奇跡の飲食店 : 焼肉 はせ川

焼肉 はせ川@小田急相模原
○食べログ焼肉EAST百名店2023選出店○

●注文品
ヒレ　¥1,580×2
ザブトン　¥1,580×2
ミスジ　¥1,580×2
三角バラ　¥1,580×2
千本すじ　¥1,280×2
上タン　¥980×2
スタミナニンニク タン裏・タン先　¥800×2
黒毛和牛カルビ タレ　¥850×2
ハラミ　¥650×2
チキン レバー焼き　¥200×2
馬刺し　¥650×2
馬刺し握り　¥1,920
本日のおすすめサラダ　¥650
たまごサンド　¥600
グリル ド ハム・チーズサンド　¥550
大人のオムライス　¥1,500
燕三条背脂ラーメン　¥900
モンブラン　¥500
自分でティラミス　¥500
パピンス　¥600
ほかドリンク多数
→合計　¥63,530（12名分）

●個人的評価：★4.1

●導入
高い肉質と度肝を抜かれるサイドメニューで人気を博す焼肉店。食べログでは2023版まで焼肉百名店に選出されていた。

最寄りは小田急相模原駅であり徒歩12分ほど。住宅街としか言いようがない立地です。

超人気店であり事前予約していく必要があるものの、予約の電話を取ってくれないという変わった形の訪問難易度の高さを誇る。

個人的には10年ほど前から気になりブックマークしていたが、どうやって訪問したら良いのかわからず先延ばしになっていたところ。今回は定期訪問されている方に同行させていただく形で訪問することができた。

どうしても訪問したい場合はお店に直接出向いて予約を取るのが確実なのかな。とはいえ都心からはかなり距離がありいずれにしてもハードルは高いです。

今回は12名での訪問。後述するが人数は多ければ多いほど良いかと思います。

●味の感想
12名という超大人数での訪問であり、そもそも食べていないメニューもある。肉類の写真は注意書きがない限り2人前。

▪︎ヒレ（1枚目）
柔らかく噛むたびごとに旨味が溢れ出す。程よい赤身と脂身のバランス感が良い。めちゃくちゃ美味い。

▪︎ザブトン（2枚目）
ステーキのような肉厚なザブトン。
1枚¥1,580でそのままスーパーで売ってたとしても即買いするレベルのクオリティであり、原価率の高さが窺える。

歯がいらないほど柔らかく牛の旨味甘味を楽しめる。美味い。

▪︎ミスジ（3枚目）
ミスジとは思えないほど綺麗にサシが入ったお肉。ウワミスジっていうらしいです。脂乗りが良く美味い。

▪︎三角バラ（4枚目）
強く脂が乗っていて牛肉のコクを楽しめる。脂乗りが良すぎるので胃もたれ注意です。

▪︎千本すじ（6枚目）
さっぱりとしていて噛みごたえのある肉質。噛めば噛むほど旨味が溢れ出す。

▪︎上タン（7枚目）
綺麗にサシが入った牛タン。若干解答が雑な感じもしないではないが、程よい歯応えと強い旨味を持つもの。美味い。

▪︎スタミナニンニク タン裏・タン先（9枚目）
ニンニクスライスが大量に盛られた牛タン。
タン裏・タン先とのメニュー名を疑うが逆詐欺では？と思わされるほど綺麗にサシが入っていて上タンとの違いがわからないレベル。

若干もったいない気もするが、ニンニクと塩胡椒のパンチで食う牛タンもたまには良いですね。

▪︎黒毛和牛カルビ タレ（写真なし）
細長く変わった形のカルビ。ちょっと脂身が多すぎるかな。

▪︎ハラミ（10枚目）
変わった切り方で提供される薄切りのハラミ。自分の好みとは異なる薄切りのポーションながら、甘辛いタレによる調味は結構好き。美味い。

▪︎チキン レバー焼き（11枚目）
牛レバーはなく鶏レバーのみ提供されている。臭み少なく美味い。¥200の量ではない。（褒め言葉です）

▪︎馬刺し（12枚目）
写真で1人前。綺麗にサシが入った馬刺し。とろけるような食感でめちゃくちゃ美味い。

▪︎馬刺し握り（13枚目）
8貫で¥1,280、12貫分注文。
シャリの温度感や握り方はまあ焼肉屋のサイドメニューかなあという凡庸なクオリティではあるものの、馬刺しの品質やサイズ感は目を見張るものがある。

なんか握りの隣に馬刺し盛りみたいなのもついていて超お得。馬刺しそのものよりも握りで頼んだ方がお得な気がした。

▪︎本日のおすすめサラダ（14枚目）
キャベツ、レタス、トマトなどの上に、スパゲッティサラダ、ポテトサラダ、玉子フィリング、ハムチーズが大量に盛られたサラダ。

2人とかで訪問してまずはサラダ、、ということで頼んでしまったらこれだけ食って満腹になってしまう分量。

▪︎たまごサンド（15枚目）
玉子フィリングがたっぷり挟み込まれたたまごサンド。ボリュームあるが東銀座のアメリカンに通う自分からするとインパクトに欠けるかな。

付け合わせのポテトサラダの量が多く、これだけで¥500でも驚かないレベル。

▪︎グリル ド ハム・チーズサンド（16枚目）
私は食べていない。が、ハムとチーズが大量でめちゃくちゃ美味そうだった。

たまごサンドと同様付け合わせのスパゲッティサラダの量がえげつなかった。

▪︎大人のオムライス（17,18枚目）
人気のサイドメニュー。
大量のウニバターライスに、ウニ100gと海苔が盛り付けられて提供され、卓上でオムレツを載せて完成するもの。

ふわとろのオムレツ、ウニの旨味とバター香るライスがよく合っている。めちゃくちゃ美味い。これが一番美味かったかも。¥1,500は圧巻。これ専門店が近所に欲しい。

▪︎燕三条背脂ラーメン（苦郎ラーメン）（19枚目）
苦郎ラーメンという二つ名がついたラーメン。
丼ではなく鍋で提供されるもので、軽く4〜5人前はありそうな量。これで900円はちょっと理解に苦しむ。（褒め言葉です）

豚や煮干しの効いたスープに極太多加水麺と確かに燕三条系の要素を感じる。ニンニクも入っていてパンチ効いてる。美味い。

▪︎モンブラン（20枚目）
当店人気スイーツのモンブラン。
やや雑多に絞られたモンブランクリームがボリューム感を強めている。

▪︎自分でティラミス（21枚目）
その名のとおりセルフスタイルで調理するティラミス。

バナナと生クリームだけが盛られたお皿に、ビスケット、コーヒーソース、アイスクリーム、マスカルポーネチーズ、ココアパウダーを振りかけていき完成させるもの。

▪︎パピンス（22枚目）
名前の由来は韓国かき氷かな？
とはいえその実態はアイスクリーム盛りであり、アイスのほか生クリーム、ワッフル、焼きマシュマロが石鍋に豪快にぶち込まれたもの。意味不明なボリューム感です。

●所感
特筆すべきはそのコストパフォーマンスの高さであり、肉とサイドメニューをたらふく食いつつ酒もガバガバ飲んで1人当たり¥5,000と少しで収まるのはえげつなさすぎます。

サイドメニューのコスパは言わずもがな、かと言ってアルコール類の価格も高いわけではなく、どこで利益を取っているのか、そもそも利益を取るつもりがあるのかわからないレベル。もはや慈善事業と言って差し支えないでしょう。

肉質もそれなりの高さを誇るが、当店の良さは豊富でコスパの高いサイドメニューにあると感じた。十分な種類のサイドメニューを注文できるだけのそれなりの大人数で訪問して、ワイワイやるのが正しい使い方かな。

自分でわざわざ予約取るためだけに出向いて楽しい会を主催したいなと思わせてくれるお店。ここでしかできない形の食事会を楽しめることと思います。奇跡の飲食店が小田急相模原にありました。