ポートフィリップ湾
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ポートフィリップ湾(Port Phillip (Bay) )は、オーストラリア南東部、オーストラリアで第二位の規模の大都市メルボルンを擁する湾である。湾の南西側はベラリン半島(Bellarin Peninsula)と、南東側はモーニングトン半島(Mornington Peninsula)に囲まれている。ベラリン半島の北西側にはジーロングを擁する湾内湾のコライオ湾がある。湾の外はインド洋とタスマン海を結んでいるバス海峡である。湾にはヤラ川などが流れ込んでいる。湾の名はオーストラリア最初の入植団を指揮したアーサー・フィリップに因んでいる。
1982年12月、ポートフィリップ湾北西岸の干潟はラムサール条約登録地となった。また、絶滅危篤種 (en:critically endangered speices) であるダイダイハラオウム(橙腹鸚鵡、仮訳: en:Orange-bellied Parrot)が同湾の3箇所の越冬地とベラリン半島には生息している。
2008年から、メルボルン港へのスーパーコンテナ船の通航を可能にするための湾口・湾内の浚渫工事中であるが、自然環境上の懸念が議論されている。