さよなら李香蘭
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ドラマ |
『さよなら李香蘭』(さよならりこうらん)は、1989年12月21日と22日の21時00分 - 23時22分に、フジテレビ系列で放送されたテレビドラマ。
概要
人気歌手・李香蘭となった山口淑子の半生を描いた物語。フジテレビ開局30周年記念番組として製作され、視聴率は前編が22.9%、後編が25.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、第27回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。
サブタイトル
- 前編:ラストアクトレス
- 後編:さよなら李香蘭
キャスト
- 甘粕正彦:片岡鶴太郎 - 満州映画協会理事長
- 川島芳子:山田邦子 - 清朝の皇族粛親王の第十四王女
- 児玉英水:三田村邦彦 - 東宝・文芸部員
- 松岡謙一郎:西城秀樹 - 海軍士官、元・外務大臣松岡洋右の長男
- 温貴華:菊池桃子 - 淑子の友人
- 陳雲裳:紺野美沙子 - 上海映画界の女優
- 孟虹:秋本奈緒美 - 満州映画協会・女優
- 周暁波:高嶋政宏 - 満州映画協会・中国人監督
- 呉健平:緒形直人 - 川喜多長政の使用人
- マキノ光雄:堺正章 - 満州映画協会・制作部プロデューサー
- 山梨稔:佐藤B作 - 満州映画協会・総務部長
- 谷本精史:村井国夫 - 満州映画協会・チーフカメラマン
- 東敬三:長塚京三 - 奉天放送局・企画課長
- 張善琨:竜雷太 - 中華聯合製片股份公司・総支配人
- 伏水修:橋爪功 - 映画「支那の夜」の監督
- 長谷川一夫:林与一 - 俳優
- 内田吐夢:藤田敏八 - 映画監督
- 田村泰次郎:勝野洋 - 作家
- 淡谷のり子:井森美幸 - 歌手
- 久米正雄:渥美国泰 - 作家
- 伊藤整:斉藤洋介 - 作家
- 服部良一:服部良次 - 作曲家
スタッフ
制作のエピソード
もともと、このドラマはフジテレビ単独で制作されることで企画が進んでいたが、中国中央電視台との交渉が難航したため、共同テレビが現場での制作を担当することになり、現場スタッフはにフジテレビから共同テレビに交代した。それに伴って降板したスタッフの一人が、当初演出を務めることになっていた和田勉である。[1]
中国ロケの終盤、中国政府側から安全保障が困難との理由で撮影の中止を求められる。それに従い、予定していた撮影の一部をとりやめ、ロケ終了ということにして緊急に帰国した。直後、天安門事件が起こった。[1]