トロットロの雲呑に特徴があった中華料理屋さんのラーメンっぽさがあった雲呑麺でランチ♪ : 来々軒

日曜日に所用で岡谷市に行った際のランチで、利用したお店が、
「美味麺餐庁　来々軒」さん
でした。
こちらのお店は初代から継承する「手作りの伝統」を愚直なまでに守り続ける、冷凍食品は一切使わず、麺や点心の皮、各種タレなど、可能な限り自家製を心がける、創業７０余年と言う岡谷市の皆さんに長年愛されている老舗の中華料理店っぽさのあったラーメン屋さんでした。
お店の場所は岡谷市の中央町。『岡谷駅』からなら４００ｍ程の徒歩５分の場所の『岡谷市道２５号線　童画館通り』の道沿いの『中央町１丁目』の交差点の直ぐ近くにありました。
お店の前にやって来た時間は１２時４５分。
この時点でお店の前にはシングル客２名、ペア客１組のお客さん達が入店待ちをされていました。
仕方なく、私もその後に並んで待つ事５分で入店です。そんな大した待ち時間ではなかったですね。
こちらのお店の席数は壁に向かったカウンター席３席、二人テーブル１台、四人テーブル２台、相席ありの六人テーブル１台、小上がりに四人座卓１台、八人座卓１台、十二人テーブル１台が有る個室１ヵ所が有りました。
私は壁に向かったカウンター席の一つに通され着席です。
ちなみにこの時点で店内にはシングル客２名、ペア客６組の先客がいらっしゃいました。
着席後、カウンターに置いてあったメニューを見ながら何をいただくか検討。
メニューを見てみるとラーメンはラーメン、小さめのラーメン、雲呑麺、拝骨麺、叉焼麺、酸辣湯麺、担々麺、雲呑スープ、今月の限定麺の桜海老と春キャベツの湯麺（売り切れ）が有り、自家製点心は焼売、長い海老春巻き、春巻き、春菊の水餃子、豚肉の水餃子四川風、手羽先揚げが有り、ご飯物はカツ丼、ミニカツ丼が有り、セットメニューはＡ．ラーメンとミニカツ丼のセットとＢ．お好きな麺＋小さなカツ丼のセットが有りました。
この中からどれにするか暫し検討した結果、
こちらのお店のメニューの中でとても特に人気が高くて、ＴＶ番組でも取り上げられたらしい、
「雲呑麺」￥１，２６５
を注文です。
で、ラーメンは注文後１６分で着丼です。
こちらのお店では全てが手作りのために最低でも出来上がりに１５分はかかるとの事で、メニューによっては２０分くらいかかる料理もあるとの事でした。
まあ、そんな事は兎も角として、届いたばかりの丼の中を俯瞰で眺めてみましょうか。
具材は丼の表面の半分以上を覆おう雲呑、メンマ５本、海苔１枚、青菜の茎５キレと葉っぱ２キレ、刻み白ネギ少々と言ったところ。
スープは赤茶色の醤油色に濁り気味の色合いのスープ。
麺は細縮れ麺ですね。
じゃ、まずはスープを一口。
出汁のベースは鶏でしょうか？旨味はほどほどに感じられました。
魚介の和風な旨味もするなぁ。これは煮干しと昆布かなぁ？知らんけど。
香味油は風味もコクも高くはなかったですね。
醤油ダレはそんなにスープの前面に出てくるタイプの醤油ダレではなかったですが、少しだけ決して嫌な感じではないクセがあるのが良かったですねぇ。ちょっと中華っほい感じのクセでした。
次に麺をいただいてみましょう。
クチュと柔らかながらも麺の芯付近ではプチッとした感じに噛み切れる感じの髪の毛一本分のコシはありました。
加水率は高めな方で、鹹水もそれなりには効いていた感じの麺だったのかな？
麺の表面はどちらかと言えばツルツル気味な方だったので、舌触りと喉越しもこれもどちらかと言えば良い方だったと思います。
麺の味としては淡い淡い本当に淡い塩気と甘味があり、小麦粉っぽさは感じられなかった麺でしたね。
最後に具材達の事にも触れておきましょう。
やっぱり雲呑麺なのですから雲呑の事に触れない訳にはいきませんよね。
この雲呑なのですが、本当に兎に角いっぱいスープの表面に浮いていました。
でも、そんな雲呑は雲呑らしい感じの形が残っているって訳ではなくて、皮はスープの中にトロトロに蕩けている感じでした。辛うじて皮の形を限界ギリギリのところで保っているかも？くらいのトロトロ具合でしたね。だから雲呑が何個入っていたのかが分からないくらいでした。
そんな感じの見た目だったのですが、辛うじて皮のツルツル感は感じられましたかなぁ。胡麻油の風味も薄く感じられました。
餡は縦横高さ共に１ｃｍくらいもない小さなサイズのものが入っていました。餡のお肉は鶏肉？それとも豚肉？どっちだったんだろう？味わいも含めて餡が小さ過ぎて何だかよく分かりませんでした。
メンマはコリコリしながらも柔らかさもある噛み心地です。
味付け適度でしたが、メンマらしい良い意味での苦味は薄めなメンマでしたね。
青菜は青梗菜なのかな？
青菜らしい苦味はほどほどでしたが、この程好い苦味は醤油スープによく合っていましたね。
海苔は普通でした。
そんな感じにラーメン一杯全て完食です。
雲呑もそうでしたが、スープも含めてラーメン屋さんのラーメンと言うよりも中華料理屋さんのラーメンって感じの雲呑麺でしたね。