日帰り温泉施設「金砂の湯」で食す本場の常陸秋そば！ : そば処 金砂庵

「常陸秋そば」と言えば蕎麦通なら知らぬ者はいない（？たぶんｗ）茨城の誇るブランド品種。
中でも茨城県北部の山エリアは水はけの良さと昼夜の温度差から名産地として知られているそうです。
（あ、なんか聞きかじり知識ってバレますねｗ まぁ走ってると蕎麦畑もよく見かけるし、実際美味いから間違いないかと）

そんな常陸秋そばの本場の地にある日帰り温泉施設のひとつ、「金砂（かなさ）の湯」。
で、併設の食事処的なポジションなのがコチラ、「そば処 金砂庵」です。

日帰り温泉に併設の食堂、って言うと…ぶっちゃけ、ちょっとアレなお店が多いですよね？
「風呂上がりに飲むビールが美味くない訳はない！(≧∇≦)/ｻｲｺｰﾀﾞｾﾞ!」なんて大人のフォローをしてみるも、食堂単体で見ると「ぶっちゃけ普通なんだよなぁ…」的な。（笑）

ところが！

ここのお蕎麦、本場の意地かプライドか、はたまた飾らぬ自然体か、理由はともかく……美味かった！(*´ω｀*)
つるつるっ！と、噛めばしっかり腰のある なめらかな食感、そしてふわっと香る蕎麦の香り……

「気取らずカジュアルに食う蕎麦」として文句ナシ！(*´∀｀)b


さてさて……

以前は敷地内の別棟で営業されていた様子ですが、現在は温泉施設の建物内での営業。
温泉は利用しなくても、そば処のみの利用OK！な感じです。
（靴を脱いで下駄箱に入れて、フロントで鍵を渡して「レストランのみ利用です」でバッチリ！）

店内はいわゆる併設食堂な雰囲気。
が、大きな窓から眺められる山の「自然」の景色が改めていい感じ♪
庭園もしっかり手入れされていて、四季折々の表情を見せてくれることでしょう！

お水、おしぼり、セルフサービス。
（が、今回は空いてたからか、おばちゃんが持ってきてくれました♪）
注文決まったら手を上げておばちゃんカモン！
お会計は帰りにフロントで。


【辛み大根そば　天ぷら付き1,350円（蕎麦大盛り＋220円）】

「これを食べて今年の猛暑を乗り切ろう！」

キャッチフレーズに惹かれてか、はたまた「お上りさん観光客パターン」か、気が付きゃ一番「派手なメニュー」を注文。
（まぁ単純に辛み大根の爽やかさが食いたい気分。で、天ぷら付けても＋350円なら注文せにゃ損か？な感じ）

ま、逆を言えば一番「派手なメニュー」でもこの価格帯。
これが「常陸秋そば使用！」を謳う「通向き」なこだわり店に行くと倍近くすることもザラにありますよね(^^ゞ
もりそば780円から。日帰り温泉価格、有り難い限り。(*´∀｀*)

こちらのお蕎麦、前述の通り

“本場の意地かプライドか、はたまた飾らぬ自然体か、理由はともかく……美味かった！(*´ω｀*)
つるつるっ！と、噛めばしっかり腰のある なめらかな食感、そしてふわっと香る蕎麦の香り……

「気取らずカジュアルに食う蕎麦」として文句ナシ！(*´∀｀)b”

これに尽きます。
そこへ辛み大根、ネギ、鰹節なんかの薬味が加われば最後まで飽きずにペロリ。ですわ。(*´艸｀*)
（今回はつけ汁スタイルでの提供だけど、個人的にはぶっかけ＋薬味別のスタイルでも喰ってみたい）

季節の天ぷらはゴーヤと椎茸。
過ぎゆく夏を惜しみつつ、実りの秋の気配も感じる組み合わせ、ですね。
最後に汁ひったひたにして食うかき揚げもボリューミーでいい感じ。

食後の余韻の蕎麦湯もしっかり。
どんな能書きよりも遥かに多くを語る蕎麦湯さん。
今日は平日でお客さんが少ないながらも、しっかり本気で、手を抜かずに作ってまっせ！
蕎麦と同じく香る蕎麦湯からも伝わる、そんな心意気。

気取らず、構えず、しっかり地元に根付いた本場の常陸秋そばをリアルに感じた思い。
ご馳走さまでした〜！(*´∀｀)ノ


（ん？そう言えば常陸秋そばの新物が出回るのって10月下旬頃からだっけ？今回の訪問は９月下旬……去年の？いや、「種子更新」の張り紙あったから…早生？まぁその辺は「ガチの蕎麦通」さんにお任せしますｗ 個人的にはこれだけ美味きゃ文句なし！…いや、仮に去年のでこれだけ美味いなら新物の季節に来たら一体どんな……なんか後から脳内ぐ〜るぐるｗ）


※個人的メモ
後から気になった、ここでしか食べられないというオリジナル開発メニューの「あんかけ揚げ蕎麦（900円）」。
最初は食堂枠の賑わしメニューかと思ってスルーしたが……このレベルの蕎麦が出てくる店のオリジナルとあってはしっかり考え尽くされていそうな……むしろ「地元に馴染んだ飾らず気取らず常陸秋そば」メニューの真骨頂の気配すら……
再訪時には要チェック！！（メニューに残ってればいいんだけど…）