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JR四国2000系気動車

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2000系気動車
(共通事項)
2000系気動車で運転されていた頃の特急「南風」
(2008年10月12日 / 茶屋町駅)
基本情報
運用者 四国旅客鉄道(JR四国)
土佐くろしお鉄道
製造所 富士重工業
製造年 1989年 - 1998年
製造数 80両(2000系:64両 ・N2000系:16両)
運用開始 1989年3月
主要諸元
軌間 1,067 mm狭軌
最高運転速度 120 km/h
130 km/h(N2000系)
全長 21,300 mm(2000形)
20,800 mm
全幅 2,839 mm
全高 3,385 mm
床面高さ 1,105 mm
車体 ステンレス鋼
台車 制御付自然振子装置組込ロールゴム式ボルスタレス台車
車輪径 810 mm
動力伝達方式 ディーゼル液体式
機関 水冷 直列6気筒 直噴式ディーゼル
インタークーラー付ターボチャージャー
変速機 液体
(電磁油圧式 液体式自動変速式)
制動装置 電気指令式空気ブレーキ
(機関・排気ブレーキ併用)
保安装置 ATS-SS
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2000系気動車(2000けいきどうしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の特急形気動車。本項では土佐くろしお鉄道に在籍していた同形式についても解説する。

概要

四国島内の高速道路網整備に伴い、特に四国山地を縦断し急勾配・急カーブが続く土讃線における特急列車の速度向上を目的としてJR四国と鉄道総合技術研究所(鉄道総研)が共同で開発した日本初となる制御付振り子式車両であり、振り子式気動車としては世界初の導入例となった。

西暦2000年を目前に開発されたことから、『2000系』という、日本国有鉄道(国鉄)式の「キハ」等の文字を使用せず四桁数字だけで表記する私鉄車両のような形式称号が付与され[1][注 1]、以後、JR四国の新製車両はすべて四桁数字の形式称号を名乗ることとなった[注 2]

試作車両のTSEは1990年鉄道友の会ローレル賞」を受賞している。

車両概説

本形式は製作年度により以下の3種類があるが、TSE+量産,量産+Nといったように1両単位[注 3]で自由に編成を組むことが可能である。本項では共通事項について述べ、制作時期毎の差異については当該項目を参照。

オールステンレス車体を採用し、客用扉はキハ185系に合わせて片側2箇所にプラグドアを採用した。客用扉が開いたまま動き出しても、5km/hを超えると自動的に閉まるようになっている。

ブレーキシステムは電気指令式空気ブレーキで、制動距離の短縮のために機関ブレーキ排気ブレーキを併用している。重心を下げるため車輪径を810mmに小径化し、客用扉部分のステップをなくす[注 4]とともに、ステンレス製の車体外板に1.2mm厚[注 5]の薄いものを使用して車体の軽量化を図っている。連結器は密着連結器が採用された。

TSEと量産車のエンジンはコマツ製の直噴式SA6D125H形[注 6]で出力は330PS、N2000系のエンジンはSA6D125H-1A形で出力は355PS。新潟コンバータの直結2段式液体変速機TACN22-1601との組み合わせで、25パーミル上り勾配での均衡速度は95km/hを達成している。

制御付自然振り子式気動車の実現

気動車における自然振り子式は、エンジンから台車への動力伝達の反作用として生じる車体への回転力によって技術的に困難と考えられていたが、当形式では1両に2基のエンジンを対称に搭載し、エンジンの回転方向を互いに逆向きにし反作用を相殺させることで実現した[注 7]

同時に当形式では、遠心力による車体傾斜に先行して油圧装置によって車体傾斜・傾斜復元をさせ、381系で課題であった傾斜タイミングの遅れによる乗り心地の問題の改善を図る「制御付自然振り子方式」が採用された。
この方式はあらかじめ走行線区の線形データをコンピュータに記憶させ、これに応じて車体傾斜させるため、線形データが入っていない線区では振り子が使用できない。また、当形式では四国島外においては振り子を使用しない。振り子機構はコロ式。振り子作用時の車体最大傾斜角は5°で、曲線半径600mで本則+30km/hの120km/hの運転を可能とした。

詳細は車体傾斜式車両の当該項目を参照のこと。

形態別解説

試作車両「TSE」

2000系気動車
(試作車 TSE)
2000系試作車「TSE」による特急「しまんと51号」
基本情報
運用者 四国旅客鉄道(JR四国)
製造年 1989年
製造数 3両
運用開始 1989年3月
引退 2018年3月17日(定期運用)
2018年7月3日(臨時運用)
廃車 2019年3月31日
主要諸元
最高運転速度 120 km/h
車両定員 46名→48名(2000形)
43名[注 8]→48名(2100形)
54名→56名(2200形)
自重 38.9 t(2000形)
39.6 t(2100形)
37.0 t(2200形)
台車 S-DT56形(台車枠は溶接構造)
機関 SA6D-125H形
機関出力 330 PS/2,000 rpm×2基 / 両
変速機 TACN22-1601形
変速段 変速1段・直結2段
制動装置 踏面両抱式(特殊鋳鉄制輪子)
第30回(1990年
ローレル賞受賞車両
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1989年平成元年)に富士重工業で製作された試作編成3両で[4]、「TSE[注 9]愛称を持つ。最高運転速度は120km/h。テープ式(1993年に音声合成式へ交換)の自動放送装置やLED車内案内表示装置行先表示器(2201を除く)を備えている。

座席冷房吹き出し口はキハ185系の流れを汲んでおり、冷風吹き出し口は観光バスのように荷物棚の下に各自で風量・風向の調節が可能なタイプが設けられている。

登場当初は、万が一量産化に失敗した時に備え、AV装置を搭載して前面展望の映像を流したりしたほか、連結面の内側に化粧板パネルを設置したり、座席は少し窓側を向くように固定できるようにしたなど、団体専用列車としても使用可能であった[5]。その後、量産化改造時に座席を窓側へ固定出来ないようにしたほか、AV装置は撤去し、2001、2201ではAV装置前に二人用座席を1つ増設、2101ではソファーを撤去し二人用座席を8つ取り付けた。

座席の前後間隔はキハ185系より40mm拡大した980mmとしている。2001、2201の座席は増設部も含めて全面モケット張りの同じ座席だが、2101の座席は元ソファースペースを含む4列が量産車と同じバックシェルタイプ(後述)の座席とされた。

前述の通り「ローレル賞」および「日本機械学会賞」を受賞。これを受けて一時期、2001の前面中央部に大型の、2101運転席上部に小型横長の「'90 LAUREL PRIZE」と表記されたステッカーが貼付されていた。

2018年(平成30年)3月17日の宇和海2号の運行をもって定期運行を終了し、同年7月3日に廃車を前提とした多度津工場への運転で客扱いを終了、3両とも2019年3月31日付で廃車された[6]。中間の2201号は解体され、2001-2101の2両が多度津工場にて保存されている。

2000形(2001)
編成の下り方先頭に組成される、運転台付きの普通車。定員48名(登場時は46名)。振子制御装置を搭載し、行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。登場時は密着自動連結器で、運転台がある側に大きなカバーを備えていたが、後にカバーを撤去したうえで密着連結器+電気連結器に変更された。後に運転台がない側も密着連結器+電気連結器に変更された。
2100形(2101)
編成の上り方先頭に組成される、運転台付きの普通車。定員48名。2001とは異なり平面的な前面である。行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。
登場時は2分割式プラグドアの外側貫通扉が設置されていた。後に板式のヘッドマークが取り付けられた時期もあったが、量産化改造の際にプラグドアレールを外して外側貫通扉を撤去し、幌が取り付けられた。高松運転所に転属した際に幌は撤去されて外側貫通扉の代替となる板が付いた。この板にはヘッドマーク掛けがないため、ヘッドマークが掲出されていない。
かつては運転台がない車端寄りに、線路方向に座席を配したソファースペースが設けられていた(この当時の定員は座席36名、ソファー7名)。登場時は密着自動連結器で、キハ185系と併結できるような仕様になっていたが、実際に連結されて営業運転されたことはなかった。後に量産化改造で運転台がある側が密着連結器+電気連結器に変更された。後に運転台がない側も密着連結器+電気連結器に変更された。
2200形(2201)
編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員56名(登場時は54名)。業務用室、車販準備室、車掌室、テレホンカード公衆電話をそなえた電話室を設置(公衆電話は2000年に撤去)。登場時は密着自動連結器だったが、後に密着連結器+電気連結器に変更された。

量産車

JR四国2000系気動車
2000系量産車による特急「南風」(児島駅)
基本情報
運用者 四国旅客鉄道(JR四国)
土佐くろしお鉄道
製造年 1990年 - 1992年
製造数 61両
運用開始 1990年7月
主要諸元
最高運転速度 120 km/h
車両定員 34名[注 10](2000形)
52名(2100形・2150形)
68名(2200形)
自重 39.7 t(2000形)
39.5 t(2100形)
39.6 t(2150形)
37.0 t(2200形)
台車 S-DT56形(台車枠はプレス構造)
S-DT69形(リニューアル車、一部)
機関 SA6D-125H形
機関出力 330 PS/2,000 rpm×2基 / 両
変速機 TACN22-1601形
変速段 変速1段・直結2段
制動装置 踏面両抱式(増粘着式合成制輪子)
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試作車両「TSE」での性能試験を経て1990年から富士重工業で量産された車両である[4]。このグループには、JR四国の所有車と土佐くろしお鉄道の所有車がある。最高運転速度は「TSE」と同じ120km/h。

TSEからの変更点として、先頭車には幕式の列車愛称表示器が設けられたほか[4]前照灯を2灯式から4灯式に変更、前面ブラックフェイス化による昼間時の遠方視認性低下を考慮して、前照灯・尾灯ユニット付近に警戒色として黄橙色の帯が入れられた。座席の背面をFRP製化粧板で覆ったバックシェルタイプに変更。座席の前後間隔は新設のグリーン席がキハ185系より10mm拡大した1,170mm、普通車はTSEと同じ980mm。各席の荷物棚下の冷風吹き出し口を廃止し、車体側面の乗降ドア脇にはLED式の号車番号表示器が設置され、車内の仕切扉の機構は空気式から電気式に、連結器は密着自動連結器から密着連結器+電気連結器に変更されている[4]。なお、自動放送装置は音声合成型のテープ音源が導入されていたが、2004年にTSEを含む全車両がICメモリ音源に変更された。

土佐くろしお鉄道所有の4両(2030, 2130, 2230, 2231)は車体中央に土佐くろしお鉄道のロゴマーク(TKT)が、2030と2130は車端に国民休暇県高知のマークがそれぞれあること以外は同一仕様で製造され、高知運転所に配置された。車両番号は十位を3として区別している。1990年11月の運用開始時は4両が同じ運用に入っており、後に1両単位で運用されるようになったが、「アンパンマン列車」化以降は4両固定編成で運用されていた。

1991年(平成3年)には西日本旅客鉄道広島支社に貸し出され、芸備線で試験走行を行った[7]

当初は瀬戸大橋上での騒音対策のため、キハ181系、キハ185系と同様に神道山トンネル - 北備讃瀬戸大橋中央付近で65km/h運転を行う措置が取られていたが、曲線通過速度や最高運転速度の引き上げにより、所要時間が最大で約40分短縮された。なお、1993年(「うずしお」のみ1998年)からは8000系電車と同じ95km/hで減速区間を通過している。

また、一部列車が児島駅を通過していた時期のJR西日本とJR四国の乗務員交代は多度津駅で行うか、乗務員交代を行わずにJR四国の乗務員が岡山駅まで乗務していた。2020年現在は全ての特急列車が児島駅に停車し、JR西日本とJR四国の乗務員交代を行っている。

2007年頃には、大半の車両の客用扉が窓ガラス面積の小さいものに交換され、2008年からは同年3月15日の完全禁煙化に先行し、喫煙車として運用されない車両は肘掛けの灰皿の撤去も行われた。

2000形(2002 - 2011, 2030)
編成の下り方に組成される、運転台付きの非貫通型先頭車。「TSE」の全席普通車からグリーン・普通合造車に変更されている。定員はグリーン席18名(3列×6)・普通席16名(4列×4)。振子制御装置を搭載しており、行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。グリーン室の荷物棚には当初蓋が設置されたが、蓋の落下事故を受けて通常の荷物棚に改修された。車販準備室とカード式公衆電話が普通席寄りデッキに設置されていたが、後に撤去され車販準備室跡には清涼飲料水自動販売機が設置された。
2100形(2102 - 2123, 2130)
編成の上り方に組成される、運転台付きの貫通型先頭車。全席普通車で、定員52名。行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。2101から前面デザインが変更され、貫通扉も一般的な片開き式になった。機器配置の見直しで、2101より定員が増えた。一部の車両では洗面所を撤去して喫煙ルームを設置する改造がされている。
2150形(2151 - 2157)
編成の下り方に組成される、運転台付きの貫通型先頭車。全席普通車で、定員52名。内装・外装ともに2100形とほぼ同一だが、グリーン車非連結の運用に対応するため、振子制御装置を搭載している。行先表示器とトイレ・洗面所を設置。
2200形(2202 - 2219, 2230, 2231)
編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員68名。2201にあった業務用室、車販準備室、車掌室、電話室が廃止され、定員が増えた。

ギャラリー

N2000系

2000系気動車
(改良型 N2000系)
N2000系による特急「うずしお」
(2003年8月13日 / 徳島駅)
基本情報
運用者 四国旅客鉄道(JR四国)
製造所 富士重工業
製造年 1995年 - 1998年
製造数 16両
運用開始 1997年
主要諸元
最高運転速度 130 km/h
車両定員 47名(2400形)
52名(2450形)
68名(2500形)
自重 39.5 t(2400形 2424)
39.8 t(2400形 2425 - 2429)
39.6 t(2450形 2458)
39.9 t(2450形 2459 - 2463)
37.0 t(2500形)
台車 S-DT61形
機関 SA6D-125H-1形
機関出力 355 PS/2,000 rpm×2基 / 両
変速機 TACN22-1601形
変速段 変速1段・直結2段
制動装置 ディスクキャリパ式(車輪ディスクブレーキ)
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N2000系の通称を持つこのグループは、最高速度130km/h運転を目的として高徳線向けに製造された改良型で、16両全車が富士重工業で製造された。

改良には智頭急行HOT7000系気動車の技術がフィードバックされており、搭載エンジンの出力は330PSから355PS(コマツ製SA6D125H-1A)に増強された。基礎ブレーキ装置も量産車の踏面ブレーキからディスクブレーキに改められ、滑走防止装置が搭載された。また、環境問題を考慮して、冷房装置の冷媒には代替フロンが使用されている。

1995年(平成7年)に先行車2両(2424, 2458)が、1997年(平成9年)に中間車2500形が量産車として落成し、同年の年末年始繁忙期輸送で営業運転を開始した。1998年から量産車の先頭車2400・2450形が登場し、最終的に量産車は3形式合わせ14両が製造された。なお、本形式の増備を最後に、JR四国では2003年快速マリンライナー」向け5000系が登場するまでの約5年間、車両の新製投入がなかった(その間、2000年にJR東日本から113系12両を購入)。

先行車は当初、従来の2100形と外観や座席がほぼ同じだが、貫通扉、客用扉の色が赤色とされ、黄色の前面警戒色の帯が太いことで区別されていた(2424には車椅子対応の座席及び2000系で初の洋式トイレを設置)。その後の量産車2400・2450形では従来車よりも運転台を高くした構造のスタイリッシュな前頭部、車体側面の窓周りの帯を紺色とローズピンクのツートンカラーとし、先行車2両のカラーリングも量産車に準じたものに変更された。

量産車の座席は8000系電車と同様全面モケット張りになっている。客用扉のロック方式が2000系量産車、N2000系先行車と異なり、5km/hを超えるとロックされる。座席の前後間隔はTSE、量産車、N2000先行車と同じ980mmとしている。グリーン・普通合造車はなく、2400形・2450形・2500形の各形式があり、車両番号は従来車の続番+300とされた。2425 - 2429では小便所も設置されている。

また、トイレにはそれまで地域性を理由に採用が見送られていた洋式便所がJR四国では初めて設置された。

2400形(2424, 2425 - 2429)
上り方先頭車で、全席普通車。定員47名。行先表示器を装備し、洋式トイレ小便所(2424は設置なし)、洗面所、車椅子対応座席が設置[注 11]されている。前面助士席寄り窓下には「SHIKOKU」の文字が、乗務員室下側面に「N2000」の文字が表記されている。洗面所を撤去して喫煙ルームを設置する改造がされている。
2450形(2458, 2459 - 2463)
下り方先頭車で、全席普通車。定員52名。行先表示器と振子制御装置を搭載し、トイレと洗面所を設置。量産車はトイレ寄りデッキにカード式公衆電話が設置されていたが、後に撤去された。
2500形(2520 - 2523)
編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員68名。

リニューアル工事

2010年から室内設備のリニューアルが開始された。対象は量産型先頭車38両(うちグリーン席付き車9両)、N2000系12両の先頭車両・計50両[注 12]で、中間車の2200形、2500形は対象外となる。

コンセプトは8000系のリニューアル時に掲げていた「癒しの国四国」を踏襲して床や壁、デッキを木目調とし、2000系普通車は全面モケット張り座席に交換し、腰掛けモケットを変更、グリーン席はモケットの張り替えを実施した。また、2000形でアンパンマン列車に使用される2004と2007ではトイレを洋式化し、客層を考慮してベビーシート・ベビーキープを設置。その他の2000形・2100形・2150形・2450形の各形式は和式トイレのままだが、壁面と便器を交換した。なお、アンパンマン列車におけるリニューアルとは別であるため、アンパンマンシートは変更されていない。

2010年9月24日、完成した普通車先頭車(2121)が報道陣に公開された。同年以降年間で7、8両の改造を予定していた[8][9]が、最終的なリニューアルは以下の23両にとどまっている。このうち2004と2007では上記の通り、トイレの洋式化とベビーシート・ベビーキープの設置のほか、グリーン席の各席の窓側足下にモバイル用コンセントが設置された[10]。また、2021年度からは2450形のトイレも洋式化を進めていくこととしている。

  • 2000形:4両(2003, 2004, 2007, 2010)
  • 2100形:14両(2103 - 2105, 2107, 2109, 2110, 2113 - 2115, 2117 - 2119, 2121, 2123)
  • 2150形:5両(2151 - 2153, 2155, 2156)

また、リニューアル車のうち、2700系投入完了後も残存する見込み[11]である5両の2150型は台車をS-DT69形に換装[12]し、6両の2100型には同じく台車換装のほかトイレ洋式化を施工[13]している。

運用の変遷

1989年にTSEが高松運転所に配置され、特急「南風」、「しまんと」の臨時列車として運用を開始。1990年(平成2年)には編成ごと方向転換し、量産化改造のうえで松山運転所に転出、主に岡山駅 - 松山駅間で「しおかぜ」増結車として使用された。

1993年(平成5年)には予讃線特急に8000系が投入されたことにより、方向転換されて再度高松運転所に配置された。土讃線特急の「あしずり」「しまんと」の特定運用や、中間車2201を外した2001と2101の2両での運用、2101の外側貫通扉の代替とされる板を外し2001+2101+2100形の編成を組んで「しまんと」での運用などに用いられた。2001、2101の連結側と2201の連結器が量産車と同じ密着連結器+電気連結器に交換された後は、2001 + 2201 + 2100形または2400形の3両、2150形または2450形 + 2101の2両で伊予西条駅 - 高松駅 - 徳島駅間の「うずしお」に運用されるなど、様々な使い方がされていた。

2003年(平成15年)10月に松山運転所に再転属され、2200形1両を組み込んだ4両編成で特急「宇和海」のほか2005年(平成17年)3月までは朝の高松発宇和島行き1本と夜の松山発高松行き1本の特急「いしづち」でも運用されていた。2006年(平成18年)3月18日改正からはTSEとして落成した車両のみの3両編成に減車し、一部の「宇和海」で運用された。

量産車は1990年(平成2年)7月からダイヤはキハ185系のまま「南風」「しまんと」運用に入り、同年11月21日のダイヤ改正後は岡山発着の「しおかぜ」「南風」の大部分を置き換え[注 13]、2000系のダイヤとしての運転開始当初は宇多津駅 - 高松駅間には入線しなかった。

2005年3月2日に土佐くろしお鉄道宿毛駅構内で発生した列車衝突事故で、事故編成3両の前2両(2008・2218)が大破した。宿毛駅復旧作業の開始により、当初は現地にて解体搬出の予定だったが、大型クレーンでつり上げて撤去された(2両とも同年3月31日付で罹災廃車となり解体された)。比較的損傷の少なかった2116は多度津工場へ回送・修理された後に営業運転に復帰した。廃車となった2両の代替新造はされていないが、その代替補充分として松山運転所の2006が高知運転所配置とされ、続いて2006年3月18日付で2206も同所に転入した。予備のすべての車両が高松・松山・高知の共通運用となっている。

高松運転所に所属していた2218と2219は、それぞれ松山運転所と高知運転所へ転属している。また、松山運転所に所属していた2211(2011年3月12日付)と2209(2012年3月17日付)が高知運転所へ転属している。

2014年(平成26年)から2016年(平成28年)にかけ、本系列の取り換え名目で空気ばね車体傾斜式の8600系電車が新製され、「しおかぜ」「いしづち」に投入されたが、実際はこれに伴う本系列の廃車は発生せず、この2つの特急列車からの撤退に伴う予備車の捻出に留まった。

2016年3月には、同月26日のダイヤ改正から「宇和海」の指定席車両が2150形から2100形に変更されることに対応して、すでに車内天井に指定席区画表示板を取り付け済みだった高知運転所所属車(2105, 2106, 2108, 2115 - 2117)と、取り付けていない松山運転所所属車(2109-2114, 2118)との相互転配属が実施された。

2018年3月には、N2000系が初めて松山運転所に3両配置された。これは、「うずしお」の2600系投入列車増や高松 - 伊予西条間の特急を電車化することで捻出したものである[14]。なお、転入したN2000系は2000系量産車と共通運用であり、最高速度も120km/hに抑えられている。また、「宇和海」の2両編成で運転の列車が増えたことにより、2217が松山運転所から高知運転所へ転属した[15]。この配置に試作車「TSE」が「宇和海2号」で定期運行を終了し(このうち2001については、改正後も当分の間予備車として活用されていた[16])、同年6月から3回にわたってさよなら運転ツアーを実施、3回目となる同年7月3日に多度津工場への営業運転をもって引退した[17][18][19]

2017年(平成29年)2月には本系列の老朽取り換え用として、空気ばね車体傾斜式で最高運転速度120km/hの2600系気動車の量産先行車4両が新製され[20]、試験運転後、同年12月から高徳線の「うずしお」の3往復に投入された[21]。しかし、同系列については土讃線の連続曲線での走行に課題があるため、量産は断念された[22]。以後の新製・本系列の置換えは、2600系をベースとした最高運転速度130km/hの振子式車両2700系気動車により行われ[21][23]2019年1月に4両(2編成)が導入された[24][25][26]。同年9月28日より正式運用が始まり、以後は2000系の転属及び廃車が行われている。高徳線では2020年7月18日をもって定期運用が終了した[27]

2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正で、「南風」「しまんと」の全列車と「あしずり」1往復が2700系に置き換えられ、2000系は高知駅以北の定期運用を終了した(岡山駅・高松駅への乗り入れも終了)[28][29][30]。同時に普通・グリーン合造車の2000形と中間車の2200形も定期運用を終了した[29]

現況

2021年3月13日以後は、すべての車両が製造年次に関係なく共通で以下の列車に使用されている[31]。一部は予讃線で「アンパンマン列車」として運転されている。

  • 特急「宇和海」:全列車(下り5・11・17・31号/上り4・10・16・22号はアンパンマン列車で運転)
  • 特急「あしずり」(高知-中村):5往復(下り5・9・15号/上り2・8・14号を除く)
稼働中の車両の配置内訳(2021年9月中旬時点)

量産車はすべて内装リニューアル・台車換装施工車,2100形はすべて洋式トイレ化施工車

  • 松山運転所:20両
    • 2100形:2両(2105,2117)
    • 2150形:2両(2151,2152)
    • 2400形:6両(2424 - 2429)
    • 2450形:6両(2458 - 2463)
    • 2500形:4両(2520 - 2523)
  • 高知運転所:7両
    • 2100形:4両(2103,2118,2121,2123)
    • 2150形:3両(2153,2155,2156)

車歴表

JR四国

2000系(試作車・量産車)

車両形式 製造区分 車両番号 製造 落成(配置) 転属(配置) 除籍(配置) アンパンマン列車 備考
2000形 試作車 2001 富士 1989年02月28日(高松)[32] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
1992年07月23日(松山→高松)[34]
2003年10月01日(高松→松山)[35]
2019年03月31日(松山)[36]   多度津工場にて保存
量産車 2002 富士 1990年07月16日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→高知)[33] 2020年07月31日(高知)[37]    
2003 1990年07月25日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
1993年03月18日(松山→高知)[34]
2019年03月16日(高知→松山)[36]
2019年12月31日(松山)[38]    
2004 1990年09月29日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
2016年03月26日(松山→高知)[39]
2021年03月31日(高知)[37] 予讃線「ばいきんまん号」  
2005 1990年09月29日(松山)[33] 2019年03月16日(松山→高知)[36] 2019年11月30日(高知)[38] 予讃線「ドキンちゃん号」  
2006 1990年11月18日(松山)[33] 2005年05月01日(松山→高知)[40] 2020年07月31日(高知)[37] 土讃線予備車  
2007 1990年11月27日(高知)[33] - 2020年08月31日(高知)[37] 土讃線1号(ブルー→グリーン)  
2008 1991年10月31日(高知)[41] - 2005年03月31日(高知)[42]   宿毛駅衝突事故廃車
2009 - 現行(高知)    
2010 1991年11月26日(高知)[41] - 2021年03月31日(高知)[37]    
2011 - 2019年12月31日(高知)[38]    
2100形 試作車 2101 富士 1989年02月28日(高松)[32] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
1992年07月23日(松山→高松)[34]
2003年10月01日(高松→松山)[35]
2019年03月31日(松山)[36]   多度津工場にて保存
量産車 2102 富士 1990年07月16日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→高知)[33] 現行(高知)    
2103    
2104 1990年07月25日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→高知)[33] 2020年08月31日(高知)[37] 土讃線1号(ブルー→グリーン)  
2105 1990年11月21日(高松→高知)[33]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
現行(松山)    
2106 1990年09月29日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
1993年03月18日(松山→高知)[34]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
2021年03月31日(松山)[37]    
2107 1990年09月29日(松山)[33] - 2019年09月30日(松山)[38] 予讃線「カレーパンマン号」  
2108 1990年11月13日(松山)[33] 2003年10月01日(松山→高知)[35]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
2019年03月31日(松山)[36]    
2109 2016年03月26日(松山→高知)[39] 現行(高知) 予讃線「しょくぱんまん号」  
2110 1990年11月18日(松山)[33] 2016年03月26日(松山→高知)[39]
2019年09月28日(高知→松山)[38]
2020年09月30日(松山)[37] 予讃線「クリームパンダ号」  
2111 2016年03月26日(松山→高知)[39] 2020年07月31日(高知)[37]    
2112    
2113 1990年11月27日(高知)[33] 1995年04月05日(高知→松山)[43]
2016年03月26日(松山→高知)[39]
予讃線「メロンパンナちゃん号」
→予讃線「メロンパンナ号」
 
2114 1991年10月31日(高松)[41] 1995年04月05日(高松→松山)[43]
2016年03月26日(松山→高知)[39]
2019年09月28日(高知→松山)[38]
現行(松山)    
2115 1998年03月14日(高松→高知)[44]
1998年10月01日(高知→高松)[45]
2003年10月01日(高松→高知)[35]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
2020年09月30日(松山)[37]    
2116 1998年03月14日(高松→高知)[44]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
2020年07月31日(松山)[37]    
2117 2003年10月01日(高松→高知)[35]
2016年03月26日(高知→松山)[39]
現行(松山) 予讃線「宇和海アンパンマン列車」  
2118 1991年11月26日(高松)[41] 2003年10月01日(高松→高知)[35]
2012年03月17日(高知→松山)[46]
2016年03月26日(松山→高知)[39]
現行(高知)    
2119 2003年10月01日(高松→高知)[35]
2019年03月16日(高知→松山)[36]
現行(松山)    
2120 - 2020年08月31日(高松)[37]    
2121 2021年03月13日(高松→高知)[37] 現行(高知)    
2122 1992年06月30日(高松)[34] - 現行(高松)    
2123 1992年06月30日(松山)[34] 1993年03月18日(松山→高松)[34]
2021年03月13日(高松→高知)[37]
現行(高知)    
2150形 量産車 2151 富士 1990年09月29日(松山)[33] - 現行(松山)    
2152 1991年10月31日(高松)[41] 1995年04月05日(高松→松山)[43] 予讃線「ロールパンナ号」
→予讃線「宇和海アンパンマン列車」
 
2153 2021年03月13日(高松→高知)[37] 現行(高知)    
2154 1991年11月26日(高松)[41] 1993年03月18日(高松→高知)[34]
1993年10月01日(高知→高松)[47]
2021年03月31日(高松)[37]    
2155 1993年03月18日(高松→松山)[34]
2003年10月01日(松山→高松)[35]
2021年03月13日(高松→高知)[37]
現行(高知)    
2156 1992年06月30日(高松)[34] 1993年03月18日(高松→松山)[34]
2020年07月18日(松山→高知)[37]
  前照灯LED化
2157 1992年06月30日(松山)[34] 2020年07月21日(松山→高知)[37]    
2200形 試作車 2201 富士 1989年02月28日(高松)[32] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
1992年07月23日(松山→高松)[34]
2003年10月01日(高松→松山)[35]
2018年12月31日(松山)[36]    
量産車 2202 富士 1990年07月16日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→高知)[33]
1998年10月01日(高知→高松)[45]
2003年10月01日(高松→高知)[35]
2018年03月31日(高知)[48]    
2203 1990年11月21日(高松→高知)[33] 2018年12月31日(高知)[36] 土讃線1号(ブルー)  
2204 1990年11月21日(高松→松山)[33] 2019年09月30日(松山)[38] 予讃線「おむすびまんトリオ号」
→予讃線「おむすびまん号」
 
2205 1990年07月25日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→松山)[33]
2003年10月01日(松山→高知)[35]
2021年03月31日(高知)[37]    
2206 1990年11月21日(高松→松山)[33]
2006年03月18日(松山→高知)[40]
2019年09月30日(高知)[38]    
2207 1990年11月21日(高松→松山)[33] 2018年03月31日(松山)[48]    
2208 1990年09月29日(高松)[33] 1990年11月21日(高松→松山)[33] 2020年07月31日(松山)[37] 予讃線「どんぶりまんトリオ号」  
2209 1990年09月29日(松山)[33] 2012年03月17日(松山→高知)[46] 2020年01月31日(高知)[38]    
2210 1990年11月13日(松山)[33] 2016年03月26日(松山→高知)[39] 2020年07月31日(高知)[37] 予讃線「あかちゃんまん号」  
2211 2011年03月12日(松山→高知)[49]
2015年03月14日(高知→松山)[50]
2016年03月26日(松山→高知)[39]
2021年03月31日(高知)[37]    
2212 1990年11月18日(松山)[33] 1993年03月18日(松山→高松)[34]
1993年10月01日(高松→高知)[47]
2020年08月31日(高知)[37] 土讃線1号(ブルー→グリーン)  
2213 1990年11月27日(高知)[33] - 現行(高知)    
2214 1991年10月31日(高松)[41] 1997年07月19日(高松→松山)[44]
2019年09月28日(松山→高知)[38]
2021年03月31日(高知)[37]    
2215 1997年07月23日(高松→松山)[44]
2019年09月28日(松山→高知)[38]
2020年07月31日(高知)[37]    
2216 1991年11月26日(高松)[41] 1997年07月23日(高松→松山)[44] 2021年03月31日(松山)[37]    
2217 1997年07月29日(高松→松山)[44]
2018年03月17日(松山→高知)[48]
2019年09月30日(高知)[38] 予讃線「パンこうじょうのなかま号」  
2218 1992年06月30日(高松)[34] 2003年10月01日(高松→高知)[35] 2005年03月31日(高知)[42]   宿毛駅衝突事故廃車
2219 1992年06月30日(松山)[34] 1993年03月18日(松山→高松)[34]
2003年10月01日(高松→高知)[35]
2019年09月30日(高知)[38]    

N2000系(改良型)

車両形式 製造区分 車両番号 製造 落成(配置) 転属(配置) 除籍(配置) 備考
2400形 先行車 2424 富士 1995年03月28日(高知)[51] 1998年03月14日(高知→高松)[44]
2021年03月13日(高松→松山)[37]
現行(松山)  
量産車 2425 富士 1998年01月13日(高松)[44] 2019年09月28日(高松→松山)[38] 現行(松山)  前照灯LED化
2426 2018年03月17日(高松→松山)[48]  
2427 2020年07月18日(高松→松山)[37]  
2428 1998年09月09日(高松)[45] 2020年07月21日(高松→松山)[37]  
2429 2021年03月13日(高松→松山)[37]  
2450形 先行車 2458 富士 1995年03月28日(高松)[51] 2021年03月13日(高松→松山)[37] 現行(松山)  
量産車 2459 富士 1998年01月13日(高松)[44] 現行(松山)  
2460 2018年03月17日(高松→松山)[48]  
2461 2019年09月28日(高松→松山)[38]  
2462 1998年09月09日(高松)[45] 2020年07月21日(高松→松山)[37]  
2463 2020年07月18日(高松→松山)[37]  
2500形 量産車 2520 富士 1997年07月14日(高松)[44] 2020年07月18日(高松→松山)[37] 現行(松山)  
2521 2020年07月21日(高松→松山)[37]  
2522 1997年07月14日(高松)[44] 2019年09月28日(高松→松山)[38]  
2523 2018年03月17日(高松→松山)[48]  

土佐くろしお鉄道

車両形式 製造区分 車両番号 製造 落成(配置) 転属(配置) 除籍(配置) アンパンマン列車 備考
2000形 量産車 2030 富士 1990年10月01日(高知)[33] - 2020年07月31日(高知)[37] 土讃線2号(ピンク→オレンジ)  
2100形 2130  
2200形 2230  
2231  

参考文献

鉄道ファン

付録『車両配置表/車両のデータバンク』

  • 編集部「JRグループ車両のデータ・バンク1988-1989・JR各社車両配置表」『鉄道ファン』第29巻第7号(通巻339号)、交友社、1989年7月1日。 
  • 編集部「JRグループ 車両のデータバンク1990-1991・JR各社の車両配置表」『鉄道ファン』第31巻第8号(通巻364号)、交友社、1991年8月1日。 
  • 編集部「JRグループ 車両配置表・JRグループ 車両のデータ・バンク1991-1992」『鉄道ファン』第32巻第8号(通巻376号)、交友社、1992年8月1日。 
  • 編集部「JRグループ 車両配置表・JRグループ 車両のデータ・バンク1992-1993」『鉄道ファン』第33巻第8号(通巻388号)、交友社、1993年8月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ 車両のデータバンク1993-1994」『鉄道ファン』第34巻第9号(通巻401号)、交友社、1994年9月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ 車両のデータバンク1994-1995」『鉄道ファン』第35巻第7号(通巻411号)、交友社、1995年7月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ 車両のデータバンク1995-1996」『鉄道ファン』第36巻第7号(通巻423号)、交友社、1996年7月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ 車両データバンク1997-1998」『鉄道ファン』第38巻第7号(通巻447号)、交友社、1998年7月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ 車両データバンク1998-1999」『鉄道ファン』第39巻第7号(通巻459号)、交友社、1999年7月1日。 
  • 編集部「JRグループ車両のデータバンク・JR各社の車両配置表2003-2004」『鉄道ファン』第44巻第7号(通巻519号)、交友社、2004年7月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ車両のデータバンク2004-2005」『鉄道ファン』第45巻第7号(通巻531号)、交友社、2005年7月1日。 
  • 編集部「JR各社の車両配置表・JRグループ車両のデータバンク2005-2006」『鉄道ファン』第46巻第7号(通巻543号)、交友社、2006年7月1日。 
  • 編集部「JR北海道・東海・西日本・四国・九州の車両配置表とデータバンク2010-2011」『鉄道ファン』第51巻第7号(通巻603号)、交友社、2011年7月1日。 
  • 編集部「JR旅客会社の車両配置表とデータバンク2011-2012」『鉄道ファン』第52巻第7号(通巻615号)、交友社、2012年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/JR車両のデータバンク2014-2015」『鉄道ファン』第55巻第7号(通巻651号)、交友社、2015年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク2015-2016」『鉄道ファン』第56巻第7号(通巻663号)、交友社、2016年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク2017-2018」『鉄道ファン』第58巻第7号(通巻687号)、交友社、2018年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク2018-2019」『鉄道ファン』第59巻第7号(通巻699号)、交友社、2019年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク2019-2020」『鉄道ファン』第60巻第7号(通巻711号)、交友社、2020年7月1日。 
  • 編集部「別冊付録:JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク2020-2021」『鉄道ファン』第61巻第7号(通巻723号)、交友社、2021年7月1日。 

脚注

注釈

  1. ^ 四桁数字だけで形式を表記する私鉄としては、阪急阪神京阪などが存在する。近鉄名鉄などは車両自体は四桁数字のみの表記だが、形式としては「モ」や「ク」等の文字が使用されている。
  2. ^ このほか国鉄から継承した121系2016年から改造工事に伴い7200系に形式変更されている[2]
  3. ^ TSEの中間連結器を密着連結器に交換後。TSEは量産化改造までは、量産車・N2000系と併結不可。量産化改造後は、TSE 3両もしくは2001+2101の2両で併結可能。
  4. ^ TSEおよび量産車導入に際して、ホームの高さが低いでは嵩上げが実施された。
  5. ^ 通常の軽量ステンレス車は1.5mm、他はJR東日本209系電車0番台車に例がある程度である。
  6. ^ JR四国での社内制式名称はないが、東日本旅客鉄道(JR東日本)ではこのエンジンにDMF11HZという社内制式名称を与えている。
  7. ^ 実際には後の実験で、エンジン1基で振り子を作動させても問題はないことが判明している。機関故障で予備車両のやりくりがつかない場合は、エンジン1基のみで振り子を作動させている[3]
  8. ^ 座席36名、ソファー7名。
  9. ^ Trans Shikoku Experimental」(四国横断実験)の略[1]
  10. ^ グリーン席18名、普通席16名。
  11. ^ ベースとなった2100形には設置されていなかったこれらの設備設置場所を確保するため、定員は5名(1列4名+車椅子対応座席横の1名)減少した。このため、車端寄りの小型の客窓がない。
  12. ^ 実際には先頭車が土佐くろしお鉄道籍の2両を含めて53両あるが、どの先頭車両が対象外かは不明。
  13. ^ キハ181系は8000系電車量産車が投入された1993年に全車が廃車された。キハ185系は20両が九州旅客鉄道(JR九州)に譲渡され、JR四国に残った32両のうち一部は普通列車仕様(3000, 3100番台)に改造された(詳細については「国鉄キハ185系気動車」を参照)。

出典

  1. ^ a b 鉄道ファン 1989年4月号(通巻336号) 特集:JR各社のステータス・トレイン』交友社 
  2. ^ “JR四国 121系近郊形直流電車 リニューアル工事実施”. 鉄道ホビダス (ネコ・パブリッシング). (2016年5月12日). http://rail.hobidas.com/news/info/article/jr_121.html 2017年2月24日閲覧。 
  3. ^ 週刊鉄道データファイル 299号』デアゴスティーニ・ジャパン、2009年12月1日。 
  4. ^ a b c d 「JRの現役試作車・量産先行車」『鉄道ジャーナル』第588巻、鉄道ジャーナル社、2015年、99頁。 
  5. ^ 風光明媚!長距離特急「南風」に乗ってみた”. 東洋経済ONLINE (2016年8月23日). 2016年8月23日閲覧。
  6. ^ ジェー・アール・アール『JR気動車客車編成表2019』交通新聞社、2019年、158頁。ISBN 978-4-330-97519-1 
  7. ^ 西日本旅客鉄道広島支社編『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって 1987〜1997』西日本旅客鉄道広島支社、1997年、p.380。
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  9. ^ “特急気動車の内装、木目調に一新/JR四国”. 四国新聞 (四国新聞社). (2010年9月24日). http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20100924000262 2014年11月7日閲覧。 
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関連項目

外部リンク