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マーチ大佐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マーチ大佐 (Colonel March) は、アメリカイギリス推理作家ジョン・ディクスン・カーの作品に登場する名探偵

赤毛で体重238ポンドという巨漢。愛煙家で、いつも口ひげが焦げそうになるほどに短いパイプを吹かしている。ロンドン警視庁で不可能犯罪を取り扱う警視総監直属のD三課の課長を務める。部下のロバーツ警部と共に課に持ち込まれる事件の他、偶然出くわした事件を解決する。カーならではの奇術趣味を取り扱った事件が多い。9短編に登場する。なお、この巨漢という特徴はカーの他の探偵にも共通する。カーター・ディクスン、ディクスン・カー両方の名義で発表されている。

登場作品

[編集]
  • 不可能犯罪捜査課(The Department of Queer Complaints)
    • 新透明人間(The New Invisible Man)
    • 空中の足跡(The Footprint in the Sky)
    • 見知らぬ部屋の犯罪(The Crime in Nobody's Room)
    • ホット・マネー(Hot Money)
    • 楽屋の死(Death in the Dressing-Room)
    • 銀色のカーテン(The Silver Curtain)
    • 暁の出来事(Error ay Daybreak)
  • The Men Who Explained Miracles
    • ウィリアム・ウィルソンの職業(William Wilson's Racket)
    • 空部屋(The Empty Flat)