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【obsidian】ポモドーロテクニック×ジャーナリングのススメ

ポモドーロテクニックって続かないよね

生産性を向上し、作業集中力を高めるテクニックとしてよく言われるものに、ポモドーロテクニックとジャーナリングがある。
多くの手法が入れ替わり立ち代わり登場する中で、この2つは非常に長い間支持され続けており、実践している人も多い。
効果が一定認められていると言えそうだ。

一方で、この2つは、続けるのが難しい、と言う特徴があるように思う。自分もその1人で、数年前から何度もチャレンジしていたものの、なかなか習慣化には至らなかった。しかし、ここ3ヶ月ほど

  • ジャーナリングにポモドーロテクニックを組み込む

  • 音声入力とobsidianを最大限活用する

  • 振り返りにAI(Claude)を活用する

この3つを組み合わせた手法で、習慣として完全に定着してきたのでメモを残す。



ポモドーロとジャーナリングの融合

インタースティシャルジャーナリング

ここでいうジャーナリングとは、「書く瞑想」とも呼ばれ、多くの人が実践している自己改善の手法。
自分が取り入れているのは「インタースティシャルジャーナリング」という方法で、簡単に言えば、作業の合間にその時やったことを記録するというものだ。
例えば、「午前中にレポート作成を終えた」や「午後の会議に集中できた」といった具合に、小さな記録を積み重ねていく。
ここ最近少し注目を浴びてるように思う。

ポモドーロテクニックとの融合

インタースティシャルジャーナリングの効用は大きく2つある。1つは作業の集中力を高めるため、もう1つは自分の行動を振り返るためだ。

この作業の集中力を高める部分にポモドーロテクニックを取り入れることで、より強力な効用を得ることができる。

具体的には、

25分ごとに必ずメモを書く

これだけである。

実際に腕時計のタイマー使ってます

インタースティシャルジャーナリングがなかなか続かない原因として、作業の合間に書くと言うことをついつい忘れてしまうだけではなく、作業の合間と言う区切りはなかなか難しく、中断してメモを取ると集中力が削がれるような気分になる点がある。

一方、ポモドーロテクニックの肝は、25分と言う決められた時間内で集中する、これを繰り返すことで一定の時間内で集中力発揮する習慣ができることだ。

この2つを組み合わせる、つまり25分ごとに必ずメモを書く、と言う習慣を作ることで、ポモドーロの効用である一定時間内で集中力を発揮する習慣を作る効果を得られ、さらに都度やったことを記録して振り返るようにするインタースティシャルジャーナリングも同時に実践できることになる。

個人的にポモドーロジャーナリングと名付けたこの手法は想像以上にワークした。


音声入力とobsidianを最大限活用する

音声入力のススメ

25分ごとに必ずメモを書く、というとまず思うのが、「めんどくさくない?」ということ。

これはその通りで、最初はこの25分とのメモを、後述するobsidianのメモアプリで、少しでも敷居低く書けるように実践していたが、それでもやはりだんだん億劫になっていた。

ただ、先日のmacOSのアップデートで音声入力周りが劇的に改善しておりこれを活用することで25分ごとにメモを取る面倒さは完全に解消した。
「今やった作業はこれ!」と声に出すだけでメモが取れるため、記録のハードルが格段に下がる。

Macでの文字入力作業の70%位は音声で行うようなった


詳細は今回省くが、MacOSには「音声入力」と「音声コントロール」の二種類の音声入力方法があり、どちらも試したが、現在は音声コントロールで入力している。macOSの音声入力は本当にやばいのでこれは近いうちに記事にしたい。

Obsidianでの効率的な記録

Obsidianは、シンプルかつ柔軟性の高いノートアプリだ。自動的にタイムスタンプを挿入するプラグイン「Thino」を使えば、作業記録が整理しやすくなる。例えば、「10:00:資料作成開始」「10:25:作成完了」といった形で、作業の流れが時系列で記録される。後から振り返る際にも便利だ。

実際の記録画面、YouTubeばかり見ている、、

AIを使った振り返り

obsidian×ClaudeMCPでのジャーナリング分析

Obsidianに記録したデータをAIツール「Claude MCP」と連携させることで、振り返りがさらに簡単になる。例えば、「この1週間で最も時間を使った作業は何か?」と質問すれば、AIが即座にまとめてくれる。また、集中力が高かった時間帯や逆にだらけた時間帯を把握し、次回の計画に役立てることができる。

過去ラーメンをいつ食べたかと聞いてみると

もう、全マシはやめておけ、という振り返りができる。

もっと、ちゃんとちゃんと分析もできる。

ジャーナリングの肝は振り返りにあると思っているが、これがAIと一緒に非常に効果的に行える。仕事や勉強の記録、ミーティングや人と会った記録、食事や睡眠に関するログ、これらを特定のツールに頑張って入れたりしなくても、メモをひたすら残しておくだけで後で分析が簡単に行える。

claudeで解析できるので、睡眠や食事などのデータを視覚的にアウトプットすることも簡単になる。
例えば、「月曜の朝は集中しやすい」や「午後3時以降は作業効率が落ちる」といった傾向を把握できる。これにより、自分にとって最適な作業スケジュールを作成できる。
(個人的にあすけんのようなログ系ツールはもうオワコンになってしまうのでは無いかと思う)


まとめ

ポモドーロテクニックとジャーナリングを組み合わせることで、特に25分ごとにメモを取る習慣が生まれ、作業の区切りを明確にしながら自己の行動を「書く瞑想」として振り返る機会が増える。

音声入力を活用すればテキスト入力の手間を省け、作業中の小さな進捗や気づきを確実に記録でき、後からの分析に大いに役立つ。

特にObsidianに残したログをAIツールのClaudeなどに解析させることで、集中力のピークや作業効率の傾向を可視化できる点が魅力だ。振り返りが楽しいことで、さらに習慣が継続する、という効果もあった。
この辺のAIの活用余地は結構まだ無限にあり、色々試行錯誤していきたい。

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