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スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲

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スーパー魂斗羅から転送)
スーパー魂斗羅
エイリアンの逆襲
ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 コナミ開発1課
発売元 コナミ
プロデューサー 廣下宏治
ディレクター 辻本英之
シナリオ 辻本英之
音楽 村岡一樹
古川元亮
美術 中村健吾
シリーズ 魂斗羅シリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
(2.66メガバイト
発売日 アーケード
日本の旗 1988年1月8日[注釈 1]アメリカ合衆国の旗 1988年
欧州連合の旗 1988年
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE10+(10歳以上)
PEGI12
IARC:7+
コンテンツアイコン ESRB:Fantasy Violence
PEGI:Violence
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU KONAMI (@ 3 MHz)
サウンド Z80 (@ 3.580 MHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
K007232 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
288×224ピクセル
60.00Hz
パレット1024色
その他 型式:GX775
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スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲』(スーパーコントラ エイリアンのぎゃくしゅう、英題:Super Contra)は、コナミが開発し1988年より稼働開始したアーケードアクションシューティングゲーム。『魂斗羅』シリーズの第2作にあたる。

1990年に発売されたファミリーコンピュータ移植版のタイトルは、日本では副題のない『スーパー魂斗羅』、北米では『Super C』、欧州では『Probotector II: Return of the Evil Forces』となっている。その他、様々なプラットフォームに移植されている。

概要

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1987年に発売された『魂斗羅』の続編[1]。前作では序盤は謎の軍隊との戦いで、終盤にてその正体がエイリアンということが判明したが、本作では序盤からエイリアンが正体を隠さずに登場する。

前作はサイドビューの横スクロール、奥方向への疑似3Dステージ、サイドビューの縦スクロールと3種類のステージがあったが、本作ではサイドビューの横スクロールステージ(坂道があり上下にも若干スクロールする)とトップビューの縦スクロールステージの2種類に大別される[1][2]。トップビューのステージではジャンプや伏せができず、ジャンプボタンでシェルを使用する(使用回数に制限あり)。

ステージ中、特定の場所でカプセルが飛来し、これを打ち落とすとパワーアップアイテムが落ちてくる[2]。同じ武器を2度取るとさらにパワーアップするようになったり[1]、ジャンプ中にレバー上下で高さを調節できたりといった変更がなされている。これに伴いラピッドビレッツ[3]は廃止された。

設定

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ストーリー

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ガルカ諸島を拠点にしていたレッド・ファルコン軍の正体は、エイリアンであった。そのエイリアンたちをビルとランスら2人の「魂斗羅」が倒してから、1年が過ぎた。

西暦2634年12月、再びエイリアンたちが地球を襲う。「魂斗羅」は再びエイリアンを倒すため、ヘリコプターに乗って出撃する。

ステージ構成

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STAGE1「連邦軍施設跡」
エイリアンに占領された連邦軍の跡地。ボスはヘリコプター4つの砲台を装備した「CH-47」のような形をしたヘリコプター(FC版では普通のヘリのような形になっている)、後ろのハッチから兵隊(そのうち一人は銃を持っている)を放つ。撃破すると右側に画面がスクロールし兵士と土嚢で守られたコアが現れる。
STAGE 2「連邦軍基地内」
連邦軍の基地、この面は縦スクロール面、基地の内部には中ボスの如く三方位に弾を発射する戦車が待ち構えている、ボスは磁力重装甲車「マグナス」3つの砲台を持つ巨大戦車、中央部に上下に動くチェーンから電流を放つがAC版は当たり判定は無い。
STAGE 3「密林ジャングル」
密林のジャングル、茂みの中に銃を持った兵士が待ち構えてたり、地面から砲台が出るなどと難易度も少し高くなる。ボスは陰獣魔神像「デルゲルベス」中央に巨大な龍のような顔を持つ像、第一形態は中央部から芋虫のようなものを降らし攻撃する、中央部を破壊すると龍の口から球状の球を放つ。
STAGE4「エイリアン1」
エイリアンの巣窟、無数の素早い走りをするエイリアンが登場する。中ボスである骨塊無重力艦「ギララル」は左右のハッチから頭蓋骨のようなものを放つ。ボスは「マザーエイリアン(仮名)」プレイヤーに近づいて長い舌で攻撃する。なお後者はFC版には登場しない。
STAGE 5「エイリアン2」
「マザーエイリアン」撃破後にプレイヤーが向かった横の穴の内部、こちらも2面同様縦スクロール面、道中床から口のようなものが生えて来たり、攻撃を遮るように回転する顔が出てくる。
ボスは天王鬼「ギャバ」、第一形態は3つの顔の龍の外見だが、破壊すると本体とも言える龍の頭が出る(それと同時に左右の穴から龍が出る)

移植版

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一覧

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本の旗 スーパー魂斗羅
アメリカ合衆国の旗 Super C
欧州連合の旗 Probotector II: Return of the Evil Forces
日本 199002021990年2月2日
アメリカ合衆国 1990041990年4月
ヨーロッパ 1992年
ファミリーコンピュータ コナミ開発2課 コナミ 2メガビットロムカセット[4] 日本の旗 KDS-UE
アメリカ合衆国の旗 NES-UE
欧州連合の旗 NES-PD
-
2 Super C アメリカ合衆国の旗 1990年 Amiga
PC/AT互換機
コナミ コナミ フロッピーディスク - -
3 Konami Collector's Series
Castlevania & Contra
アメリカ合衆国の旗 2002年11月16日 Windows コナミ コナミ CD-ROM - - NES版の移植
4 スーパー魂斗羅 欧州連合の旗 2007年7月25日 Xbox 360
(Xbox Live Arcade)
- KDE ダウンロード - - アーケード版の移植
5 日本の旗 スーパー魂斗羅
アメリカ合衆国の旗 Super C欧州連合の旗 Probotector II: Return of the Evil Forces
アメリカ合衆国の旗 2007年8月27日
欧州連合の旗 2007年10月12日
日本の旗 2008年2月12日
Wii - KDE ダウンロード
バーチャルコンソール
- - ファミリーコンピュータ版の移植
6 Super魂斗羅 日本の旗 2008年3月5日[5] FOMA900i/703iシリーズ以降
iアプリ
KDE KDE ダウンロード
(コナミネットDX)
- - アーケード版の移植
7 アメリカ合衆国の旗 Contra 4
日本の旗 魂斗羅デュアルスピリッツ
アメリカ合衆国の旗 2007年11月13日
日本の旗 2008年3月13日
ニンテンドーDS WayForward Technologies KDE ゲームカード アメリカ合衆国の旗 NTR-TCTE-USA
日本の旗 NTR-P-YCTJ (RY079-J1)
- NES版の移植
8 魂斗羅デュアルスピリッツ
コナミ・ザ・ベスト
日本の旗 2009年3月12日 ニンテンドーDS WayForward Technologies KDE ゲームカード NTR-P-YCTJ (RY079-J2) - 廉価版
9 Konami Classics英語版 Vol.1 アメリカ合衆国の旗 2009年12月15日 Xbox 360 - KDE DVD-ROM 30085 - アーケード版の移植
10 SUPER魂斗羅 日本の旗 2012年10月10日 ニンテンドー3DS - KDE ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- - ファミリーコンピュータ版の移植
11 SUPER魂斗羅 日本の旗 2014年3月5日 Wii U - KDE ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- - ファミリーコンピュータ版の移植
12 魂斗羅
アニバーサリーコレクション
アメリカ合衆国の旗 2019年6月12日
欧州連合の旗 2019年6月12日
日本の旗 2019年6月12日
PlayStation 4
Xbox One
Nintendo Switch
PCSteam
M2 KDE ダウンロード - - アーケード版、ファミリーコンピュータ版を収録
アップデートにより英語アーケード版(Super Contra)、NES版(Super C)が追加
13 SUPER魂斗羅
エイリアンの逆襲
日本の旗 2024年1月18日[6] PlayStation 4
Nintendo Switch
- ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
- - アーケード版の移植
海外版『SUPER CONTRA』も収録

ファミリーコンピュータ版

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概要

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1990年に発売されたアレンジ移植版で、タイトルもサブタイトルのない『Super魂斗羅』になっている。ハードの性能差から色数は少なくなり、同時発音数も少なくなっている他、アーケード版とは異なり横画面になっている。また、アーケード版にあった2段階パワーアップやジャンプ高度の調整は削除されている。パワーアップアイテムはイニシャルに羽のついたもので、ファミリーコンピュータ版『魂斗羅』のシステムに近い。イニシャルがないものは、画面内の敵を全滅させる効果を持つ[2]パワーアップの種類が若干異なるほか、ステージ構成も異なる。一部のステージやボスが削除され、代わりにオリジナルキャラクターやステージが追加されている。総じて移植版というよりは新作に近い内容になっている[2]。 北米版(NES)のタイトルは『Super C』。ヨーロッパおよびオーストラリア版は『Probotector II: Return of the Evil Forces(プロボテクター2 リターン オブ ジ イビル フォーシス)』となっており、敵も味方もロボットに変更されている。

アイテム

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ノーマルガン
ゲーム開始時、もしくはミスした直後に持っている武器。3連射まで可能だが、威力は低い[2]
マシンガン
オートで4連射が可能。イニシャルはM。威力はそれなりだが、きちんと狙えば十分実用に耐え得る[2]
スプレッドガン
イニシャルはS。一度の射撃で放射状に5発の弾を発射する。攻撃範囲がとても広く、ゲーム内屈指の使い勝手と威力を誇る[2]
ファイア・ボール
イニシャルはF。敵や障害物に当たると4方向に破裂する。ため打ちも可能であり、その場合は8方向に弾が拡散する。威力は絶大[2]
レーザーガン
イニシャルはL。貫通力のあるレーザーを発射する。威力は高いが連射ができない[2]
ラビット・ビレッツ
前述のとおりファミコン版のみに登場するアイテム。イニシャルはR。弾の飛ぶ速度がアップする。レーザーガンに対しては効果がない[2]
バリア
イニシャルはB。取るとプレーヤーの体が点滅し、しばらくの間敵や弾に対して完全に無敵になる[2]

アーケードアーカイブス版

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アーケード版の忠実移植。国内版と海外版を収録。「こだわり設定」ではゲームスピードの調整と使用キャラクターの切り替えが可能。

スタッフ

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アーケード版
  • ディレクター、ライター:辻本英之
  • アシスタント・ディレクター:K.WADA
  • アソシエイト・ディレクター:S.FUJIWARA、近藤隆司
  • プロダクション・サウンド・ミキサー:Y.UNO
  • 音楽:村岡一樹、古川元亮
  • アート・ディレクター:中村健吾
  • セット・ディレクター:M.SUGITA
  • タイトル:H.TAKANASHI、N.ISHII
  • メイクアップ・スーパーバイザー:M.MORIYAMA
  • コンセプチュアル・アーティスト:神保隆司
  • エレクトロニクス・デザイン:K.HASHIMA
  • パブリシティ・スーパーバイザー:F.SHIBUYA
  • スチール撮影:J.TANAKA
  • 翻訳:K.HAYASHI
  • プロデューサー:廣下宏治
ファミリーコンピュータ版
  • プログラマー:梅崎重治
  • グラフィック・デザイン:村木摂
  • サウンド・デザイン:前沢秀憲、坂倉雄一
  • スペシャル・サンクス:霜出健治、SUPER C TEAM
  • ディレクター:梅ちゃんチーム

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4/5stars (FC)[7]
Eurogamer5/10点 (Wii)[8]
4/10点 (XBLA)[9]
ファミ通25/40点 (FC)[10]
GameSpot6.5/10点 (Wii)[8]
6.5/10点 (XBLA)[9]
IGN7.5/10点 (Wii)[11]
5.7/10点 (XBLA)[9]
NintendoLife8/10stars (Wii)[12]
Nintendo Power4/5点 (Wii)[13]
ファミリーコンピュータMagazine20.40/30点 (FC)[4]
Total!91% (FC)[14]
Aktueller Software Markt8/12点 (FC)[15]
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[10]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り20.40点(満30点)となっている[4][16]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.39 3.51 3.57 3.60 3.26 3.07 20.40

脚注

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注釈

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  1. ^ アーケードゲーム業界紙「ゲームマシン」第326号(1988年2月15日刊行)では「1月下旬発売となった」と記載されている[1]

出典

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  1. ^ a b c d “セガ社家庭用を利用した交通安全ソフト”. ゲームマシン (アミューズメント通信社) (326). (1988年2月15日). https://onitama.tv/gamemachine/pdf/19880215p.pdf 2022年5月30日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine(アンビット、2016年)38ページから39ページ
  3. ^ 弾速アップのアイテム。ファミリーコンピュータ版では復活。
  4. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、29頁。 
  5. ^ 名作ACT『Super魂斗羅』がアプリに!期間限定で無敵版配信も”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2008年2月29日). 2019年4月7日閲覧。
  6. ^ 【アケアカ】『SUPER魂斗羅 エイリアンの逆襲』Switch/PS4で1月18日配信。戦場を縦横無尽に駆け抜けてエイリアン軍団の本拠地を目指そう”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年1月17日). 2024年1月18日閲覧。
  7. ^ Kosydar, Aaron. “Super C - Review”. Allgame. 2013年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月24日閲覧。
  8. ^ a b Super Contra for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月18日閲覧。
  9. ^ a b c Super Contra for Xbox 360 (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月18日閲覧。
  10. ^ a b スーパー魂斗羅 まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年6月18日閲覧。
  11. ^ Super C Review - IGN”. Wii.ign.com. 2013年6月18日閲覧。
  12. ^ Super C (Wii Virtual Console / NES) Review”. Nintendo Life. 2013年6月18日閲覧。
  13. ^ “Super C”. Nintendo Power (11): 49. (March 1990). 
  14. ^ “Probotector II”. Total! (14): 48–49. (February 1993). 
  15. ^ Super Contra for NES (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月18日閲覧。
  16. ^ ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine(アンビット、2016年)7ページ

関連項目

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『コナミ・ベスト・セレクション』(1989年
アーケードゲームのプレイ動画を収録したVHSビデオテープ。本作『スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲』の他、『悪魔城ドラキュラ』(1988年)、『サンダークロス』(1988年)の3作品を収録している。
エイリアンズ』(1990年
コナミの魂斗羅製作スタッフが本作に引き続き開発したアクションシューティングゲーム。20世紀FOXとの契約により本家『エイリアン2』(1986年)のゲーム化が実現した。

外部リンク

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