昨年の訪日外国人は最多の約3687万人、消費額も過去最高に
[東京 15日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が15日に発表した2024年の訪日外国人客は3686万9900人となり、これまでの最多だった19年を約500万人上回った。前年比では47.1%増えた。観光庁のインバウンド消費動向調査によると、昨年の訪日外国人旅行消費額も前年比53.4%増、19年比69.1%増の8兆1395億円で、過去最高となった。
昨年12月の訪日外国人客数は、前年比27.6%増の348万9800人だった。コロナ禍前の2019年比では38.1%増で、単月での過去最高を記録した。
JNTOは12月について、学校の学期休みに加えてクリスマス・年末年始に合わせた旅行需要の高まりが多くの国・地域でみられたと分析。年間を振り返り、桜・紅葉などピークシーズンを中心に単月の過去最高を更新し、地域別でも東アジアだけでなく、東南アジア、欧米豪・中東でも実数を増やしたことが過去最高につながったと指摘した。
12月の地域別では、中国が前年比93.4%増の60万4200人と大幅増。地方路線を含む増便なども寄与したという。
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