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公式手帳発売記念!オンライン講座「面白いほど毎日がうまくいくようになる手帳の書き方」(全3記事)

古い手帳から新しい手帳への繰り越し方 手帳を買い換えたら最初に書き込むポイント

毎年新しい手帳を買ってみるものの、「結局途中でやめてしまった」「うまく活用できなかった」という人も多いのではないでしょうか? 本イベントでは、手帳セラピストのさとうめぐみ氏が登壇し、スケジュール管理を超えた手帳の使い方をお伝えします。本記事では、新しい手帳への繰り越し方や、今年の目標を叶えるスケジュールの書き方をお伝えします。

新しい手帳への繰り越し方

さとうめぐみ氏:それでは「来年の手帳への繰り越し方」、手帳の転記方法ですね。2024年の手帳から2025年の手帳に転記をする。おもしろいほど毎日がうまくいくようになるために、手帳を記憶媒体に、頭を創造媒体にしてください。

「余裕を作り出すことで、面白さ、幸せを感じられる五感を取り戻そう!」と書いてあります。ここ、すごく大事なんです。手帳セラピーと怪しいもののように聞こえてくるんだけれども、手帳は最初に言ったように文房具です。そして、その文房具に覚えていてもらうのは予定です。

予定を頭にずっと入れているんじゃなくて、手帳を記憶の媒体にして、手帳に書いておいて見ればわかるようにすると余裕ができる。一つひとつの物事におもしろさとか、「あぁ、幸せだなぁ」と向き合うことができる。五感で感じることができると、日々が豊かになってきます。

用事とか物事に追われていると。スマホだと忘れないようにリマインドしてくれたりはするんですけど、スケジューラーに動かされているような心の余裕のなさを感じているとしたら、手帳を使ってみることをおすすめします。

それでは、いよいよ2025年の手帳を手にして、重み・厚みを感じてみましょう。すごく怪しいかもしれませんが、2025年の手帳を持っている方は、このようにして(両手で手帳をはさんで)手帳の厚みを感じてみましょう。

私の2025年の手帳はまだこんな感じ。それが2024年の手帳と比べると、(2024年の手帳は)やっぱりちょっと膨らんでいますね。

このように、あなたの1年が薄い手帳から厚い手帳に膨らんでいくんだよっていうふうなことで、予定や夢などの種まきを手帳にしていきましょう。

「来年の手帳を手にしたあなたに」。手帳の厚み・重さは、これから始まる1年なんです。手帳セラピーがバインダー式じゃないのは、この厚みが1年という時間の重なりなんだっていうことを意識してほしいから、1年1冊なんです。

真っ白な手帳のページを埋めていくのは、あなたが思い描く夢と理想、そして日々の選択なんですよ。

予定を書き込みやすくする「インデックス」の工夫

手帳を手にしたらぜひやってほしいのが、2025年の手帳のマンスリーに月間インデックスを貼ってほしいんです。好みのインデックスをご用意いただいて。右利きの人は右側に貼ります。

それはなぜかというと、年間予定を書き込みやすくするために、すぐに開ける工夫をしてほしいんですね。貼り方としては、1月と2月。等間隔に貼って、シールを折り曲げるだけなんですけれども。

私が愛用しているのはインデックスシール2枚入りで、貼り直せる「チラットINDEX」というのを使っています。半透明なので予定も隠れません。貼り直せるから、ぶきっちょさんでも大丈夫です。メーカーと品番も載せておきました。写真を撮ると、すぐスマホで検索できますので、ぜひ活用してみてください。



話に戻りますが、「年間予定を書き込みやすく」というのは、手帳セラピーでは予定が入ったらまずマンスリーに書くから、マンスリーに貼ります。ウィークリーには貼る必要がないです。なぜかと言えば、ウィークリーにはこういう硬いポストイットを貼ってほしいんです。

手帳セラピーのワークシートは各種ありますが、それはこういうふうに上に貼ってもらって。ウィークリーは今週の終わり、日曜のページに硬めのポストイットを貼ると、今週がさっと開けるという工夫。

現物がこれです。ここ(右下に貼ったポストイット)を親指で押さえれば今週が開けるという工夫なので。しおりを使いたい人もいると思いますが、しおりよりも硬めのポストイットがおすすめです。

1年間付き合っていく手帳は、このようにインデックスを貼る見出しとか、ポストイットを貼って開きやすくする工夫をしていきましょう。

手帳を購入したら最初に書き込むこと

それでは、今日の3つ目のお話。この3つ目の書き方の説明をしていきます。

2025年の手帳を開いて、ペンを握ってみましょう。2025年の手帳を開いて、5色ペンを握って、最初に書き込むのは「すでに決まっている予定」です。

2024年の手帳からの繰り越し予定や、予定を色分けして書き込みます。ここで大事なのは、こういう意味なんです。決まっている予定を書くと、使える時間が見えてくるんですね。

要は、時間を全部自分のために使えたらいいんだけれども、仕事をしたり、お家のことをしたり、諸々やっているみなさんは使える時間が限られているので。この手帳でどれくらい使える時間を持っているのかを見える化することが先決です。

その書き込みの際に、「毎日のバランスが整う手帳セラピーの色分けルール」をぜひ活用してみてください。手帳の色分けは5色でやります。青は仕事です。緑はプライベート、ワクワクすること。これは手帳セラピーで大事にしている色です。赤は、重要なことや体調に関することです。歯医者の予約や検診などですね。

それと意外に大事なのが、黒の日常生活、それから日常のToDoなどですね。例えばアイロンがけしなきゃいけないとか、クリーニングを出しに行く、取りに行くとか。それから振り込みに行くとか、郵便局に郵便物を出しに行くとか。日常生活にわりと時間を取られていますので、これも見える化しておいたほうがいいです。

日常生活の予定を黒ペンで書くことってけっこう多いんですよね。専業主婦の方は家事は青でいいんですが、働いている方は、日常の予定を黒で書いてみると、ほぼ黒で埋まります。そうしたら1日1時間、自分のための、例えば勉強の時間とかゆとりの時間を取るのもけっこう貴重なことなんだなって気づくと思います。

5色ペンで色分けするのがポイント

その上で、オレンジ色。来年の夢や目標の時間を1日30分とか1時間とか取れたら、自己満足感がすごくアップするかと思います。このように色分けすることで、時間の使い方や生活リズム、体調の変化が一目瞭然になるので、ぜひ5色ペンで色分けをしてみてください。

そしてここも大事なことなんですが、ペンの色をカチッカチッと切り替えることで、このような効果があります。予定に伴って生まれてくる「自分の気持ち」に気づき、優先順位と同じように「自分の気持ち」を大事にする日々を選択できるようになるんです。

多くの手帳術は、優先順位を大事にしませんか? なんか十字を書いて、重要だけれども緊急でないこと、緊急で重要なこととか、チャートで書くみたいな手帳術がありますけれども。

そしたら人間、優先順位で緊急なものしかやらないですよね。そうすると、いつかやりたいと思っていた夢のことのために時間を作ることがすごく難しくなってしまうので。

自分の気持ちを大切にすることも考えてほしいので、ペンの色を切り替えて、オレンジとか緑を使ってほしいということなんです。今まで仕事や家事などの優先順位を気にして手帳をやっていて、手帳を開くのも嫌になってしまったり、やることばっかりという人が手帳セラピーをやってくれているのかなと思います。

ペンの切り替えで自分の気持ちに気づくことを、あらためて感じてみてください。そして今話したように、緑色のワクワクとオレンジ色、2025年の夢が散りばめられたマンスリーとウィークリーで幸せを実感しながら、夢や理想にチャレンジできる。それが手帳セラピーなんです。

ペンをカチカチさせながら、繰り越しを書いていくことをやってもらうんですけれども、それは私の2冊目の本(『1年で夢を叶える 宇宙とつながる手帳の書き方』)にこういう一覧表があるので、特別に載せておきました。

3月いっぱいまでに「手帳の繰り越し」が完成

「手帳を購入したら最初に書き込むこと」では、色分けが大事ということで、全部色分けで書いてあります。2つに分けると、「年単位の決定済みスケジュール」、それから「月単位の決定済みスケジュール」です。

先ほども言いましたように、決まっている予定を書くことで、自分の予定の時間を取ることができるということなので。決まっていることをまず書くのがポイントです。

まずは「前年の手帳からの繰り越し」。それから「仕事始め」。それから「夏休み」がもうわかっているとか。それから2025年の「仕事納め」。

うれしい「ボーナスの支給日」。そして「季節の挨拶状」を書く場合は、その準備日とか。それから「家族・知人の誕生日」。年齢も書き添えると、メッセージカードの時に書き間違えませんね。

子どもさんがいる方は、「運動会や文化祭の行事」。実はこういうものがいつ来るかといったら、さっきも言った春分過ぎた頃。4月の頭に近い頃になると思いますので、手帳の繰り越しが完成するのも実は3月いっぱいということになります。あとは「帰省」の予定とか「旅行」の予定など、年間のスケジュールをマンスリーに書きます。

それから、月単位で決定済みのスケジュールもあると思うので。例えば「請求書の締め切り日」とか「給料日」「月例の会議」とか。あとは「冠婚葬祭、パーティー」「スポーツ観戦・コンサート」。楽しい予定ですね。

あとは「習い事」、レッスンとか発表。2025年は手帳セラピーのことを書いてもらえるように、私も企画していきたいなぁと思っています。それから家計簿をちゃんとつけている方は、「家計簿の決算日」などですね。

ということで、2024年のカレンダー。私の手帳は2025年の1月はないので、たぶんみなさんこのように、1年間のカレンダーにメモしてくれていると思うので、これを繰り越していきます。

マンスリーページの使いこなし方

2025年のマンスリーに転記をしていきます。今「5色ペンで転記をしていきます」とお話ししましたが、次は基本中の基本で、ここから①、②、③の話になっていきます。「マンスリーページ、ウィークリーページの使いこなし方」。

これが私の実際のマンスリーページの見本になっています。

手帳セラピーが初めてだという方にぜひ知ってほしいのが、手帳セラピーは穴埋め問題式の手帳だと覚えてください。一般の手帳は、日にちと時間だけ書いてあって、好きなように使ってくださいっていうフリーページが多いんですが。手帳セラピーは項目が決まっているんです。

それは何かというと、「今月のテーマ」とか「今月やること・やりたいこと」、そして「今月のふりかえり」ということです。未来のことは上に、過去のことは下に書くという時間の流れの工夫が一目で見えるようにしてあります。

「日時は決まっていないが、この週でやりたいこと」をメモ

1年間はだいたい52週間です。この私の手帳は月曜始まりなんですけども、月曜始まりの端のほうに、「第○週のやれたらいいな」(を書いています)。

ここはどういうことかというと、日時が決まっていれば日時のところに書くと思うんですが、「日時は決まっていないけど、だいたいこの週でやるよ」ということもあると思うんですね。それを書いておくところです。

例えば1月だったらもう確定申告の下書きができるわけなので、この週にやれたらいいなということで、ToDoのチェックボックスをつけて書いてあります。

このように、第10週から第50週まで。1年は52週あって、お盆と正月だらっと休めば全部で50週なので、1週間に1冊本を読むと決めたら1年間で50冊本が読めるし。1週間で1つ新しい料理のレシピに挑戦すれば、1年間で50の料理にチャレンジできるというふうに、この「第○週のやれたらいいな」を活用してもらうこともできます。

そして、週ごとの振り返りを書く欄もこちらにあるので、ぜひここも書いてほしいなと思います。

ウィークリーはこんな感じです。「ほぼ日手帳」とか「ジブン手帳」とか、いろんな手帳を使っている人の書き込みの実際なんて見ると、ものすごくたくさん書いてある手帳もあるかと思いますが。手帳セラピーのウィークリーはこれくらいで十分かなぁと思います。

ただ、個人レッスンさせてもらうと、本当に細かく書いている方もいらっしゃるので、もう、そういう人にはもう拍手。「すごいね」といつも褒めちゃいます。

こんなふうに仕事をしている時間は自分の時間を取れないので、残りの時間だけが自分の時間だなっていうのが見えます。あとはぜひ、こういうゆっくりDAYも取ってもらって。みなさん自身が何をすればゆっくりしたと実感できる日かを考えてもらって実行するのも、2025年に取り入れてほしいです。そうするとうまくいくようになるんです。

私の場合は、パソコンを開かない、もしくは料理をしない日はゆっくりDAYですね。このように、マンスリーとウィークリー、穴埋め式になっているので、そこに書いてある見出しのとおりに書いてもらえれば埋まっていきます。

今日より明日をよりよくするための手帳の使い方

そして「今日より明日をよりよくするための手帳の使い方」をお話ししていきます。あなたが「うまくいった」と感じられる時はどんな時ですか? たぶんこんな答えが返ってくると思います。

「時間がうまく使えた時」「気持ちに余裕が持てた時」もきっとうまくいったって思いますよね。あとは「やりたいことができた」。これって別に大きなことじゃなくても、「仕事帰りにこのお店に寄れたらうれしい」と思っていたことができると、「できた」と思いますよね。

そして、「夢への行動(ができた時)」。1年で実現させたいことにコミットした行動ができると、「うまくいった」ときっと思うと思います。

例えば、スポーツジムで体を絞りたいと思っている人が、今日ジムに行く時間が取れたとか。本をたくさん読むっていう夢がある人は、本を読めた時には「できた」と思うと思います。

つまり、「うまくいった」と思うのは、「自己成長が感じられた時」と言い換えることができるかもしれません。そして、そのようなうまくいった毎日を増やすためには、振り返りが大切なんです。それはこのようにチェックをしてほしいんです。

予定を詰め込みすぎていませんか? 手帳術の講座に行くと、これだけチェックボックスを埋めるとか、これだけクリアをできるような手帳の使い方・行動の仕方とか、ライフハックなんて言ったりしますけれども。

生身の体の自分が予定をこなすので、予定を詰めすぎたらいけないんですよね。そこで、私の手帳は1時間刻みのウィークリーになっている。あれが現実なんです。あそこに書けるくらいが、人間として無理なくこなせるくらいの用事かなぁと思います。

「後から入ってきた用事」「思いつきで行った用事」も書いておく

スケジュールに関してなんですが、予定を詰めすぎないことと、ぜひみなさんに意識してほしいのは、後から入ってきた用事とか、思いつきで行った用事が意外にあるんですね。

職場で上司から「今日これをやってほしい」といきなり仕事が入ってくるのは、たぶん日常茶飯事ですね。「それをみなさん、手帳に書いていますか?」といったら、もう書くとムカつくから書きたくないというくらい、後から入ってくる用事は実際の職場ではたくさんあるのではないでしょうか。

それから、思いつきで行った用事というのは、自分自身でも手帳に書いていないことを「あれをやろう」とか「これをやろう」というので、ついやってしまいますよね。例えば、仕事帰りにショッピングセンターをちょっと見てきたとか。

インスタとかで動画を見ていて、あっという間に時間が経っていた、なんていうこともありますよね。みなさん、思いつきで行うことがいっぱいあって、自分の時間がなくなっていることにたぶん気づいていると思うんです。そういう人は後書きをして、事実と手帳を一致させておきましょう。だから、スマホで動画を見すぎたっていうのも書いておきます。

今質問に来ていたんですけれども。後書きをするのも、色分けしてもいいし。例えば動画を見るのが楽しい時間だったら、緑で書いていいと思うんですよ。そうすると、「これは楽しいからやったんだ」と自分の中で言い訳ができたらいいのかもしれません。

でも色分けをすることで、「これはもともとだったら明日やってもいいことなんじゃないか」とか、「これは土日の時間がある時にまとめてやったほうがよかったな」という学びにもなると思うので、色分けして後書きするのがいいかなぁと思います。

ちょっと今まで思いつきでやりすぎちゃっていた人は、新しい自分になるつもりで思いつきの用事を色分けをして書いてみると、自分の改善点が見えてくるかと思います。

ToDoにはチェックボックスをつける

ToDoというのは、手帳セラピーではやることの前にチェックボックスをつけてもらうことも約束事にしています。

やることを実行したらチェックボックスにチェックマークを入れて、「やった!」「できた!」という達成感を見える化し、自己評価をアップすることをおすすめしているので、ぜひToDoにはチェックボックスをつけてみてください。

例えば思いつきで行った用事はやることじゃなくてやったことなので、やったことの後ろにチェックボックスをつけて、もうやっちゃったのでチェックを入れるっていうのもありです。

もう一度言いますね。思いつきのことは、後ろチェックボックスっていうのも技としてあります。そうすると、私の手帳を開いても、に急に思い立って、アイロンがけとか、片づけ、ミシンがけしたりして、1時間とか2時間取っていたなぁなんていうのがわりとあります。

でも、急にミシンがけしたい気持ちが来たんだなぁって思います。よくテストの前になると連載ものの漫画を読みたくなったりしませんでしたか? もしくは模様替えをしたくなって、夜中に模様替えをしてしまう。それって、逃避行動なんですもんね。勉強したくないから、今しなくていいことをしちゃう癖が自分の中にあることを知ってもらうと、すごく自分の行動の癖直しになると思います。

今チャットに来ている「予定はチェックボックスで左寄せで、思いつきは右寄せに書いて、後ろにチェックボックスをつけています」という意見があって、私も同じです。ありがとうございます。

そのように、手帳セラピーを続けている方でも、後ろにチェックボックス、思いつきは右寄せっていうのを書いてもらうと、手帳がさらに埋まってくるかと思います。

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