学研ホールディングスは2024年9月29日、シンガポールに算数、科学実験、プログラミングを中心としたSTEAM教育が学べる学研教室を開校した。2030年までに、35か国地域へ拡大することを目指すという。
シンガポールは教育水準が非常に高く、世界中から優れた教育システムの事例として注目されており、PISA（国際学力調査）では常に上位にランクインしている。また、シンガポール政府はSTEAM（Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics）教育に力を入れており、次世代の技術者やリーダーを育成するための取組みを積極的に推進している。
学研は、基礎学力を伸ばす教育事業として学研教室を展開。「科学と実験」などの出版事業で培ってきたコンテンツ力も強みとしており、近年は非認知能力や探求学習、STEAM教育などの「想像力、思考力を養う教育」の浸透に注力している。さらに、STEAM教育のグローバル展開はアジアを中心に拡大しており、2024年10月時点でオーストラリア、キルギス、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの8か国で100の学研教室を展開している。
今回、学研教室はシンガポールに算数、科学実験、プログラミングを中心としたSTEAM教育の新しいスタンダードを打ち立てることを目指し、第1教室を開校。学研教室のカリキュラムを生かしながら、個別対応と実践的な学びを重視し、シンガポールの子供たちに学ぶ喜びを提供していくという。
