青春のアイドル
『青春のアイドル』 | ||||
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ベイ・シティ・ローラーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1975年 | |||
ジャンル | グラムロック | |||
レーベル | ベル・レコード | |||
プロデュース | フィル・ワインマン | |||
ベイ・シティ・ローラーズ アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
AllMusic | [1] |
『青春のアイドル』(せいしゅんのアイドル、Wouldn't You Like It?)は、スコットランドのポップ・ロック・グループであるベイ・シティ・ローラーズがリリースした3枚目のスタジオ・アルバム。イギリスでは1975年の遅い時期にLPが発売されたこのアルバムは、グループの音楽的方向が変化したことを示すもので、1曲を除いてすべての楽曲がバンド自身によって作曲されていた。唯一、グループ外から提供された曲である「恋をちょっぴり (Give a Little Love)」は、イギリスでスマッシュ・ヒットとなった。このアルバムには、大きな手紙という形で個々のメンバーのカラー写真冊子が封入されており、バンド全員の写真がアルバム・ジャケットを飾った。
このアルバムの楽曲のうち7曲は、アリスタ・レコードがアメリカ合衆国だけでリリースしたアルバム『ロックン・ロール・ラブレター』にも収録されたが、アルバム・ジャケットの写真やデザインなども、そのまま流用された。
アルバム・タイトルの原題「Wouldn't You Like It?」は、英語で「これ好きになってくれないかな?」といった含意の表現である。原題と同名の「Wouldn't You Like It?」という曲も収録されているが、日本語の楽曲名は「二人でいつまでも」とされており、アルバム名とは大きく異なっている。また、後年の日本盤CDにボーナス・トラックとして収録されたこの曲の別バージョン(レスリー・マッコーエンではなく、ノビー・クラークがリード・ボーカルをとった1972年の音源)については、「ウドゥント・ユー・ライク・イット?」という音写の表記が用いられている[2]。
トラックリスト
[編集]- イギリス盤LP Bell Records #8002[3]
全作詞・作曲: 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド。 | |||
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
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1. | 「ダンスはゴキゲン (I Only Wanna Dance With You)」 | レスリー・マッコーエン | |
2. | 「レッツ・ゴー・ミュージック (Don't Stop the Music)」 | マッコーエン | |
3. | 「恋のシャンハイ (Shanghai'd in Love)」 | フォークナー/ウッド | |
4. | 「恋はすてき (Love Is...)」 | マッコーエン | |
5. | 「アイム・ア・フール (Maybe I'm a Fool to Love You)」 | マッコーエン | |
6. | 「若さでロックン・ロール (Too Young to Rock & Roll)」 | マッコーエン |
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
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1. | 「恋をちょっぴり (Give a Little Love)」(ジョン・グディソン/フィル・ワインマン) | マッコーエン | |
2. | 「二人でいつまでも (Wouldn't You Like It?)」 | マッコーエン | |
3. | 「恋のフィーリング (Here Comes That Feeling Again)」 | アラン・ロングミュアー | |
4. | 「君に会いたくて (Lovely to See You)」 | マッコーエン | |
5. | 「イーグルス・フライ (Eagles Fly)」 | マッコーエン | |
6. | 「愛のメッセージ (Derek's End Piece)」 | インストゥルメンタル:アウトロの語り - デレク・ロングミュアー |
- 日本盤LP Arista – IES-80450[4]
- 上記に加え、B面冒頭に「サタデー・ナイト」が追加されており、収録曲は全13曲である。
2004年のイギリス盤リイシューCD
[編集]ベル・レコードから2004年に出たリイシューCDには、ボーナス・トラックとして、日本盤アルバムにのみ収録されていたスマッシュ・ヒット曲「サタデー・ナイト」、イギリス盤シングル「恋をちょっぴり」のB面曲「彼女を泣かせないで (She'll Be Crying Over You)」、初期メンバーのノビー・クラークがリード・ボーカルをとった未発表音源「ウドゥント・ユー・ライク・イット?(1972ヴァージョン)(Wouldn't You Like It? (1972 version))」と「ドゥ・イット・アゲイン (I'd Do It Again)」の4曲が追加された。
同一内容のCDは2004年に日本盤もリリースされたが、既にオリジナルLPの日本盤に収録されていた「サタデー・ナイト」はバーナス・トラックとされず、表記を「サタデイ・ナイト」と改めた上でB面1曲目に相当する7曲目に入り、ボーナス・トラックは14-16曲目の3曲という扱いになっている[2]。
チャート
[編集]チャート(1975年) | 最高位 |
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オーストラリア(ケント・ミュージック・レポート、アルバム)[5] | 3 |
フィンランド(スオメン・ヴィラリネン・リスタ、アルバム)[6] | 3 |
ドイツ(Offizielle Top 100、アルバム) | 30 |
日本(オリコンチャート、アルバム) | 21 |
ニュージーランド(RIANZ、アルバム) | 5 |
ノルウェー(ヴェーゲー・リスタ)[7] | 9 |
スウェーデン(スヴァリイェトプリストン)[8] | 45 |
スイス(シュヴァイツァー・ヒットパラーデ)[9] | 13 |
イギリス(全英アルバムチャート/OCC)[10] | 3 |
パーソネル
[編集]- レスリー・マッコーエン – リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
- スチュアート・ウッディ・ウッド – ギター、バッキング・ボーカル、「恋のシャンハイ」共同リード・ボーカル
- エリック・フォークナー – ギター、バッキング・ボーカル、「恋のシャンハイ」共同リード・ボーカル
- アラン・ロングミュアー – ベース、バッキング・ボーカル、「恋のフィーリング」リード・ボーカル
- デレク・ロングミュアー – ドラムス、バッキング・ボーカル、パーカッション、「愛のメッセージ」語り
プロダクション
[編集]以下はアルバムのノートによる。
- 収録スタジオ
- Chipping Norton Studios – Engineered by Dave Grinstead
- Eden Studios, Chiswick – Engineered by Mike Gardener
- Audio International Studios – Engineered by James Guthrie
- マスタリング - IBC Studios, London by Melvin Abrams
- 音楽監督 – Colin Frechter
- プロデューサー - フィル・ワインマン
- ジャケット・デザイン - The Green Bay Packers Art Company
- ジャケット写真 - John Paul
- 挿入写真 - Alan Ballard
- アートディレクター - John Dyer
脚注
[編集]- ^ Allmusic review
- ^ a b “青春のアイドル ベイ・シティ・ローラーズ”. billboard JAPAN/阪神コンテンツリンク. 2019年8月16日閲覧。
- ^ Bay City Rollers – Wouldn't You Like It? - Discogs - イギリス盤
- ^ Bay City Rollers – Wouldn't You Like It? - Discogs - 日本盤
- ^ Kent, David (1993) (doc). Australian Chart Book 1970–1992. Australian Chart Book, St Ives, N.S.W. ISBN 0-646-11917-6
- ^ Pennanen, Timo (2006) (Finnish). Sisältää hitin - levyt ja esittäjät Suomen musiikkilistoilla vuodesta 1972 (1st ed.). Helsinki: Kustannusosakeyhtiö Otava. p. 263. ISBN 978-951-1-21053-5
- ^ “Norwegiancharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
- ^ “Swedishcharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
- ^ “Swsscharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
- ^ “BAY CITY ROLLERS | full Official Chart History | Official Charts Company”. 2019年8月16日閲覧。