タカラトミーが手掛けるハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK」は、今後発売される商品を含めた展示イベント「T-SPARK ZONE 2025」を1月17日から19日までの3日間、東京・秋葉原「AKIBAカルチャーズZONE」にて開催している。
「T-SPARK」とは、『トランスフォーマー』や『ZOIDS(ゾイド)』『ダイアクロン』といった、タカラトミーが持つロボット・メカ商品の技術を集結させたホビーレーベルだ。2024年7月から展開しており、自社IPだけでなく、他社の人気コンテンツとのコラボレーションをも行って、ハイターゲット(対象年齢15歳以上)に向けた商品を拡充する試みだという。
「T-SPARK ZONE 2025」では、「トランスフォーマー」「ZOIDS(ゾイド)」「ダイアクロン」「鋼鉄機神 アマダスマキナ」「REALIZE MODEL(リアライズモデル)」「トイライズ」「オルタードナノ」「メタモルバース」「SYNERGENEX(シナジネクス)」の9シリーズから商品が結集している。
ではここから、本イベント初日(17日)にかけつけたファンから熱い視線が注がれていたアイテムをいくつかご紹介していこう。
「トランスフォーマー」ゾーンは4つのコーナーを展開
変形ロボットキャラクターの雄「トランスフォーマー」ゾーンは4つのコーナーに分かれており、それぞれ異なる方向性を示し、ファンの興味をひきつけている。
「ミッシングリンク」シリーズは、初期に発売されていたトランスフォーマー玩具を、現在の技術でリニューアルし「もし当時のトイがフルポーザブル仕様だったら? 完全変形仕様だったら?」というファンの夢を実現した商品群となる。
「STUDIO SERIES」とは、トランスフォーマー映画の世界観を再現できる、人気のコレクションシリーズ。2025年はパッケージも一新、歴代の映画キャラクターたちが最新の造型でぞくぞく登場するという。
「AGE OF THE PRIMES」は人気のエアリアルボットと、トランスフォーマーの始祖13体を商品化する新シリーズ。「AOTP-01シルバーボルト」は2025年6月下旬の発売となる。
テレビアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したサイバトロン戦士「ラットル」が、トランスフォーマー最高峰ブランド「MPG」に登場。2025年9月下旬の発売が予定されている。
「ZOIDS」は初のリメイク商品「AZ-10 シーパンツァー」も
続いてリアルムービングキット(組立式駆動玩具)「ZOIDS(ゾイド)」の展示ゾーンが続く。
「AZ-07デスザウラー」は現在発売中。肉食恐竜を模した巨大で凶暴なルックスが目をひいた。
「AZ-10 シーパンツァー」。1987年の発売以来、初となるリメイク商品がZOIDSのキットとしては初めてモーター駆動を搭載している。2025年9月下旬発売予定。
「ダイアクロン」展示ゾーン
独自の世界観を備え、無限の広がりを見せるキャラクターSF玩具「ダイアクロン」シリーズの展示ゾーン。
ダイアクロン ホルスヴァーサルターMk-II<FSU/哨戒速戦仕様>2025年6月発売。
DA-115 パワードシステムセット<バトルスキャリバー>2025年7月下旬発売。
ダイアクロン隊の汎用主力戦闘マシン、ダイアバトルスシリーズの最新鋭機「ダイアバトルスX-1」。3機のマシンがロボット、そしてスクランブルモード(高速重飛行マシン)に変形・合体する。
洗練された新ブランド「鋼鉄機神 アマダスマキナ」
「鋼鉄機神 アマダスマキナ」とは、タカラトミーのロボット・メカコンテンツのカッコよさに新たな解釈を加え、合金モデルとして表現を試みた新ブランド。洗練されたプロポーションと合金による重量感が魅力である。
「AMT-02 プレダキング」テレビアニメ『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー2010』に登場した巨重合体兵「プレダキング」が、トランスフォーマー・アマダスマキナシリーズ第2弾商品として登場。猛獣部隊5体が変形・合体する仕様だ。2026年発売予定。
本格プラキット「REALIZE MODEL」シリーズ
タカラトミーが初めて本格的プラキットを手がけたことで話題を集めている「REALIZE MODEL(リアライズモデル)」の展示ゾーン。
ディスプレイには商品(組立見本/ジオラマ仕様)とともに、組立前のパーツが並べられている。
リアライズモデル「RMZ—008 コマンドウルフ アーバイン仕様」(2025年9月下旬発売予定)アニメ『ZOIDS』劇中のデザイン設定を元に再検証を行い、全体のシルエットを大きく崩さずに、部位ごとのデザインをディテールアップしている。
リアライズモデル「RMZ—007 トリニティライガー」2025年8月下旬発売予定。2001年の家庭用ゲームソフト『ZOIDSサーガ』1作目の主人公機として登場したトリニティライガーが、リアライズモデルシリーズで初めてキット化となった。
往年のキャラクターが蘇る「TOYRISE」シリーズ
往年のキャラクター商品をリメイク・リニューアルした「TOYRISE(トイライズ)」シリーズ。懐かしいヒーローやロボットがハイクオリティでよみがえった。
『勇者エクスカイザー』(1990年)のキングエクスカイザー。2025年3月下旬発売予定。会場内には商品を実際に手に取って動かすことのできる「タッチ&トライゾーン」があり、本商品のスムーズかつダイナミックな関節可動を確かめることができる。
『装甲騎兵ボトムズ』(1983年)からは「AT(アーマードトルーパー)コレクション」と銘打って、作品に登場したATを続々と商品化するべく開発が行われているという。
実写特撮アクションヒーロー作品『魔弾戦記リュウケンドー』(2006年)からは、主人公のリュウケンドーがアクションフィギュア化。2025年度中の発売を予定。
完成品アクションフィギュアの参考出品にも注目
完成品アクションフィギュア「ALTERED NANO/オルタードナノ」の展示ゾーン。超小型ながらハードディテールのアクションフィギュアと、キャラクターが装備する数々の武器が参考出品された。
人物キャラクターとディフォルメロボ・メカ(バディアーマー)がセットになった、1/10スケールキャラクタープラキットシリーズ「メタモルバース」。バディアーマーのパーツは武装として、人物キャラクターに装着することが可能。マルチバース設定の世界観により、様々なIPのキャラクターが参入するという。2025年初旬には、新コラボの発表が予定されている。
他社IPとコラボ「SYNERGENEX」
自社IPと他社IP・ブランドとのコラボレーション商品を展開する「SYNERGENEX(シナジネクス)」の展示ゾーン。
本イベントで初公開された『マクロス7』と『トランスフォーマー』のコラボ商品=「バサラプライム」(グレーサンプル展示)。ファイヤーバルキリーのファイターモードから、ロボットモードへ変形する。2025年冬発売予定。
「T—SPARK ZONE 2025」は2025年1月17、18、19日の3日間、秋葉原「AKIBAカルチャーズZONE」にて開催中だ。