尹大統領拘束令状の期限迫る、大統領警護処は執行協力拒否
[ソウル 5日 ロイター] - 韓国のソウル西部地裁は5日、尹錫悦大統領に対する拘束令状が違法で無効とする尹氏弁護団の申し立てを棄却した。
拘束令状の期限は6日。高捜庁は3日に、拘束令状の執行を試みたが、大統領警護処に建物への立ち入りを阻まれて中止した。 もっと見る
警察や検察との合同捜査本部を率いる高官犯罪捜査庁(高捜庁)は4日、大統領職を代行する崔相穆経済副首相兼企画財政相に対し、大統領警護処が令状執行に応じるよう命令することを再度要請した。
大統領警護処は5日、令状を巡る法的な議論を踏まえ、尹氏の身柄拘束に協力できないと表明した。
尹氏の弁護団は5日、高捜庁が権限がないにもかかわらず警察を動員するなどして令状を違法に執行しようとしたとして高捜庁の呉東運長官や捜査団を検察に告発すると明らかにした。
ソウルでは零下の寒さと雪の中、数千人が集まり尹氏の逮捕を訴えた。近くでは尹氏支持派も集会を開いた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」