというので,それを入れたピザを焼いてもらう。自家製だと言われれば旨い気がするが,正直あまり違いは分からない。
調子に乗ってワインを頼む。完全にチャンポンで明日の仕事が思いやられる(苦笑)。ワインの種類も多くはないが,チリの若いカベルネがバールの皿には合う。マスターも気取らずに多めに注いでくれるのが嬉しい。ワインのつまみに白カビチーズを頼む。
厨房からシェフの井上さんが出てきて話をする。下鴨茶寮で6年間和食を修行された方で,マスターが適当?に仕入れてくる魚を,あれこれメニューを考えるのが楽しいという。
シメに茶漬けを所望した。塩辛はどうですかと言われたが,平凡で面白くないので,黒板に目がとまった赤ムツでお願いする。これが何とも絶品の出汁茶漬けであった。鯛茶漬けでは味わえない妖艶な旨味で,祇園の芸妓さんの色気を連想させ,あまりの美味しさに言葉を失う。井上さんも初めて作ったということだが,バーのカウンターでこれほどの料理をいただけると思わなかった。
この店なら一晩にあちこちはしごをする必要はない。料金もきわめて良心的である。いわゆる「教えたくない店」の部類に入るのだろうが,どんどん繁昌して,魚料理のバリエーションも増やして欲しいと願うので投稿した。
さっそく今週末,再訪しますよ。まかない風の海鮮丼をいただきに。