東海村
とうかいむら 東海村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
郡 | 那珂郡 | ||||
市町村コード | 08341-1 | ||||
法人番号 | 2000020083411 | ||||
面積 |
38.01km2 | ||||
総人口 |
37,647人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 990人/km2 | ||||
隣接自治体 | 日立市、那珂市、ひたちなか市 | ||||
村の木 | 黒松 | ||||
村の花 | スカシユリ | ||||
村の鳥 | メジロ | ||||
東海村役場 | |||||
村長 | 山田修 | ||||
所在地 |
〒319-1117 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号 北緯36度28分23秒 東経140度33分58秒 / 北緯36.47297度 東経140.56611度座標: 北緯36度28分23秒 東経140度33分58秒 / 北緯36.47297度 東経140.56611度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
東海村(とうかいむら)は、茨城県県央地域の村[1]。那珂郡に属する。
概要
[編集]全国の村では、沖縄県中頭郡読谷村に次いで2番目に人口が多い。また、人口密度も村としては4番目に高く茨城県条例による町制施行要件は満たしている。茨城県内にある村は、本村と稲敷郡美浦村の2村のみである。また、県内の住みやすさランキング(2021年度)では、2位になった。
日本国内で原子力の火が灯った最初の村である。1957年(昭和32年)に日本原子力研究所(当時)東海研究所が設置され、日本最初の原子炉であるJRR-1が臨界に達して以来、多くの原子力関連施設が集積することとなった。現在も日本原子力研究開発機構、日本原子力発電東海発電所・東海第二発電所など多くの原子力施設が村内に所在し、近隣市町をあわせた、茨城県の太平洋沿岸部は日本の原子力産業の拠点となっている。1999年(平成11年)9月30日には、東海村JCO臨界事故が発生し作業員2人が死亡するなど、様々な影響があった。
地勢
[編集]水戸市から北東へ約15kmの距離にあり、東は太平洋に面し、西は那珂市、南はひたちなか市、北は久慈川を境に日立市に接している。常陸台地の北端に位置する一帯で、久慈川の南側と真崎浦、細浦などの低地は沖積層で、水田地帯となっている。一方、台地は洪積層で、畑地と平地林が広がり、東へ緩やかに傾斜したその先端が砂丘となっている。砂丘は現在、防砂林として活用されているほか、日本原子力研究開発機構、日本原子力発電株式会社などの敷地となっている。
歴史
[編集]村名の由来
[編集]藤田東湖の『正気歌』にある「…卓立東海浜」による。1955年(昭和30年)の発足時の新命名。1948年(昭和23年)には、村松村石神村組合立による東海中学校が設立されており、東海村が成立する前から、当地において「東海」の名称が採用されている。
沿革
[編集]- 平安時代 - 久慈郡に属し、美和郷、神崎郷とよばれた。
- 1594年(文禄3年) - 豊臣秀吉の検地以後は、那珂郡に属するようになる。
- 1602年(慶長7年) - 佐竹氏が秋田藩に移り、水戸徳川家の支配下に入る。
- 1898年(明治31年)4月1日 - 石神駅(現在の東海駅)が開業。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 町村合併促進法によって村松村と石神村が合併し、東海村が発足[2]。
- 1956年(昭和31年)4月6日 - 日本原子力研究所の設置が決定[3]。反対運動が起きる[4]。
- 1966年(昭和41年)7月25日 - 日本原子力発電株式会社 東海発電所営業運転開始[3]。
- 1973年(昭和48年) - 水戸対地射爆撃場(現:ひたちなか地区)返還[3]。
- 1990年(平成2年)3月1日 - 一部を勝田市(現在のひたちなか市)に編入(境界変更)。
- 1999年(平成11年)
- 2003年(平成15年) - 常陸那珂火力発電所第一号機運転開始[3]。
- 2009年(平成21年)3月29日 - 常磐自動車道 東海スマートインターチェンジ供用開始[3]。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 「東海村自治基本条例」を制定[3][5]。
行政区域変遷
[編集]- 変遷の年表
東海村村域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現東海村村域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の村がそれぞれ発足。[6] |
1955年(昭和30年) | 3月31日 | 村松村と石神村が合併し、東海村が発足。 |
- 変遷表
東海村村域の変遷表 | ||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
亀下村 | 石神村 | 石神村 | 昭和30年3月31日 東海村 |
東海村 | 東海村 | |
竹瓦村 | ||||||
石神内宿村 | ||||||
石神外宿村 | ||||||
舟石川村 | ||||||
村松村 | 村松村 | 村松村 | ||||
石神白方村 | ||||||
石神豊岡村 | ||||||
須和間村 | ||||||
船場村 | ||||||
照沼村 |
人口
[編集]東海村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東海村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東海村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東海村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
村ではあるが行方市、高萩市、潮来市および一部の町より人口が多い。
行政
[編集]- 村長 山田修
議会
[編集]東海村議会
[編集]2024年9月30日現在[7]
- 定数:18
- 議長:河野健一
- 副議長:寺門定範
茨城県議会
[編集](出典:[8])
候補者名 | 当落 | 年齢 | 党派名 | 新旧別 | 得票数 | 備考 |
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下路健次郎 | 当 | 50 | 自由民主党 | 現 | 8,255票 | 推薦:公明党本部 |
川崎篤子 | 落 | 69 | 日本共産党 | 新 | 2,494票 |
衆議院
[編集]当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 浅野哲 | 42 | 国民民主党 | 前 | 8,769票 | ○ |
石川昭政 | 52 | 自由民主党 | 前 | 6,861票 | ○ | |
千葉達夫 | 42 | 日本共産党 | 新 | 1,406票 |
※当日有権者数、投票率、得票数は東海村の結果のみを抽出した。
産業
[編集]- 農業
- 常陸那珂火力発電所
- 原子力産業:電源開発上重要であり、村もその政策で存立している。催し物も原子力関連にまつわるものがある。
原子力産業
- 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所及び旧核燃料サイクル開発機構が統合)
- 日本原子力発電
姉妹都市
[編集]学校
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]高速バス
[編集]- 東海・勝田 - 東京駅(茨城交通)
- 日立・東海・勝田・水戸 - 羽田空港(茨城交通)
- 日立・東海・勝田・水戸 - 成田空港(ローズライナー、茨城交通・千葉交通)
- 日立駅・東海駅・勝田営業所・勝田駅・水戸駅・赤塚駅・石岡BS・つくばセンター - 名古屋駅(茨城交通)※2023年4月現在運休中。
道路
[編集]港湾
[編集]東海村を舞台とした作品
[編集]- 「ゴジラ2000 ミレニアム」(1999年)
- 「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」(2000年)
- 「太陽を盗んだ男」(1979年)…主人公が東海村にある原子力施設に忍び込み、プルトニウムを入手して原子爆弾を自作するというストーリー。ロケーションは別の場所で行われた。
- 「万事快調」(読み:オールグリーンズ)…波木銅の小説
観光地
[編集]1.「稲荷社杉風」(いなりしゃさんぷう)
- 船場稲荷神社
2.「阿漕ヶ浦夜桜」(あこぎがうらやおう)
- 阿漕ヶ浦公園
3.石神城春草(いしがみじょうしゅんそう)
- 石神城址公園
4.白方溜螢影(しらかたためけいえい)
- 白方公園
5.久慈川河口緑波(くじかわかこうりょくは)
- 久慈川河口周辺
6.細浦青畝(ほそうらせいほ)
- 細浦周辺
7.願船寺晩鐘(がんせんじばんしょう)
- 願船寺
8.冨士社晩霞(ふじしゃばんか)
- 富士神社
9.如意輪寺秋月(にょいりんじしゅうげつ)
- 如意輪寺
10.真崎浦夕照(まさきうらせきしょう)
- 真崎浦
11.住吉社寒霜(すみよししゃかんそう)
- 住吉神社
12.村松晴嵐(むらまつせいらん)
- 村松晴嵐の碑(水戸八景のひとつ)
著名な出身者
[編集]- 橋本昌(前茨城県知事)
- 田口洋美(民俗学者)
- 小林康剛(元サッカー選手、ファジアーノ岡山)
- 小林久晃(元サッカー選手、サガン鳥栖)
- 吉村真晴(卓球選手)
- 村松茂清(和算家、日本で最初に円周率を、数学的に正しく計算した人物)
- 上野耕平(サクソホン奏者、昭和音楽大学非常勤講師)
- 田口彩夏(北海道テレビ放送アナウンサー)
- 須藤健吾(NHKアナウンサー)
- 酒井葉子 (女優)
脚注
[編集]- ^ “県内の市町村/茨城県”. 茨城県 (2020年8月13日). 2021年2月16日閲覧。
- ^ 1955年(昭和30年)3月29日総理府告示第533号「村の廃置分合」
- ^ a b c d e f g 東海村. “「東海村の概要」『東海村第6次総合計画』”. 東海村. 2023年9月22日閲覧。
- ^ 世相風俗観察会『現代世相風俗史年表:1945-2008』河出書房新社、2009年3月、73頁。ISBN 9784309225043。
- ^ “「東海村自治基本条例」について”. 東海村. 2023年9月22日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年、ISBN 4040010809。
- ^ “正副議長・議員|東海村”. 東海村議会. 2024年11月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “茨城県議選 | 東海村|地方選挙 | NHK選挙WEB”. 2024年11月3日閲覧。
- ^ “茨 城 県 議 会 議 員 一 般 選 挙 の 概 要”. 茨城県. 2024年11月4日閲覧。
- ^ a b “各種選挙の任期満了日と選挙結果|古河市公式ホームページ”. 古河市選挙管理委員会事務局. 2024年11月3日閲覧。
- ^ a b “茨城県議会議員一般選挙 投票結果速報(確定)”. 茨城県選挙管理委員会. 2024年11月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “衆議院選挙2024 茨城(水戸・日立など)開票速報・選挙結果 NHK”. 2024年11月3日閲覧。
- ^ “第50回衆議院議員総選挙(投開票速報)|東海村”. 東海村選挙管理委員会. 2024年11月3日閲覧。
- ^ “任期満了日(定数)一覧 | 東京都選挙管理委員会”. 東京都選挙管理委員会事務局. 2024年11月3日閲覧。
- ^ “東海村の姉妹都市交流♪”. 東海村. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “東海十二景”. 東海村観光協会. 2017年2月6日閲覧。
関連項目
[編集]- 東海村JCO臨界事故
- 東海 (曖昧さ回避)(様々な「東海」)
- 東海村 (曖昧さ回避)(その他の「東海村」)
- 村松軌道 - かつて石神村と村松村を結んでいた鉄道。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 東海村ご当地レポーター (tokai.vill) - Facebook
- 東海村 (@tokai_vill) - X(旧Twitter)