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軍用手票

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軍用手票(ぐんようしゅひょう)とは、戦争時において占領地もしくは勢力下にて軍隊が現地からの物資調達及びその他の支払いのために発行される紙幣である。これは軍隊が所属する国家の通貨制度とは分離して使用するためのもので、略して「軍票(ぐんぴょう)」と呼ばれている。

日本においては、西郷隆盛が使用した西郷札が軍票の最初であるとされ、その後太平洋戦争で占領地各地で使用された。また戦後沖縄で使用されたB円も軍票の一種といえる。また第二次世界大戦後もアメリカ合衆国が世界各地の米軍基地の兵士の給料としてドル建ての軍票を、1970年代ごろまで支給し使用していた。