2010年ベラルーシ大統領選挙
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2010年ベラルーシ大統領選挙とは、2010年12月19日に施行予定のベラルーシの大統領選挙である。
「ヨーロッパ最後の独裁者」との異名で長年ベラルーシに君臨している現職のアレクサンドル・ルカシェンコは、3期もの長きに渡って大統領を務めたことで精神的にも肉体的にも疲れており、選挙に負けることを恐れていないという意向をベルタ通信社（ベラルーシの通信社）に語っている[1]。
また、隣国のロシアは、ルカシェンコ大統領の当選を阻止し、政治の世界から排除し、ベラルーシを事実上吸収合併することを狙っているとされる[2]。また、クレムリンはEUと共闘し、親EU派のアンドレイ・サンニコフを支援するという報道がある[3]。
ルカシェンコは対立候補を「人民の敵」と罵っている[4]。
2010年10月3日、ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領がルカシェンコを「外交的儀礼どころか、人間としての基本的礼儀さえわけまえない」と厳しく批判、ロシアがルカシェンコの当選を望んでいないことが明白となり[5]、ルカシェンコは国際的孤立を深めている。
候補
- アレクサンドル・ルカシェンコ - 現職
- アレス・ミハイレヴィチ - ベラルーシ人民戦線元議長代理
- アンドレイ・サンニコフ - ユーロピアン・ベラルーシのリーダー
- ヴィタル・リマシェウスキ - ベラルーシキリスト教民主党党首
- ミカライ・スタトケヴィチ - ベラルーシ社会民主党党首
- シャルヒー・ハイデュケヴィチ - 自由民主党党首
- ヤロスラフ・ロマンチュク - エコノミスト、ベラルーシ市民連合推薦[6]
- ヴィクトル・テレシチェンコ
撤退した候補
- アラクサンドル・ミリンケヴィチ - ベラルーシ民主化運動の指導者。2010年5月3日に出馬表明したが[7]、9月16日に立候補を取り下げた[8]。
脚注
- ^ “'Weary' Lukashenko has no fear of losing presidency”. RIA NOVOSTI. (2011年4月27日) 2010年5月24日閲覧。
- ^ “露・ベラルーシ情報戦／欺瞞の「同盟」あらわに”. 産経新聞. (2010年7月18日) 2010年7月18日閲覧。
- ^ “Newsweek: Россия и Евросоюз едины в желании свергнуть Лукашенко”. NEWSru.com. (2010年7月12日) 2010年8月21日閲覧。
- ^ “Opposition Leader In Belarus Says Won't Run For President”. Radio Free Europe/Radio Liberty. (2010年9月17日) 2010年9月20日閲覧。
- ^ “ロシア大統領、ベラルーシのルカシェンコ氏を非難 不支持明確に”. 産経新聞. (2010年10月4日) 2010年10月4日閲覧。
- ^ “Belarus opposition nominate 2011 presidential election candidate”. THE FINANCIAL. (2010年5月31日) 2010年6月11日閲覧。
- ^ “Milinkevich Announces Candidacy, Sees Belarus's Future In EU”. Radio Free Europe/Radio Liberty. (2010年5月3日) 2010年5月24日閲覧。
- ^ “Opposition Leader In Belarus Says Won't Run For President”. Radio Free Europe/Radio Liberty. (2010年9月17日) 2010年9月20日閲覧。