豚骨料理
表示
豚骨料理(とんこつりょうり)とは、鹿児島県で作られる郷土料理の一つであり、地元において「豚骨」という言葉はこの料理を指す。
概要
豚骨料理は薩摩藩の武士たちが、戦場や狩場で作ったのが始まりとされる豪快な郷土料理であり、鹿児島県の居酒屋等で大抵メニューにある一般的な料理となっている。また鹿児島中央駅では、これを用いた「豚骨弁当」が名物駅弁となっている。また西郷隆盛の大好物でもあったことが知られている。大久保利通のひ孫に当たる作家・英文学者の吉田健一は『私の食物誌』(中公文庫ほか)で「武骨に見え、繊細な料理」と紹介している。
作り方
豚の三枚身やアバラの骨付き肉を大きめにブツ切りにしたものを、蒟蒻や桜島大根と一緒に鍋へ入れた後、味付けに黒砂糖や鹿児島の味噌そして焼酎を加え、弱火で2~3時間煮込み、柔らかくなったら出来上がりとなる。