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平壌放送

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平壌放送
各種表記
ハングル 평양방송
漢字 平壤放送
発音 ピョンヤンパンソン
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平壌放送(ピョンヤンほうそう)は、朝鮮民主主義人民共和国国営放送である朝鮮中央放送委員会が製作する国外向けラジオ局。 同国から発信される国際放送にはいくつかの言語があるが、現在、平壌放送と称しているのは朝鮮語放送のみ。(日本語をはじめとする外国語放送については、2001年2月に「朝鮮の声放送」に改称された。)

主な周波数は657kHzなど。

歴史

朝鮮中央放送を参照のこと。

内容

朝鮮中央放送とあまり変わらず、プロバガンダ的なニュースや音楽、労働新聞の論評、小説の朗読、ドラマなどを中心に放送している。韓国、在日朝鮮人向けに05:30から06:00までの30分を除くほぼ終日に渡って放送されている(ただし周波数によっては04:00で放送を打ち切るものもある)。

放送開始前のインターバル・シグナルは「金日成将軍の歌」のシンセサイザー・アレンジのものが流れる。開始時は愛国歌の演奏に続いて「栄えあるわが祖国、朝鮮民主主義人民共和国万歳!」「朝鮮人民のすべての勝利の組織者・嚮導(きょうどう)者である朝鮮労働党万歳!」とのスローガンが読み上げられ、次に「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」が流れる。

1962年に開始されて以来、毎日夜に放送されていた金日成放送大学は、2004年10月31日放送分をもって42年間にわたる放送を終えた(ただし、これに代わるものとして同年11月8日よりインターネットを通じての講義が開始されている)。

目的

平壌放送は、対南(韓国)向け・近隣諸国にいる朝鮮人向け・工作員向けの放送とされている。 工作員への指令はかつてこの放送で行われていたとされている。 なお、韓国在住者が平壌放送を聴けないようにするため、韓国政府当局は妨害電波を発信して対処している。日本でも平壌放送の電波とこの妨害電波が混信した状態で受信されることがある。

乱数放送

かつては乱数放送と呼ばれる暗号電文を読み上げる放送をしており、これにより拉致を含むさまざまな指令を工作員に送ってきた経緯がある。 なおこの乱数放送の解読に使う乱数表は、口に入れたり水に浮かべるとすぐに解けるといった紙が使われており機密性が保たれているが、これまで何度も韓国などで見つかり押収されている。

なお、乱数放送は2000年に終了している。(ただし、この放送終了は、一連の工作活動を終了したのではなく、放送以外の指令伝達手段に切り替えたためと言われている。) 2004年9月から復活している模様。(23:00JSTまたは0:00JSTなど6,215kHz付近で受信可能)

受信方法

電波が比較的強く、中継局も多いため、日本国内でもAMラジオの657kHzなど、さまざまな周波数で聞くことができる。