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国防色

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国防色
こくぼうしょく
Kokuboushoku
 
16進表記 #7b6c3e
RGB (123, 108, 62)
CMYK (0, 20, 70, 60)
HSV (45°, 49%, 48%)
マンセル値 -
表示されている色は一例です

国防色(こくぼうしょく)とは、昭和9年(1934年)当時の日本陸軍軍服の色。帯青茶褐色と定義・表現される。

ただし軍服にはその生産時期や階級、夏衣と冬衣の別などによってある程度異なる色調の素材が用いられたため、日本陸軍の軍服は必ずしも単一の色相を示してはいない。特に各々の将校准士官が、ある程度個人の自由で仕立てる事が出来る将校軍衣(私物)に於いては随所に見られ、特に昭和初期から太平洋戦争初期にかけては、服装による自己主張を楽しむ所謂青年将校文化が花開き定着し、それまで殆ど画一化されていた軍帽衣袴初め軍装品の造作に個人差が表れ、絨色も単に国防色・茶褐色といっても差異が多く見られた。

また、軍服の色という意味でカーキ色と呼ばれることもあるが、明治期よりカーキ色と呼ばれてきた帯赤茶褐色(明るい黄土色)や、土埃という本来の意味でのカーキとは異なる色であるので注意が必要である。近年では米軍自衛隊の軍装色であるオリーブドラブと混同される例も散見される。

歴史

関連項目

外部リンク