インドラの光
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ (FC) |
開発元 | ケムコ |
発売元 | ケムコ |
プロデューサー | 道浦忍 |
ディレクター | しみずげんぞう |
音楽 | 増野宏之 |
美術 |
すえだきみなり てらざわようこ |
人数 | 1人 |
メディア | 1メガビット+64キロRAMロムカセット[1] |
発売日 |
1987年10月20日 |
その他 | 型式:KSC-IN |
『インドラの光』(インドラのひかり)は、1987年10月20日にケムコが発売したファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム。主人公を操作し、神の力の源となる「インドラの光」を魔物から奪還することを目的としたゲームである。
プロデューサーは同社の『スペースハンター』(1986年)にてプログラムを手掛けていた道浦忍、ディレクターは同社の『エレクトリシャン』(1986年)の開発に関与したしみずげんぞう、音楽は同社のファミリーコンピュータ用ソフトの大部分を手掛けていた増野宏之が担当した。
2003年には、J-スカイで本作の携帯電話用アプリゲームが3部作に分けて配信された。また、iアプリで『インドラの光 完全版』が配信された。
概要
[編集]ドラゴンクエストシリーズと同種のゲームであり、同時期にエニックスから発売された『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(1987年)を発展させたものとなっている[要出典]。同年6月にタイトーから発売された『未来神話ジャーヴァス』(1987年)に続き、本作もバッテリーバックアップシステムにより容易にセーブが可能になっており、長いパスワードの入力が全く不要な点が当時の本格派RPGとしては画期的であった。この他にも多くの新しい試みがなされており、ヒットを記録した[要出典]。
2013年4月14日に発売されたサウンドトラック『Rom Cassette Disc In KEMCO』に、同社のゲームソフト『スペースハンター』(1986年)や『真田十勇士』(1988年)などと共に音源が収録された[2]。
ストーリー
[編集]舞台は惑星イーバルという架空の場所である。惑星の住人たちは神バールのもとで平和に暮らしていたが、その神の力の源である「インドラの光」を魔物に奪われてしまい、イーバルは魔獣が跋扈する恐ろしい状態に陥ってしまう。ファレイの国の住人である主人公(名前はプレイヤーの任意)は、インドラの光を取り戻すべく一念発起し、同志を増やしながらインドラの光の奪還を目指すのであった。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | インドラの光 | 2003年5月1日[3] |
J-スカイ (Javaアプリ) |
コトブキシステム | コトブキシステム | ダウンロード (ゲームアプリ) |
- | |
2 | インドラの光 第2部 伝説の戦士 | 2003年5月1日[4] |
J-スカイ (Javaアプリ) |
コトブキシステム | コトブキシステム | ダウンロード (ゲームアプリ) |
- | |
3 | インドラの光 | 2003年5月21日[5] |
iアプリ | コトブキシステム | コトブキシステム | ダウンロード | - | |
4 | インドラの光 第3部 封印 | 2003年6月18日[6] |
J-スカイ (Javaアプリ) |
コトブキシステム | コトブキシステム | ダウンロード (ゲームパック) |
- |
スタッフ
[編集]- グラフィック・デザイナー:すえだきみなり、てらざわようこ
- サウンド:増野宏之
- プロデューサー:道浦忍
- 監督:しみずげんぞう
評価
[編集]評価 | ||||||||
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|
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.87点(満30点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.46 | 3.28 | 3.31 | 3.56 | 3.21 | 3.05 | 19.87 |
脚注
[編集]- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、165頁。
- ^ 佐伯憲司 (2013年3月13日). “「Rom Cassette Disc In KEMCO」「インドラの光」、「真田十勇士」からZOOMの移植タイトルまでを収録” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “Yahoo!ケータイ 50音別アプリ一覧 ア行”. ケムコ. 2019年9月22日閲覧。
- ^ 鷹木創 (2003年4月28日). “J-スカイ向けRPG「インドラの光 第2部伝説の戦士」”. ケータイ Watch. インプレス. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “ケムコのiアプリ 50音別アプリ一覧 ア行”. ケムコ. 2019年9月22日閲覧。
- ^ 津田啓夢 (2003年6月17日). “J-スカイ向け「ケムコ帝国」に「インドラの光」の完結編”. ケータイ Watch. インプレス. 2019年9月22日閲覧。
- ^ a b “インドラの光 まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2019年9月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 『インドラの光 完全攻略テクニックブック』 徳間コミュニケーションズ、380円、昭和62年(1987年)10月初版