チャ・ジュンファン
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2018年グランプリオブヘルシンキでのチャ・ジュンファン | ||||||||||||||||||||||
生誕 |
2001年10月21日(23歳) ソウル特別市 | |||||||||||||||||||||
身長 | 178cm | |||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||
代表国 | 大韓民国 | |||||||||||||||||||||
コーチ | ブライアン・オーサー, 池炫靜 | |||||||||||||||||||||
所属クラブ | Toronto Cricket Skating & Curling Club | |||||||||||||||||||||
開始 | 2009 | |||||||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||||||
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チャ・ジュンファン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 차준환 |
漢字: | 車俊煥 |
発音: | チャ・ジュンファン |
日本語読み: | ちゃ じゅんふぁん |
英語表記: | Cha Jun-hwan |
チャ・ジュンファン(車 俊煥、Cha Jun-hwan、차준환、2001年10月21日 - )は、大韓民国ソウル特別市出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)、元子役、モデル。
2017年-2022年韓国選手権1位。2016年ジュニアグランプリファイナル3位。2022年四大陸選手権1位。2023年世界選手権2位。
経歴
小学校2年生の夏休みにフィギュアスケートを始めた。憧れている選手は髙橋大輔。11歳でアクセルを除く5種類の3回転ジャンプをマスターした[1]。
2014-2015シーズンは、ノービスの年齢ながら韓国選手権で銅メダルを獲得した。2015年3月にカナダ・トロントに移り、ブライアン・オーサーの元で練習を始めた。
2015-2016シーズン、ジュニアクラスに移行。スケートカナダオータムクラシックで優勝した。リレハンメルユースオリンピックでは5位。世界ジュニア選手権では7位。
2016-2017シーズン、ジュニアグランプリシリーズに参戦。横浜大会ではジュニアの歴代最高得点を更新して優勝。続くブラエオン・シュベルター杯でも優勝した。ジュニアグランプリファイナルでは銅メダルを獲得し、韓国の男子選手としては初めて表彰台に立った。韓国選手権では初優勝。世界ジュニア選手権ではSP2位の好発進を切るも、FSで順位を落とし総合5位となった。
シニア以降
2017-2018シーズン
シニアクラスに移行。韓国選手権では連覇。母国開催の平昌オリンピックでは15位となった。
2018-2019シーズン
チャレンジャーシリーズでは2大会で銀メダルを獲得した。グランプリシリーズに参戦し、スケートカナダで銅メダルを獲得した。韓国の男子選手がグランプリシリーズで表彰台に乗るのは初となった。続くグランプリオブフィギュアスケートヘルシンキでも銅メダルを獲得し、韓国男子初のグランプリファイナル進出を決めた。同大会でも銅メダルを手にし、韓国男子初の記録を作った。四大陸選手権のSPではミスのない演技で2位でスタートを切るも、FSでは6本の回転不足があり総合6位に終わった。
2019-2020シーズン
韓国選手権1位で4連覇達成。
2020-2021シーズン
高麗大学進学。学業の為、リモートを通じながら韓国にて練習中。
韓国選手権1位で5連覇達成。
2021-2022シーズン
韓国選手権で優勝し、2016-2017シーズンから6連覇を達成。自身2度めのオリンピックとなる北京オリンピックへの出場が決まった。続く四大陸選手権で優勝。四大陸選手権では韓国男子選手としては初めてのメダリストとなった。 北京オリンピックでは、SPで自己ベストを更新、5位。[2]世界選手権は靴のトラブルにより棄権。
2022-2023シーズン
チャレンジャーシリーズ ネペラメモリアル2位、フィンランディア杯1位。 グランプリシリーズはスケートアメリカとNHK杯へエントリー。
スケートアメリカでは3位で表彰台を飾った。ショートプログラムの行われた21日はチャ・ジュンファンの21歳の誕生日で、試合後の会見の場にコーチであるブライアン・オーサーとリンクメイトのジェイソン・ブラウンがケーキを持ち込むバースデーサプライズが行われた。
主な戦績
大会/年 | 2011 -12 |
2012 -13 |
2013 -14 |
2014 -15 |
2015 -16 |
2016 -17 |
2017 -18 |
2018 -19 |
2019 -20 |
2020 -21 |
2021 -22 |
2022 -23 |
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冬季オリンピック | 15 | 5 | ||||||||||
世界選手権 | 19 | 10 | WD | 2 | ||||||||
四大陸選手権 | 6 | 5 | 1 | 4 | ||||||||
韓国選手権 | 1 J | 1 J | 5 | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
GPファイナル | 3 | |||||||||||
GP中国杯 | 6 | |||||||||||
GPスケートカナダ | 9 | 3 | ||||||||||
GPスケートアメリカ | 8 | 3 | ||||||||||
GP NHK杯 | 3 | 3 | ||||||||||
GPイタリア | 5 | |||||||||||
GPグランプリオブヘルシンキ | 3 | |||||||||||
CSフィンランディア杯 | 2 | 1 | ||||||||||
CSネペラメモリアル | 2 | |||||||||||
CSオータムクラシック | 1 J | 2 | 4 | |||||||||
世界Jr.選手権 | 7 | 5 | ||||||||||
JGPファイナル | 3 | |||||||||||
JGP B.シュベルター杯 | 1 | |||||||||||
JGP横浜 | 1 | |||||||||||
ユースオリンピック | 5 | |||||||||||
メラーノ杯 | 1 N | |||||||||||
アジアフィギュア杯 | 1 N | 6 |
- N - ノービスクラス
- J - ジュニアクラス
詳細
2022-2023 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2023年3月20日 - 26日 | 2023年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 3 99.64 |
2 196.39 |
2 296.03 |
2023年2月7日 - 12日 | 2023年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) | 5 83.77 |
4 166.37 |
4 250.14 |
2023年1月5日 - 8日 | 韓国フィギュアスケート選手権(議政府市) | 1 101.04 |
1 170.17 |
1 271.21 |
2022年11月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズNHK杯(札幌) | 6 80.35 |
2 174.41 |
3 254.76 |
2022年10月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ノーウッド) | 2 94.44 |
3 169.61 |
3 264.05 |
2022年10月4日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 1 91.06 |
1 162.14 |
1 253.20 |
2022年9月29日 - 10月1日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネペラメモリアル(ブラチスラヴァ) | 2 81.81 |
2 145.51 |
2 226.32 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2022年3月21日 - 27日 | 2022年世界フィギュアスケート選手権(モンペリエ) | 17 82.43 |
WD |
WD |
2022年2月4日 - 20日 | 北京オリンピック(北京) | 4 99.51 |
7 182.87 |
5 282.38 |
2022年1月18日 - 23日 | 2022年四大陸フィギュアスケート選手権(タリン) | 1 98.96 |
1 174.26 |
1 273.22 |
2022年1月7日 - 9日 | 韓国フィギュアスケート選手権(議政府市) | 1 98.31 |
1 185.00 |
1 283.31 |
2021年11月12日 - 14日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 3 95.92 |
5 163.68 |
3 259.60 |
2021年11月4日 - 7日 | ISUグランプリシリーズ イタリア(トリノ) | 3 95.56 |
6 152.18 |
5 247.74 |
2021年10月13日 - 17日 | 2021年アジアフィギュア杯(北京) | 5 74.47 |
5 139.77 |
6 214.24 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2021年3月22日 - 28日 | 2021年世界フィギュアスケート選手権(ストックホルム) | 8 91.15 |
13 154.84 |
10 245.99 |
2021年2月24日 - 26日 | 韓国フィギュアスケート選手権(議政府市) | 1 90.36 |
1 166.76 |
1 257.12 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2020年2月4日 - 9日 | 2020年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 6 90.37 |
4 175.06 |
5 265.43 |
2020年1月4日 - 5日 | 韓国フィギュアスケート選手権(議政府市) | 1 93.45 |
1 185.09 |
1 278.54 |
2019年11月8日 - 10日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(重慶) | 11 69.40 |
6 152.86 |
6 222.26 |
2019年10月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ラスベガス) | 7 78.98 |
9 140.69 |
8 219.67 |
2019年9月12日 - 14日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(オークビル) | 4 84.23 |
4 146.21 |
4 230.44 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2019年3月20日 - 24日 | 2019年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 18 79.17 |
18 150.09 |
19 229.26 |
2019年2月5日 - 10日 | 2019年四大陸フィギュアスケート選手権(アナハイム) | 2 97.33 |
8 158.50 |
6 255.83 |
2019年1月12日 - 13日 | 韓国フィギュアスケート選手権(ソウル) | 1 89.12 |
1 156.40 |
1 245.52 |
2018年12月6日 - 9日 | 2018/2019 ISUグランプリファイナル(バンクーバー) | 4 89.07 |
3 174.42 |
3 263.49 |
2018年11月2日 - 4日 | ISUグランプリシリーズ グランプリヘルシンキ(ヘルシンキ) | 4 82.82 |
2 160.37 |
3 243.19 |
2018年10月26日 - 28日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ラヴァル) | 3 88.86 |
3 165.91 |
3 254.77 |
2018年10月5日 - 6日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 2 84.67 |
2 154.52 |
2 239.19 |
2018年9月21日 - 22日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(オークビル) | 2 90.56 |
1 169.22 |
2 259.78 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年2月16日 - 17日 | 2018年平昌オリンピック(江陵) | 15 83.43 |
14 165.16 |
15 248.59 |
2018年1月6日 - 7日 | 韓国フィギュアスケート選手権(ソウル) | 1 84.05 |
1 168.60 |
1 252.65 |
2017年10月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(レジャイナ) | 11 68.46 |
8 141.86 |
9 210.32 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年3月13日 - 19日 | 2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(台北) | 2 82.34 |
6 160.11 |
5 242.45 |
2017年1月7日 - 8日 | 韓国フィギュアスケート選手権(江陵) | 1 81.83 |
1 156.24 |
1 238.07 |
2016年12月8日 - 11日 | 2016/2017 ISUジュニアグランプリファイナル(マルセイユ) | 4 71.85 |
3 153.70 |
3 225.55 |
2016年10月5日 - 8日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ドレスデン) | 1 76.82 |
1 143.72 |
1 220.54 |
2016年9月9日 - 11日 | ISUジュニアグランプリ 横浜(横浜) | 2 79.34 |
1 160.13 |
1 239.47 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年3月14日 - 20日 | 2016年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(デブレツェン) | 7 74.38 |
6 132.73 |
7 207.11 |
2016年2月12日 - 21日 | リレハンメルユースオリンピック(ハーマル) | 4 68.76 |
5 130.14 |
5 198.90 |
2016年1月8日 - 10日 | 韓国フィギュアスケート選手権(ソウル) | 4 58.60 |
3 131.38 |
3 189.98 |
2015年10月12日 - 15日 | 2015年スケートカナダオータムクラシック ジュニアクラス(バリー) | 1 65.48 |
1 132.96 |
1 198.44 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年1月7日 - 9日 | 韓国フィギュアスケート選手権(ソウル) | 4 58.28 |
3 122.85 |
3 181.13 |
2014年11月14日 - 16日 | 2014年メラーノ杯 ノービスクラス(メラーノ) | 1 46.16 |
1 88.68 |
1 134.84 |
プログラム使用曲
シーズン | SP | FS | EX |
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2022-2023 | Immortal Megamix, Can You Feel It, Billie Jean, Smooth Criminal by マイケル・ジャクソン 振付:シェイ=リーン・ボーン |
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より Gun Barrel, Square Escape, Message from an Old Friend, No Time to Die, Final Ascent 振付:シェイ=リーン・ボーン |
Golden Hour 曲:JVKE Believer 曲:イマジン・ドラゴンズ 振付: Shin Yea-ji |
2021-2022 | Fate of the Clockmaker by Eternal Eclipse, Flynn Hase Spence |
ジャコモ・プッチーニ 歌劇 『トゥーランドット』より Popoli de Pekino Violin Fantasy on Puccini's 'Turandot' Nessun dorma 振付:シェイ=リーン・ボーン |
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2020-2021 | Dark Pastoral by Ralph Vaughan Williams, David Matthews |
The Fire Within 曲:ジェニファー・トーマス 振付:シェイ=リーン・ボーン |
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2019-2020 | ミケランジェロ'70 / La Muerte del Angel (天使の死) 作曲:アストル・ピアソラ |
The Fire Within 曲:ジェニファー・トーマス 振付:シェイ=リーン・ボーン |
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2018-2019[3] | バレエ音楽『シンデレラ』より ワルツーコーダ 真夜中 作曲:セルゲイ・プロコフィエフ 振付:シェイ=リーン・ボーン、デヴィッド・ウィルソン |
映画『ロミオ+ジュリエット』サウンドトラックより O Venona/ Mantua / Escape From Mantua 作曲:ネリー・フーパー、クレイグ・アームストロング / Young Hearts Run Free(Ballroom version) 作曲:Dave Crawford、ボーカル: Kym Mazelle / Kissing You(Instrumental) 作曲:デズリー、Timothy Atack 振付:シェイ=リーン・ボーン |
この素晴らしき世界 演奏:ワン・リパブリック 振付:デヴィット・ウィルソン
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2017-2018 | バレエ音楽『ドン・キホーテ』より ジブシー・ダンス 作曲:レオン・ミンクス 振付:デヴィッド・ウィルソン
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映画『イル・ポスティーノ』サウンドトラックより Morning (Love Sonnet XXVII) Theme Mi Mancherai 作曲:ルイス・エンリケス・バカロフ 振付:デヴィッド・ウィルソン
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There's Nothing Holdin' Me Back ボーカル:ショーン・メンデス 映画『イル・ポスティーノ』サウンドトラックより Peanut Butter Jelly この素晴らしき世界 |
2016-2017 | 映画『コーラスライン』サウンドトラックより Overture to A Chorus Line I Hope I Get It I Can Do That 作曲:マーヴィン・ハムリッシュ 振付:デヴィッド・ウィルソン |
映画『イル・ポスティーノ』サウンドトラックより Morning (Love Sonnet XXVII) Theme Mi Mancherai 作曲:ルイス・エンリケス・バカロフ 振付:デヴィッド・ウィルソン |
映画『ムーラン・ルージュ』サウンドトラックより One Day I'll Fly Away ボーカル:ニコール・キッドマン 振付:シンディ・スチュアート、ジョイ・ラッセル Peanut Butter Jelly 曲:ギャランティス |
2015-2016 | ポル・ウナ・カベサ 作曲:カルロス・ガルデル 振付:宮本賢二 死の舞踏 作曲:カミーユ・サン=サーンス 振付:シンディ・スチュアート |
白鳥の湖 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 振付:宮本賢二 |
映画『ムーラン・ルージュ』サウンドトラックより One Day I'll Fly Away ボーカル:ニコール・キッドマン |
2014-2015 | 死の舞踏 作曲:カミーユ・サン=サーンス 振付:シンディ・スチュアート |
ピアノ協奏曲第3番 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ 振付:シンディ・スチュアート |
脚注
- ^ 4대륙 피겨 특집 평창 피겨 팀, 2018년에는 '드림팀' 꿈꾼다
- ^ 한겨레. “[北京五輪]チャ・ジュンファン、韓国男子フィギュア史上初の五輪トップ5入り”. japan.hani.co.kr. 2022年10月29日閲覧。
- ^ Junhwan Cha (KOR): “I can work hard, but with a smile”
外部リンク
- 国際スケート連盟によるチャ・ジュンファンのバイオグラフィー
- チャ・ジュンファン(jun_july_august)-Instagram