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ママだけど、自分の人生に没入したいからリモートよりも出社が好き

面接で「(ママだけど)リモートより出社派です」と言うと驚き半分、安堵半分、という反応をされることが多かった。ただ、正直なところママなのにリモートを希望しないことにちょっとだけ負い目を感じてしまうのはここだけの話。

そもそも、私は根本的にリモートが好きじゃない。オンオフの切り替えが欲しい。自宅というプライベート空間に仕事を持ち込みたくない。職場で同僚や上司に囲まれて、"働く私"にどっぷり浸りたい。

例えるなら私にとってリモート勤務は「パジャマのままベッドでスナック菓子を食べている」ようなもの。いやわからんか、伝わらんか…。

仕事している間くらい、ママじゃない私に戻りたい。掃除も料理も子育ても、とりあえず一旦家に置きざりにして社会へ飛び出せば、私はありきたりなオバサンだ。

保育園へ息子を送り届けて駅まで向かうあの時間、たまらなく自由を感じていつもスキップしたくなるのは私だけ?子育ての何が嫌かって、集中ができないことだ。こっちの事情はお構いなしに、ママ見て!あれは嫌、こっちじゃないとダメ!と大騒ぎしてくる。

きっとリモート勤務に違和感がない人は公私を緩やかに行き来できるタイプだろうと思う。効率を考えたら通勤はないに越したことはないし、昼休みのうちに夕食の準備をしたり洗濯物を畳んだりすれば時間も有効に使えるだろう。リモートの良さや利便性を頭ではわかっているのに。

出産してもうすぐ3年になろうというのにまだまだ「ママの私」を受け入れきれないんだよなぁ。相変わらず料理は下手だし、気の向くままに残業できた昔の自分が恋しい。家事と育児と両立なんてしたくない、そもそもやりたないねん。

そうは言っても妻になる、子を持つ人生を選んだのは他ならぬ私。いつまでもグダグダと言い訳を並べる往生際の悪さと切り替えができない、要領の悪さに嫌気が差しつつ。開き直って「私、出社好きです!やらせてください!」とアピールして無事に転職を決めることができた。

一向に決着がつかない、私vsママvs妻のせめぎ合い。そろそろ落とし所が見つかって欲しいものです…。

それでは、また🎀

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