コンテンツにスキップ

ラクサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Pseudoanas (会話 | 投稿記録) による 2011年5月26日 (木) 15:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ペナン・ラクサを加筆)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ラクサ
ペナンラクサ(アッサムラクサの一種)
中国語
中国語 叻沙
発音記号
標準中国語
漢語拼音lèshā
別名
中国語 喇沙
発音記号
標準中国語
漢語拼音lǎshā
閩南語
閩南語白話字lat-sa
マレー語
マレー語Laksa

ラクサとは、ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた、麺料理である。中華系の子孫を意味するババ・ニョニャの料理 ( ババ・ニョニャ料理 またはニョニャ料理 ) を代表する食べ物である[1]マレーシアシンガポールにおいて一般的に見られる。サンスクリット語の「多くの」を意味する単語(lakh)が語源。

種類には、「カレーラクサ」と「アッサムラクサ」がある。前者はココナッツミルクをベースとしたカレー味であるのに対し、後者は酸味がかった魚介味である。麺は主としてラクサ麺(太い中華麺のようなもの)が使われるが、ライスヌードルが用いられる場合もある。[要出典]

ペナン・ラクサ

麺はコメ粉を使った押しだし麺で、料理名と同じラクサと呼ばれる[1]。この麺を使用した麺料理をペナンではラクサという[2]

ラクサと呼ばれる料理法の共通点は、そのだしが普通は肉ではなく魚やエビからとられることである[2]。このようにラクサは、ニョニャ料理から発達した麺料理であるが、ムスリムに禁じられている豚肉が使われていない[3]。そのため、ラクサはムスリムでも食して差し支えない料理とされ、ムスリムの多いマレーシア全土で食べられている料理となった[3]

脚注

  1. ^ a b 石毛直道 (1991)、p.196
  2. ^ a b 石毛直道 (1991)、p.197
  3. ^ a b 石毛直道 (1991)、p.198

参考文献